能力を高めるために大事なこと

能力を高めていく際には、いきなり難しいことをしようとしない
難しいこととは、複数のスキルが無いと達成できないようなもの

例えば、1曲通して演奏するなど
曲を演奏するためには、適切な音を上手く慣らすための基本的な奏法を習得しないといけない
そして、適切な音を出すにも複数のスキルが必要となる
ギターだったら、左手の抑える位置、力、場所移動、特定の指だけ動かす、右手ならピックの持ち方、力の入れ方、弦をまたいだ弾き方…
上げていけばキリがない

それだけの無数のスキルが合わさって、ようやく曲を演奏することができる
つまり、曲を演奏するというのは非常に難しい課題なのである
だから、いきなりそれをやろうとしても上手くいくわけがない

能力を高めていく際には、そうしたスキルを細かく分解し、一つ一つ確実に習得していく事が大事
時間がかかるが、能力を高めるにはそうするほかない。
それに、変にショートカットしようとするよりは早くレベルアップすることが可能である。

別の言い方をすれば、できないことを1つずつ潰していくともいえる
そのためには、自分に何ができないのかを知る必要がある
そのためには、そもそもどのようなスキルが存在するのかを理解する必要がある
だから、スキルを細かく分解していく事は重要

人生を良いものにするためにやった方が良い2つのこと

今までの自分の人生を振り返って、何をしたときに人生が好転したかを振り返ってみた。
大きく2つある。
・能力を高める
・言語を用いた思考を習慣化する

能力を高める

今までと違うことに取り組んでみるといい。
・環境を変える、人間関係を変える
・転職
・引越
・やったことのないこと、できそうもないことに挑戦してみる

新しいことをする際は、今まで使わなかった能力を使わないといけない
だから、自分の能力の幅が広がり、人生の可能性が広がる

なぜ?

人生は自分の能力が高まれば高まるほど有利に進めることができるから
日々の勉強や自己研鑽は言うまでもなく重要。

言語を用い思考する習慣を身につける

・本を読む

・文章を書く→日記とか
その際、一段踏み込んで書いてみる
事実を書くのではなく、なぜそれが起こったのか、それは自分にとってどんな意味があるのかなど

なぜ?

言語を介することにより、抽象化能力が高まり、ものごとを上手く処理できるから。

抽象化とは一般化、つまりある事象で上手くいった方法を他の事象に転用できるということ。
別の言い方をすれば再現性が高まるということ。

昔やったある仕事での経験を活かし、今の仕事を有利に進めていく事ができる。
しかし、今と昔の仕事は全く同じではない。
条件や環境などが異なる
だが、自分の経験を一般化できれば、その差異を吸収できる
なぜなら、なぜ上手くいったかを理論化できている、つまり言語で説明できるからである。

「Aという条件があったから、昔の仕事は上手くいった。
しかし、今回の仕事はBという条件がある。
だから、その差異を吸収して仕事を進めないといけない。」
といったようなイメージ。

まとめると、抽象化能力が高まれば、自分の経験を次の問題に転用できるということ。
自分のしてきたことが無駄にならない。
だから、言語を用いた思考を習慣化し、抽象化能力を高めることが重要。

人生が楽しくないのは将来に不安があるから。自分の能力を高めれば人生は楽しくなる。

将来への不安

人生が楽しくないのは不安があるから

人生が楽しくないのは、将来に大きな不安があるからです。
一番多いのは、お金の心配でしょう。
将来、この稼ぎで果たして生活できるのか。
この不安が一番多いかと思います。

そして、この不安があるから人生を楽しむことができません。
目の前の事に対しても、「こんなことをしている場合じゃない。何とかして将来に備えないと」という風に考えてしまいます。
だから、仕事にも趣味にも気分転換にも上の空になってしまいます。
常に頭のどこかに不安が存在しているのです。
だから、何をやっても楽しくないのです。

不安の9割はお金のこと

では、具体的にこの不安とは何かというと、ずばり「お金」のことです。
十分なお金が無い、稼げる保証がないから何をするにも不安になるのです。

では、どうすればこの不安を解消することができるのでしょうか。
簡単なことです。
それはずばり、
・十分なお金を得る
・十分なお金を将来的に得られる仕事に就く
しかありません。
お金がある、将来的に受け取れる保証がありさえすれば、不安は解消します。

転職したら不安が消えた

このように断定するのには理由があります。
私自身、お金の不安がなくなった瞬間、人生が楽しくなったからです。

転職することによって、月々の給料は10万円近く上がりました。
また、仕事のレベルも高度になったので、仮にこの会社をクビになっても、他で十分やっていけるなという自信がつきました。
つまり、不安解消の2つの条件である、
・十分なお金を得る
・十分なお金を将来的に得られる
を満たすことができたわけです。

人生を楽しくするには自分の能力を高めればよい

十分なお金を稼げるようになると人生が楽しくなります。
では、どうすれば十分なお金を稼げるようになるのでしょうか。
そのためには「自分の能力を高める」ことが大事です。

単純に考えて、優秀な人間には相応の給与が支払われます。
そもそも優秀なら会社に勤めなくても自分で稼げばいい話です。
つまり、優秀であれば十分な額のお金を安定的に得られるわけです。

なので、人生がつまらないのであれば、とにかく自分の能力を高めていきましょう。
外部環境のせいにしたい気持ちもわからなくはないですが(社会が悪い、会社が悪い、親の教育が悪いetc…)、それを言っても変わりません。
自分を変えるのは自分の心がけ次第なので可能です。
つまり、一番確実で簡単なのです。

