システム改修を実施してみての反省点

システム開発

概要

システム間データ連携の改修。
連携するデータの種類を増やすという内容。

悪かった点

以下の2点に時間がかかってしまった。
・改修内容の明確化
・他チームとのコミュニケーション

改修内容の明確化

改修内容の明確化には、対象システムについての理解が必要。
そうでないと、どのシステムのどの部分をどのように改修するのかが見えてこない。
システムの理解に時間がかかったのが根本原因。

ドキュメントが整備されていない、レクチャーが特にないという外部要因は色々あるが、今回は内部要因のみにフォーカスする。
内部要因を一言でいうと、システム理解という作業のゴールと道筋が明確でなかったこと。
どこまで理解すればいいのか、そのためにどのように調査をすればいいのか、
と言ったコンセプトがなく、漫然と調査にあたってしまった。

他チームとのコミュニケーション

他チームとのコミュニケーションは基本的に時間がかかるもの。
即時で連絡が来るわけでもないし、ものによっては調査が必要だったりする。
また、狭間の領域はたらいまわしになって、結局自分で調べるハメになるということもある。
このコミュニケーションコストを甘く見積もっていたことも反省点。
ここを踏まえて早め早めに進めておくべきだった。

改善方法

上記を踏まえ、次回以降どのように進めればいいか。

まずは、進め方をデザインすることが挙げられる。
これをすることで、なんとなく取り掛かって、どこが終わりなのかわからない作業をはじめないで済む。
進め方のデザインは、以下の3つのフェーズに分けられる。
・ゴールの明確化
・WBSの作成
・不確定要素の解消方法の検討

ゴールの明確化

ゴールとは目的の個所に適切な修正を入れること。
つまり、何のシステムの、どこを、どのように修正するのか、ということ。
この明確化を一番最初に実施しないといけない。

そして、そのためにはシステムの理解が必要。

まず、調査する範囲をタスク化して明確化する。
これをすることで際限なく調査するということを回避できる。
知る必要があるのは、改修に関わる部分のみ。
また、調査の過程で当初の範囲よりも調査範囲が増えることもあり得る。
その場合は、増えた範囲の分のタスクを追加することを忘れないようにする。
これを怠ると、調査作業の管理ができなくなり、終わりの不明確な作業に時間を浪費してしまうことになる。
また、不明点を極力残さないということも重要。
ここで曖昧な部分を残すと、後々の作業に取り返しのつかない影響を及ぼす可能性があるため。

次に、実際の調査に取り掛かる。
システムを理解するには、まず概要、その後詳細を調査すればいい。
概要を見て、今回の改修に関わる部分のあたりをつける。
その後、その部分の詳細を見ていけばいい。

概要は、ドキュメントを見るのがいい。
当然ドキュメントだけではすべてを理解することはできない。
その部分を解消するために、ドキュメントから理解できない部分を明確化する。
これが難しい場合は、絵を描いてみるといい。
書けない部分が不明な点ということになる。

不明点を解消する方法としては、推理するということが挙げられる。
これは、わかっていることから可能性の高いものを考えるということ。
周りが埋まっていれば、このピースしか当てはまらない、と言うような考え方。
「A→?→C」であるならば「?=B」みたいな感じ。
何の要素が確定すれば、その要素が明らかになるかという逆のアプローチ。

ただ、これでは限界があるので、その場合は人に聞くのが良い。
その場合、質問はなるべく具体的、ピンポイントなものがいい。
そうしないと具体的な情報が引き出せず、結局役に立たないことが多い。
質問が具体的でないと、教える側も何を教えていいのかわからず、(聞き手にとって)有益な情報が提供できない。
また、概略的な情報だと、教える側は些細なことだと思っていても、聞き手にとって重要な部分が抜ける可能性がある。

WBSの作成

改修内容が明確化されたら、それをもとにWBSを作成する。
その際に、不明点、不安要素、懸念点などがあると思う。
それらは、仮置きの状態でつくってしまう。
ただし、それらを解消するというタスクは作っておく。