人生を楽しくするために、自分の能力を磨いていきましょう。


成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法

生きていく上で最も重要なのは、「自分の能力を高めること」。

生きていく上で最も重要なのは、「自分の能力を高めること」。
なぜなら、人生の苦労のほとんどは、自分の能力が低いことに起因するから。

PDCAサイクル

人生の苦労の大半は労働から生じる

人生の苦労のほとんどは、労働から生じる。
そしてその苦労は自分の能力が低ければ低いほど増大していく。
例えば、

・人間関係が良くない
・仕事がうまくいかない
・給料が低い
・プライベートな時間が少ない
など。

人間関係が良くない

人間関係が良くない原因は2つしかない。
自分が悪いか、周りが悪いか。
自分が仕事ができなかったり、コミュニケーション能力が低かったり、性格が悪かったりする場合、それは自分のせいである。
これは、自分の能力を高めれば改善できる。
周りの性格が悪かったり、変な派閥があってやりにくいなら、それはまわりのせいである。
これも、自分の能力が高ければ、もっといい環境の会社に行くなどして改善が可能。
つまり、人間関係の問題は自分の能力を高めることで解決できる。

仕事がうまくいかない

仕事がうまくいかない原因も2つしかない。
自分が悪いか、周りが悪いか。
しかし、ほとんどの場合は自分が原因。
つまり、自分の能力が高まれば解決できる。

給料が低い

給料が低いのは、階級が低いか所属する会社が悪いかの2つ。
能力が高まれば、階級は上がる。
また、よりよい待遇の会社に鞍替えすることも可能。
よって、自分の能力を高めれば解決する。

プライベートな時間が少ない

プライベートな時間が少ないのは、身を置く会社が悪い。
残業当たり前な風土だったり、そもそも残業させないと利益が出せない会社であるということ。
だったら、その会社を辞めればいいだけの話。
自分の能力が低くければ、他の会社に採用されない。
また、やっていく自信がないから一歩を踏み出せないかもしれない。
要は、自分の能力を高めれば済む話。

自分で稼げるくらい能力が高ければ、そもそも会社で働く必要がない

そもそも、能力が高ければ、会社で働く必要はない。
自分で稼げばいいだけの話だから。
そうすれば、ここで挙げた苦労は全てなくなる。

金があれば働く必要がなくなる

もっと言えば、金があれば何も苦労しなくて済む。
労働は金を得るために行っている。
金を得るために、しなくてもいい苦労をして消耗している。
金があれば、そんな苦労はしなくてもいいし、能力を高める必要もなくなる。

ただ、それができないからみんな働いている。
働きながらなるべく楽に金を稼ぐためには、自分の能力を高めていくのが一番。

楽に生きるためには、コントロールする力を高めていくことが重要

もっと本質的なことを言うと、「コントロールできる要素を増やしてく」ことが重要。
給料が低い、プライベートな時間が少ない、人間関係が悪い、仕事ができない、などは、それらが自分でコントロールできないものだから。
だからそれらをコントロールできるようになればいい。(自由に給料や環境を変えられるようになる、とうこと)
そのためには、自分の能力を高めればいい。

例えば、今はたくさんお金を持っていれば、安心である。
それは、お金によって多くのものをコントロールできるから。
(ものを買ったり、人を使ったり…)
しかし、ひとたびお金が価値を失ってしまったとしたら、お金しか持たない人は何もコントロールできなくなる。
そういう意味では、より普遍的な「コントロールできる力を持つもの」を増やすのがいい。
(知力とか人脈とか体力とか、よっぽどのことがない限り価値が失われないもの)

とはいえ、絶対に永続な価値あるものというのは存在しない。
いくら知力が高くても、急に病気になって思考力が低下するなど。
そうした場合、一つのものにだけ依存していると弱い。
もし知力を失っても人脈があれば、それによってコントロールする力を維持できる。
こうしたコントロールする力がたくさんあればあるほど、将来への不安はなくなる。

コントロールする力を生み出す能力を高めることが大事

さらに言えば、コントロールする力を増やすのではなく、コントロールする力を生み出す能力を高めることが重要。
わかりやすく言えば、お金を増やすのではなく、お金を増やす能力を高めることの方が重要。
たくさんの友達よりも、たくさんの友達を作る能力を高めることが重要。
一定量あり、そこから自由に増やせないとなると、今度はそれがなくなった時のことを不安に思わないといけなくなる。
しかし、それを自由に増やせるのであれば、別になくなった時のことを不安に思う必要はない。
なくなったらまた増やせばいいだけなので。

つまり、「自分の能力を高める=コントロールする力を生み出す能力を高める」と言うことができる。
この能力が高まれば、ほとんど苦労せずに生きていくことが可能となる。

人生の目的を見つけるための4つの方法

人生の目的を見つける方法

人生がつまらないと感じたことはあるでしょうか。
もしかしたら、現在進行形でそう感じている人もいるかも知れません。
では、どうしたらつまらない人生を変えることができるでしょうか。
そのために必要なのが、人生の目的です。

人生の目的とは、自分の人生でするべきこと、したいこと、目指すべきもの、などといった意味です。
それがあることによって、私たちの行動に規範が生まれます。
それは、目の前のものが目的を達成するために役に立つのかどうか、ということです。
目的に寄与しないならば、それにかかわる必要はないのです。

このような判断基準ができることによって、自分の人生から無駄が排除されます
私たちが人生に不満を感じるのは、無駄なものが多すぎるからです。
したくもない仕事をして、面倒な人間関係に巻き込まれ、考えたくもない将来のことを考え…
そうした「したくないこと」ばかりしているから、人生がどんどんつまらなくなっていきます。

充実した人生を送るためには、人生の目的が必要です。
では、どうすれば人生の目的を見つけることができるのか。
今回はそのことについて見ていきます。

人生の目的とは何か

人生の目的を見つける方法を見ていく前に、まずは人生の目的とは何なのかを考えていきましょう。
人生の目的が何かを知ることで、よりそれを探しやすくなります。

やりたくて仕方ないこと

人生の目的と聞いてまっさきに思い浮かぶのがこれでしょう。
やりたくて仕方ないこと、やっていると我を忘れて没頭してしまうこと、寝る間も惜しんで時間を作っているもの…
それをすること自体が楽しいというようなものです。

こうしたものをしている時間の密度はとても濃いです。
集中力が段違いなので、その作業の中からたくさんのことを学べます。
また、よりよくすするにはどうすればいいか、といったことを自然と考えるため驚異的な速度で成長していきます。
同じ時間を費やすのであれば、こうした好きで好きでたまらないことに費やした方が、大きな成果を出せます

気がつけばやっていること

人には誰しも気がつけばやってしまっていることがあるかと思います。
気付けば鼻歌を歌っている、ノートの端に絵を描いている、仕事中に別のことにふけってしまう。
このように気がつけばやっているということは、それ自体がやりたくて仕方ないことなのです。
そうでなければ無意識のうちにやるなんてことはないでしょう。
ですから、気がつけばやっていることと言うのは、それが自分の人生の目的である可能性が高いです。

常に頭の片隅にあるもの

実際に行動にうつせなくても、常に頭のどこかにあるもの
これも自分の人生の目的のである可能性が高いです。
ふとした時に思い出したり、寝る前に頭に浮かんだり。
そのように頭に浮かぶというのは、無意識下の大部分を占めている可能性が高いです。
つまり、無意識ではこれをやらないといけないと認識している可能性が高いのです。
だから、ふとした瞬間に頭にそのことがのぼってくるのです。

いつかはやりたいと思っていること

いつかはやりたいと思っていること。
これも人生の目的に分類されます。
仕事がひと段落着いたら、子どもに手がかからなくなったら、定年になったら…。
しかし、それがいつ来るかはわかりませんし、もしかしたらずっと来ないかもしれません。
そうなったら、その人生の目的はいつまでも「いつかやりたいこと」のままです。
一生実現されることはないのです。
そうならないためには、いつかやりたいではなく、今やるにはどうすればいいのかを考えることが大事です。
すこし話がそれましたが、いつかやりたいと思っていることは、それこそがまさに人生の目的なのです。

つまり、心の大部分を占めているもの

ここまでいくつか人生の目的の特徴を見てきました。
これらに共通するのは、それ自体が自分の心の大部分を占めているということです。
ある時ふと思い出したり、気づけばそれに集中していたり。
気付けば自分の意識と人生のスペースを埋めている。
人生の目的とはそのような存在なのです。

自分の心の片隅にいつもあるものはないでしょうか。
もし、あるならばそれは大事にしましょう。
その人生の目的があなたの人生に充実をもたらしてくれるからです。

人生の目的の必要性

人生の目的とは何なのかがわかりました。
では、次に人生の目的がなぜ必要なのかを考えていきましょう。
必要性を理解することで、より本気になって人生の目的を探すことができます。

無いと虚しい人生を送ることになる

では、まず人生の目的が無いとどうなるのかを見ていきましょう。

目的が無いと、私たちは成長することができません
目的が無いということは主体性が無いということです。
ただ何となく生きているだけで、そこに一貫性が無いのです。
一貫性が無いので、人生の積み重ねが一方向に伸びていきません。
あれをやって、これを少しだけかじって。
このようにやっているうちに時間だけが過ぎ、何一つ満足にできるようにはなりません。

目的を持ち、人生を一点に集中させなければ、人生を価値のあるものにすることはできません。
漫然と生きているだけでは、何一つものにならない、魅力の乏しい人間になってしまいます。
自身に魅力が無ければ、周りに集まってくる人も同じようなレベルの人間になるでしょう。
何の成長も進展もないまま人生が終わっていくのです。

また、人生の目的が無いと、人生の最期を虚無感で終わらせることになります。
人は死ぬときに自分の人生に意味を見出そうとします。
自分は何のために生きてきたのか、何をしてきたのか。
目的のない人生を生きていると、この問いに答えられません。
ただ何となく目の前のものごとを処理してきただけの人生ですから。

そして、この問いに対して答えを出せない時、人は絶望します。
「自分は人生で何もしてこなかった」「ただ生きていただけだ」と。
最期を絶望や落胆で締めるのは悲しいですよね。
そうならないためにも、私たちには生きる目的が必要なのです。
目的をしっかり持ち、強い意志を持って生きていく必要があるのです。

あると充実した人生を送ることができる

では、逆に人生の目的があるとどうなるのでしょうか。

人生に目的があることによって、魅力的な人間になることができます
目的と言う強い思いがあるので、そのために主体的に生きることができます。
目の前のものが、本当に自分の人生の目的に寄与するのかということを基準に優先度を決めるので、なんとなく周りに流されることがなくなります。
無駄を人生から排除することができるのです。

そうして浮いた時間を自分の人生の目的のために費やします。
さらに、人生の目的のために使う時間は密度が濃いです。
自分の好きなことなので、集中力は高く保てます。
また、とことんまで追求しようとするので、かなり高いレベルまで自身を引き上げることができます。
つまり、人生の目的に時間を費やすことで高い能力を養うことができるのです。

そして能力が高ければ、収入も増え、人生の幅が格段に広がります。
また、周りにも同じように能力の高い、魅力的な人間が集まるので、互いに切磋琢磨することができます。
互いが互いを高めあうことによって、自分一人の時よりもさらに高みを目指すことができます。
そうした営みの中で、生きがい、生きている感覚、高揚感を得ることができます。

そうした人生であれば、最期の瞬間も満足した状態で迎えることができます。
もちろん100%悔いが無い、というのは難しいですが、目的なく人生を生きてきたときと比べれば、雲泥の差です。
やりたくないことをなるべく排除し、やりたいことに多くの時間をつかった。
しかも、それによって充実した人生を歩め、普通の人では到底たどり着けないような高みまで達することができた。
それだけのことを成し遂げることができれば、十分でしょう。

このように人生に目的を持ち、主体的に生きることで、悔いの無い人生を送ることができるのです。

人生の目的を見受けるための4つの方法

人生の目的がなぜ必要なのかがわかりました。
それでは、その見つけ方を見てきましょう。

色々経験してみる

人生の目的を見つける一番手っ取り早い方法は、実際にそれを体験してみることです。
もし、自分の人生の目的に出会えたならば、何か感じるものがあるはずです。
そのためには、とにかく色々なことに手を付けてみることです。
体験の数が増えれば増えるほど、自分の人生の目的に出会う確率も高まるというわけです。

しかし、全てのことに手を出すのは不可能です。
できれば、効率よく体験を重ねていくべきです。
なので、手を出す前にも一定の判断基準を設けましょう。
その基準とは「気になるかどうか」です。
なんとなく気になることと言うのは、無意識下で反応している可能性があります。
つまり、無意識的に「これはやったほうがいい」と感じているのです。
ですから、それは自分の人生の目的である可能性も高いです。

また、実際に体験するのが難しいという場合は、まず2次情報にあたるという手もあります。
本や新聞、人の話など。
そういった情報に触れるだけであれば、実際に行動するよりも楽にできます。
お金もその情報の代金程度で済みますし。
なので気になったことどんどん本などの情報にあたっていきましょう。
その過程で気持ちが高ぶってきたら、それは人生の目的である可能性が高いです。

過去を振り返ってみる

自分の過去を振り返るのも、人生の目的を見つけるためには有効な方法です。
特に小さいころに自分が夢中になったものの中には、たくさんのヒントが隠されています。
小さいころと言うのはものの分別がつかないような時期です。
しかし、その時期に自分の意思で進んで行っていたこと。
これは、もはやほとんど本能的な行動と言っていいでしょう。
自分が思うままに行動した結果、それに行き着いたわけです。
それは、つまり自分の人生の目的である可能性が非常に高いです。

昔のこと過ぎて、夢中だったものが思い出せない。
そんな時は、記憶の中にある「感情が大きく高ぶった」経験を探してみましょう。
なぜ、そこまで感情が高ぶったのか。
その原因を突き止めることで、自分の人生の目的を探すヒントになります。
例えば、部活の引退試合が印象に残っているというのであれば、あなたはチームで一つの方向を向いて何かを目指すことが人生の目的なのかもしれません。

このように自分の過去には、ヒントがたくさん詰まっています。
色々な切り口で自分の過去を分析してみると見えてくるものがあります。

ひたすら考えてみる

「自分は何をしたいのか?」
この問いに対して、一切の制限を取っ払って考えてみましょう
それで生活できるのか、将来どうするのか、周りの人はどう思うか、失敗するかもしれない…。
こうした不安をいったん全部取り除いて考えてみます。
全てが上手くいくし、先の不安が何もないのだとしたら、自分は今何をしたいのか。
それを考えるのです。

「特に強い思い入れはないけれど、しいて言うならこれかな」
この程度のものでも構いません。
今はそこまでの熱が無いかもしれませんが、それでも相対的には最もやりたいことのはずです。
それが人生の目的となる可能性は高いです。

他にも、「生きている間に1つのことしかできないとしたら、何をしたいか」という問いも有効です。
別に1つでなくても構いません。
ただ、やれることに制限があった場合に、自分は何をしたいのかということについて向き合うための問いなのです。
そのやりたいことが本当に今の生活なのか、ではそれをするためには自分はいったい何をすればいいのか。
そうやって考えを進めていく中で、自分の本当にやりたいことが見えてきます。

色々な角度から自分の人生に対し質問し、答えていく。
これを繰り返すことで、少しずつ自分の人生の目的が見えてきます。

ゆっくり休息をとってみる

ここまで人生の目的を考えるための方法を見てきました。
しかし、これを実践してもなかなか見つからない場合もあります。
色々な原因が考えられますが、もしかしたら疲れすぎている可能性が高いです。
仕事が忙しかったり、将来に希望が持てなかったりすると、とにかく何に対してもやる気がなくなってきます。
それは自分の人生に対しても例外ではありません。
つまり、疲れていると人生と向き合うだけの気力が出てこないのですね。

この疲れているというのは、徹夜したとか、運動したとかの一時的な疲れではありません。
なんとなく人生全般について回っている、漠然とした不安感のようなものです。
こうした疲労感や不安感があると、将来のことを考える余裕はなくなります。
なぜなら、今この瞬間をどうにかしないといけないからです。

こういった状態では、とてもではありませんが人生の目的を探すどころではありません。
ですから、まずはゆっくり休みましょう
ゆっくり休むと今まででは考えられないような活力が湧いてきます。
あれもやりたい、これもやりたいと、自分でも驚くほどエネルギッシュになるのです。
これは実際に私も体験したので間違いありません。
人生がつまらないなら、長期休暇を取得しよう。生きていることが楽しくなる!

ですから、何も考えたくないのであれば、まずは思いっきり休みましょう。
ゆっくり休めば、また真剣に自分の人生と向き合うことができます。

見つけた後にすること

人生の目的は見つけるだけでは意味がありません。
見つけた後は、それに向かって努力していくことが必要です。
そうしなければせっかく見つけても意味がありませんからね。
では、どうすれば人生の目的に向かって努力をすることができるのか。
その方法について見ていきます。

毎日コツコツ続けられる仕組みをつくる

目標を決めたら、それに向かって努力することが必要です。
そのためには毎日確実に一歩を踏み出していけるような仕組みを作ることが大事です。
なんとなくで始めてしまうと、やる気がある時は頑張るが、そうでない時はやらないという風になってしまいます。
人の気持ちは冷めやすいので、やがてやる気はどんどんなくなっていき、まったくやらなくなってしまいます。
そうなってしまっては、一生目標を達成することはできません。

やる気と言うのは不安定な感情です。
爆発力はありますが、長続きはしないのです。
人生の目標と言うのは長いスパンでの目標です。
ちょっと頑張ったからと言って達成できるものではありません。
年単位での地道な努力を重ねて、はじめて目を出す類のものです。
ですから、そうした長期に渡るものをやる気だけで乗り切ろうとしてはいけません。

長期間頑張り続けるためには、仕組みが必要です。
やる気がある時も、無いときも、等しく同じ量の努力を続けられるような仕組みです。
日常のスケジュールの中に組み込んだり、他人に宣言して後に引けにない状況を作ったりと、いろいろなやり方があります。
何も考えずに毎日続ける。そうすれば勝手に目標は達成される!

他には、頑張らなくても続く仕組み、なるべく省力化することも大事です。
面倒なステップが多いと、やるのがめんどくさくなります。
そうならにように道具をすぐ取り出せる場所に置いておくなどの工夫が必要です。
机に向かう前に、まず「環境」を作りましょう!

改善を積み重ね、自分だけの努力継続システムを作ることが大切です。

頑張りすぎて燃え尽きない

人生の目的を達成するのは、一大事業です。
ちょっとの間頑張ったからと言って達成できるものではありません。
何年、ものによって何十年かかるかもわかりません。
そうした長いスパン頑張り続けるために必要なのは、頑張りすぎないことです。

自分が頑張りすぎているかどうかと言うのは、意外と自分では気づかないものだったりします。
ですから、定期的な休みをスケジュールに組み込むのもいいでしょう。
3ヵ月頑張ったら、1ケ月は休むなど。

また、自分のやったことを記録することでも頑張りすぎを防ぐことができます。
一番簡単なのは時間で図ることです。
それに費やす時間が増えてきているなと思ったら、少し作業量を減らしたりして対応します。
残業のし過ぎを防ぐには、勤務時間を記録するのが一番ですよね。
それと同じ考え方です。

頑張れば頑張っただけ目的を達成するのは早くなります。
しかし、自分には限界と言うものがあります。
それを越えて努力し続けることはできません。
頑張りはするけれど、疲れたら迷わず休む
これが努力を長続きさせるコツです。

適切なマイルストンの設定でやる気を維持する

目標は漠然としていると、どれくらい頑張ればいいのかわからず、途方に暮れてしまいます。
例えば、ある分野で有名になる、と言っても具体的に何をすればいいのかわかりません。
そうならないためには、目標を分解していくつかの小目標を作る必要があります。

例えば、上の例なら以下のようになります。
・まずはある程度まで技能を高める
・ネット上で活動を始める
・地域のコミュニティで名を売る
・小規模なメディアに露出する
・その分野で有名な人とコネクションを作る

などと言ったような感じです。

目標が細分化されれば、そのために何をすればいいのかということが見えてきます。
それがわかることによって、自分にも十分できることなのだ、という安心感が得られます。
この安心感がやる気につながります。
どれだけ頑張ってもできるかどうかわからないことを全力で頑張るのは難しいですよね。
報われるという将来像が見えるからこそ、人は頑張れるのです。

大きな目標のままだとそうした安心感を得ることが難しいです。
そのために、やる気が持続しないというリスクがあります。
できるだけ目標を細分化し、自分の手の負えるもの、想像がつく粒度のものにすることが大事です。
そうすることによって、長い期間やる気を維持することができるのです。

人生の最期を後悔で終わらせないために

人が死ぬときに最も後悔するのは、何だと思いますか。
もっと仕事を頑張ればよかった、
もっと出世したかった
もっとお金をたくさん稼げばよかった…。
このどれでもありません。
人が最も後悔するのは、「もっと自分のやりたいことをやればよかった」ということです。

人には、ずっとやりたいと願っていること、つまり人生の目的が何かしらあるはずです。
しかし、それらのほとんどは一生「いつかやろう」のままで終わってしまいます。
そして、人はそのような状態で人生を終えてしまうことをもっとも後悔するのです。

一生懸命働いて、たくさんお金を稼ぐのもいいですが、それが人生の目的に繋がっていないと意味がありません。
そうならないためには、大きな視点で人生を捉える必要があるのです。
狭い視野で人生を捉えてしまうと、どうしても当座のお金のことや仕事のことばかり考えてしまいます。
一時的なものならばいいのですが、そうしたものの考え方がずっと続くのは問題です。
なぜなら、そうした考え方によって人生が当座のお金や仕事のことだけに占められてしまうからです。
常にお金や仕事のことを考え、不安に思っている。
そんな人生が楽しいわけないですよね。

そうならないためには、人生の目的をしっかりと考えること。
そして、それをどうやって実現するかを長期的なビジョンで考えることが重要です。
人生の最期を後悔で終わらせないためにも、「自分が一体何をしたいのか」をしっかりと考えることが大事です。
今からできることをはじめていきましょう。


人生の目的~自分の探し方、見つけ方~

1日を効率的に過ごす方法

なぜ1日を無駄に過ごしてしまうのか

1日を有意義に過ごしたいと思いながらも、実際には無駄に過ごしてしまう。
このような悩みを持つ方も多いかと思います。
なぜ、わたしたちはそうしたくないと願いながらも、1日を無駄に過ごしてしまうのでしょうか。

1日を無駄にしてしまう原因は、時間管理の甘さにあります。
おそらく誰もがその日にやらないといけないと思っていることがあります。
その時点ではそれをやる気でいるのです。
しかし、時間に余裕があると「まだ大丈夫」と高をくくってしまい、なかなかはじめようとしません。
そうしているうちに夜になって、気づけばやる時間がないということになってしまうのです。

1日を効率的に過ごすために、スケジュールを立てよう

1日を無駄にしてしまうのは、時間管理の甘さのせいでした。
では、どうすればきっちりと時間を管理することができるのでしょうか。

そのためには1日のスケジュールを立てることが大事です。
当たり前ですが、1日のスケジュールを立てることで、今日やるべきこととそれにかかるであろう時間が明確になります。
この明確にするというのがポイントです。

私たちはやるべきことがあると考えてはいても、それを具体的なところまで詰めていないことが多いです。
どれくらいかかるのか、何時に始めて、何時に終わるのか。
こういったことを考えないから、いざやろうと思ったときに時間が足りなくなってしまうのです。

私たちの目算というのはかなりいい加減なものです。
それに頼らず、正確にスケジュールを立てることが1日を無駄にしないためのコツです。

視覚的に把握できるとなおよい

スケジュールを立てることで、1日を無駄にすることを防げます。
さらに言うなら、そのスケジュールは視覚的に把握できることが望ましいです。
例えば以下のようなイメージです。

スケジュール

このような形式でスケジュールを立てることで、自分の時間を視覚的に把握できます。
どれにどれくらいの時間を使っているのか、空いている時間はないか、無駄な時間はないか。
そう言ったことを見つけやすくなり、より効率的に時間を使えるようになります。
用途によってはもっと時間を細かく区切ってもいいでしょう。
大事なのは、自分の時間の使い方が見やすくわかることです。

仕事が忙しいと人生が終わる

仕事が忙しいと人生が終わる

「時間がない…」
これは多くの人に共通する悩みかと思います。

仕事が忙しい、
勉強もしないといけない、
残業が多い…。

現代人はとにかく忙しいです。
やることは山積みなのに、
相変わらず1日は24時間です。

しかし、忙しい状況に甘んじていると、
あっという間に自分の能力は劣化していきます。

移り変わりの激しい昨今、
自ら学び新しい知識や技術を身に着けていかないと、
すぐに時代に置き去りにされてします。

そうならないためには、なんとかして
自分を高めるための時間を確保しないといけません。

では、どうすれば
忙しい中でも時間を確保することができるのでしょうか。
その方法について考えていきます。

なぜ私たちには時間がないのか?

私たちはとにかく忙しいです。
では、なぜ忙しいのでしょうか。
おそらく多くの人は仕事が原因かと思います。

普通に働くだけでも1日8時間拘束されます。
さらに通勤に往復2時間、
休み時間も考慮すると合計で10時間です。

睡眠時間を8時間とると考えると、
1日の残り時間はわずか6時間に過ぎません。

その6時間も全部使えるわけではありません。
その時間の中で家事や食事もこなさないといけません。
そんな状態で残業でもしようものなら、
自由時間などほとんど存在しません。

残業

仕事以外にもやることが多すぎる
という線も考えられます。

スキルアップのための勉強、
家のゴタゴタ、
交友関係…。

時間がない上に、やるべきことはいくらでもある。
そのような状態では、自由な時間などとれるはずもありません。

やることが多すぎる

仕事もそうだし、それ以外にもやるべきことが山ほどある。
そのような状態を抜け出さない限り、
私たちはいつまでたっても忙しいままです。

自分の時間がないと生きていくのが困難になる

忙しく、時間ないのは紛れもない事実です。
それは言い訳でも甘えでもありません。
しかし、だからといってその状況に甘んじていると、
最終的に困るのは自分です。

なぜ忙しいままだといけないのでしょうか。
忙しい状況を作り出している元凶は仕事です。
仕事をするのは一見いいことのように見えます。
しかし、仕事「だけ」をしていると後々困ったことになります

仕事というのは、
自分の時間を売ってお金に換える作業です。
そして自分の時間の価値は、
能力によって決まります。

仕事をしていって能力が上がっていくのであれば、問題ありません。
仕事をすればするほど時間の価値も上がり、
給料も上がっていきますから。

しかし、今の時代はそうではありません。
技術の移り変わりが早く、今日当たり前だったことが、
明日は時代遅れになってしまうこともあります。

電話の技術の発達によって電話の交換手がいなくなったように、
今のあなたの仕事が急になくなってしまうことも十分にあり得ます。
そして、その可能性は技術の進歩とともに
どんどん上がっています。

技術の進歩で仕事がなくなる

今の仕事で培われる能力は、当たり前ですが、
今の仕事の領域のものだけです。
電話交換手の仕事では、
電話交換手としての能力しか伸びません。

もし、電話交換手がという仕事なくなってしまったら、
その能力の価値は一気に下がってしまいます。
そして今はだれもがそのようなリスクを抱えている状態なのです。

これが、
「仕事をしているだけでは時代に取り残されてしまう」
ということの意味です。

仕事だけをしていると、
新しい技術の出現によって自分の価値が一気に下がってしまうのです。

そうならないためには、新しい技術の勉強が必要です。
そして、そのためには時間が必要。
だから目の前の仕事に時間を奪われている場合ではないのです。

新しい技術を学ぶ

関連記事:会社から与えられる仕事だけでは成長できない。自ら時間を作り出し、己を高める努力が必要。

生き残るために自分の時間は自分で守る

これからの時代を生き抜くためには、
新しいことをどんどん学んでいかないといけません。
そのためには仕事や日々の雑事に時間を取られている場合はありません。

では、どうすれば生き残るために
自分の時間を守ることができるのでしょうか。

時間はお金よりも大事という意識を持つ

自分の時間を守るためには、まず
時間はとても貴重なものである
という認識を持ちましょう。

お金ももちろん大事です。
しかし、これからの時代を生きていくには時間のほうがもっと大事です。

時間はお金よりも大事!

今働いたとしても、それは今の能力分の給料しかもらえません。
ですが、今自分の時間を使って勉強すれば、
将来の給料は上がり、トータルでの生涯年収は倍以上になるかもしれません。

ここではわかりやすくお金を例として使いましたが、
何もお金だけではありません。
人生の幸福度や人脈、生活の満足度など。
そうしたものを向上させるためにも時間を確保することは大事です。

人生の幸福度を高めるには時間が必要

やらなくていいことは切り捨てる

次に意識すべきことは、やらなくていいことは切り捨てるという意識です。
私たちにはやることが山積みのように思えます。
しかし、冷静に考えてみましょう。
本当にそうなのでしょうか。

会社の飲み会、
行事、
なんとなく帰りづらいからと残業する、
用途のわからない資料作成…。

このように振り返ってみれば、
実はマストではない作業というのはたくさんあります

私たちの時間は有限です。
このような「必須ではないがやったほうがいい作業」を全部やっていては、
時間がいくらあっても足りません。
それに、本当に大事なことをできないままになってしまいます。

では、なぜやってもやらなくてもいい作業をやってしまうのでしょうか。
それはおそらく
「よく思われたい」
という意識が働いているからではないでしょうか。
飲み会や行事に参加するのも、意味なく残業するのも、
根底にはその意識があります。

しかし、よく思われることはそれほど大事なことなのでしょうか?
よく思われることで自分に何かメリットがあるのでしょうか。
ずっとその会社でやっていくなら関係作りも大事でしょう。
しかし、今はそんな時代ではありません

いつ自分の会社がつぶれるかもわからないし、
自分がクビになる可能性もある。

そんな状況で回りにゴマをすっていても、
あまりメリットはありません。
そんなことをしているくらいなら、
いつ会社から追い出されてもやっていけるような能力を身に着けるべきです。

別に全く参加しないほうがいいと言っているわけではありません。
たとえば、2回に1回は必ず欠席するなど、
状況をコントロールしていることが大事です。

そうすれば、際限なく自分の時間を取られることもなくなります。

飲み会を断る

関連記事:なぜ若者は飲み会に参加しないのか

優先度をつける

何とか時間を作ったけれど、まだまだ時間が足りない。
やりたいことは多いのに、全然進まない。
そんな悩みを持つ方もいるでしょう。

しかし、時間があっても進まないのであれば、もうそれは無理です
人間のキャパシティ的に不可能なのです。

キャパシティ的に無理なら、何かを諦めるしかありません
しかし、別に完全に諦めるわけではありません。
今は諦めるのです。

今はとてもじゃないができないので、
ひと段落ついたら作業を進めていくのです。

たとえば、どうしてもやりたい作業があるが、時間がないという場合。
その場合は、まず時間を作ることを最優先にするのです。

出勤日の少ない仕事にするとか、
求職するとか。

そのために別の作業を進めるのはあきらめましょう。

いろいろなことを志すのはいいですが、
人間の能力には限界があります
その中で何を一番優先していくかを考えていかないといけないのです。
それをうまく組み合わせて行って、
一番やりたいことができる順番でこなしていきましょう。

まずは時間を確保する


成果を増やす 働く時間は減らす 高密度仕事術

やりたいことをやるために「やらないことリスト」を作る

時間の効率化などをしても、やりたいことが多すぎてどうしても時間が足りないという時はある。
1日は24時間であり、どれだけ作業を圧縮しても浮く時間には限界がある。
そうした中でも時間を作るには、もはや作業を切り捨てる必要がある。
不要な作業はまったくやらないという姿勢を貫く。
そうすれば時間を捻出することが可能。

そのためにはやらないことリストを作るといい。
では、どうやって作っていけばいいか。
まずは、自分の一日の行動を洗い出す。
そして次にその行動から得られるものを考える。
例えば仕事だったら給料、飲み会だったら会社内での立場など。
それらをすべて洗い出したら、その中でなくなってもこまらないものを考える。
それでいらないと判断できるものは、やらなくていい作業なのである。

そうしてできたやらなくていいことをリスト化すれば、「やらないことリスト」の完成である。
あとは、そのリストに載っていることはやらないようにすればよい。

生活にハリが無い人は、個人的な人生計画を立てよう

生活にハリが無い、ただ毎日なんとなく生きているだけ、という人は個人的な人生計画を立てるといい。
そうすると人生に目的ができる。
そのためにいつまでに何をしないといけないか、今日は何をしないといけないかということを考える。
毎日のノルマができるので、それをクリアするためにどうしようかと知恵を絞りながら生きていくことになる。
こうすることで、人生にハリが出てくる。

個人的な目標はなんでもかまわない。
ゲームをクリアでもいいし、英語をしゃべるでもいいし、一軒家を買うでもいい。
本当に何でもいい。
ただ一つ条件を加えるとするなら、「それを実現することで楽しいと思えるようなこと」であることが望ましい。
それが実現する未来をイメージすることで、モチベーションが高まるようなものある。
どうせやるなら、やる気が出る目標の方がいい。
むしろそうでないと人生にハリなど生まれない。

また、個人的な目標を持つと、人生に指針が生まれる。
普段はなんとなく生活しているかもしれないが、指針ができると、「目標達成のために何をするか」という視点でものごとを見れるようになってくる。
この視点を持つことは、自分の人生を生きる上で非常に重要である。

例えば、みんなが残業していてなんとなく帰りづらい時。
人生に指針がなければ、和を乱さないように一緒に残業するだろう。
しかし、人生に目的があれば、「今日中に○○の作業を終わらせないといけないから帰ろう」という思考になる。
無意味に残業している時間は無駄だが、自分のために使う時間は意味のあるものである。
これは一例に過ぎないが、こうしたことが積み重なれば、たくさんの時間を自分のために使うことができるようになる。

一度まとめておくと、人生の目標を持つと以下のようなメリットがある。
・人生にハリが出る。
・人生を自分のために使える。
そして、そのための目標は、「自分が実現したら楽しいと思えるようなもの」であることが望ましい。
まずは小さなものでもいいので、個人的な目標計画を立ててみてはどうか。

今は辛くても、そのうち何も感じなくなる(いい意味で)

人間は辛くても環境に適応する

人間は良くも悪くも環境に適応する。
最初は「辛いな…」と思っていても、続けていると意外とそれが当たり前になったりする。

たとえば、私の経験で言うと、最近色々と大変なことが重なった。
最初は、それらが重くのしかかって気持ちもふさぎがちであった。
しかし、しばらく経つと特に気にならなくなったのである。

そもそも、何か大変なことがあって心を病んでしまうのは、その出来事が直接の原因ではない。
それによって不安の感情が起こるからである。
本当に大丈夫だろうか、そういえばあれをしておかないと、などと色々考えるから、脳が疲弊して気持ちが沈むのである。

私が、気持ちが沈まなくなったのは、この考えるという行為を辞めたからである。
そして、それは別に意識的に辞めたわけではない。
気がついたら考えなくなったのである。

考えなくなった3つの理由

では、なぜ考えなくなったのか。
これには以下のような理由があると思われる。
①考えても仕方ないと無意識的に理解したから
②考えすぎて心を病まないようにするための無意識的な防衛本能
③単純な慣れ

考えても仕方ないと無意識的に理解したから

何か大変なことがあった時、いろいろと考えてしまうのは、不安によるものが大きい。
このままで生活が立ち行くのかとか、これからどうしよう、とかである。
しかし、この手のことと言うのは考えてもどうにもならない。
どうにもならないというか、考えても考えなくても変わらない。
その状況を打破するためには、そんなことを考えていないでとにかく行動するしかないのである。
そのことに無意識的に気づいたから、自分を追いつめるだけの無駄な思考がなくなったのではないかと思う。

考えすぎて心を病まないようにするための無意識的な防衛本能

考えていると心が病んでくる。
そうすると何もする気がなくなる。
飯を食う、風呂に入るといった生命維持活動でさえもめんどくさくなってくる。
しかし、そうなると我々の中にある生存本能が困るわけである。

そうすると、「こいつを何とか生かさないと」、と言う風に奮起してくれる。
そのためにどうするか。
考えることをやめさせるのである。
考えることがやる気をなくす原因だから、それをなくせばまたやる気を出すだろうという理論である。
こうした防衛本能によって、考えることをやめる。

単純な慣れ

我々は不慣れなものに対し不安を感じ、いろいろと考えてしまう。
だがひとたび慣れてしまうと、それについて深く考えない。
当たり前のものとして自分の日常の一部として受け入れるのである。

この慣れと言うのは、時間経過によってその状態に遷移する。
つまり、単純に時間がたてばそれについて考えることも徐々に少なくなっていくということである。
人間とは意外と図太くできているのだなと思った。

人間追い詰められても何とかなる

このように人間は大変なことがあっても、それに適応して上手いこと生きていけるものである。
だから、いちいち何かあるたびに落ち込んだりふさぎ込んだりしてもしょうがないなと思った。
どうせしばらくすればそれはどうでもよくなるのだから。

しかし、これは冷静な状態だからこういうことが言えるのであって、実際にその渦中にいる時は、そうは思えないだろう。
まあでも一回これを経験すると、同じようなことがあっても、うろたえなくなる。
なので、一回追い詰められる経験をしてみるのもいいかもしれない。
思ってたより自分は太い人間なんだなということが理解でき、妙な自信がつく。

また、すでに大変な境遇にある人は、もう少し踏ん張ってみるといいかもしれない。
そうするとある時、それが別に大したことでないように思える瞬間がくる。

しかし、これはいいことばかりでもない。
確かに心を病まなくはなったが、別に大変な状況が変わったわけではないので。
だが、大変な状況であっても心が病んでいるのとそうでないのであれば、絶対に病んでいない方が良いのは間違いない。
正常な思考で解決策を考えればいいのかもしれない。

しかし、大変なことと言っても、自分が死ぬことほど大変なことはないだろう。
心を病んでしまうと、正常な思考ができなくなって自ら命を絶つこともある。
そう考えると、目の前にある大変なことなど別に大したことではない。
自分が死ぬのに比べたら、何も考えず放っておいてもいいのかもしれない。

すこし発散したが、何か辛いことがあったら、
「これもそのうち自分にとって大したことではなくなる」
と考えるといいだろう。
実際その通りなので。
それくらいの気持ちで生きていくのがちょうどいい。
あんまりちゃんとやろうとしても、そんなにいいことはない。