不確定要素の解消方法の検討

WBSの虫食いの部分の解消方法を考える。
「どうすれば解消できるのか」と「いつまでに解決しないといけないのか」を考える。

人生を楽にしたいなら若いうちに努力しろ

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サマリ

人生を楽にしたいなら自身のレベルを上げる必要がある。

レベルを上げるなら若いうちの方が絶対いい
なぜなら、そうすることで早期にレベルの高い仕事をこなすことができ、質の高い経験を積むことができる。
それによってさらに成長するという好循環が生まれるから。

努力と言っても何か特別なことをするわけではない
毎日勉強するとか、周りよりも少しだけ努力をする。
そして、それを積み重ねることが大事。
それが10年、20年後に大きな差となる。

努力をするのは確かに辛い。
しかし、努力でどうにかできるうちはまだいい。
年を取ってしまうと、もはや努力ではどうにもできない時が来る。
「もうどうにもならない」という絶望感は努力の辛さの比ではない。

レベルが上がれば人生は楽になる

生きていると、給料が低かったり、プライベートの時間が無かったりと、様々な不満が出てきます。
しかし、大抵の場合、それらの不満は自分のレベルを上げることで、かんたんに解決します。
なぜなら自分のレベルが上がれば、条件のいい仕事につけるからです。
条件のいい仕事とは、給料が良かったり、時間の融通が利きやすかったりする仕事です。
お金や時間に自由が利けば、その分豊かな人生が送れるのです。

また、自分のレベルが高ければ、その仕事に固執しなくてもよくなります。
平均よりレベルが高いので、あなたの能力を欲しがる会社はたくさんあります。
だから、今の会社を辞めても、簡単に別のところに行けるのです。
実際に辞めないとしても、「いつでも辞めれる」というのは精神衛生上とてもいいことです。
「ここを辞めたら後が無い…」と言うような切羽詰まった状態で生きなくてもいいのです。

このように、自分のレベルが上がれば、条件は良くなるし、好きな時に辞めたりできるのです。
人生の選択肢がいっきに広がるのです。
一方、能力が低いとどうしても選択肢が狭まります。
いつまでたっても給料が上がらない、自分の時間も取れない、今の職場を辞めたら次の仕事が見つかるか、といったことに悩まされないといけません。
しかし、レベルが上がれば、自分で自分の人生をコントロールできるようになるので、生きていくのが非常に楽になるのです。

なるべく若いときに努力した方が良い理由

レベルが上がれば人生が非常に楽になります。
そして、レベルを上げるのであれば、若いうちにやるのが一番いいです。

若いうちにレベルが上がると、その分早くにレベルの高い仕事ができるようになります。
そうすることによって、早いうちから質の高い経験を得ることができるのです。
例えば、手順書に従った定型的な作業と何人かの部下をマネジメントする仕事では、どう考えても後者の方が質が高いです。
それを1年も続けたら後者の方が圧倒的にレベルが高くなっています。

このように、早いうちにレベルが上がると、早期に質の高い経験を積むことができます。
それによってさらに成長していくという好循環が生まれるのです。
だから、若いうちに努力し、他よりも抜きんでる必要があるのです。
ここでいう他とは、単に同期だけの話ではありません。
同じ世代、もっと言えば労働者全体の中でと言う話です。
労働者全体の中で抜きんでることによって、はじめて高い待遇の仕事を勝ち取ることができるからです。

努力と言ってもそんなに大したことはしなくていい

周りから抜きんでるためには努力が必要です。
しかし、努力と言っても別に特別なことをする必要はありません
毎日1時間勉強するとか、他の人がやらないような業務を率先してやるとか。
その程度のことで構わないのです。
なぜなら、その程度のことですらほとんどの人はやっていないからです。
だから、それをするだけで容易に周りから抜きんでることができるのです。

周りよりも一歩抜きんでれば、その後は成長の好循環が待っています。
一度上昇気流に乗れば、後はどんどん上がっていくのです。
その成長の上昇気流に乗るためにも、人よりも少しだけ努力をしましょう。

抜け出すことのできない絶望感が一番つらい

若いうちに努力をすれば成長の好循環に乗ることができます。
逆に年を取ってからだと、大きくは成長できません。
それはつまり、大して給料も上がらず、人生も楽にならないことを意味します。

若い頃に頑張ってきた人は、何十年も努力を続けてきたことになります。
年を取ってから追いつこうと思ったら、その分の努力をしないといけません。
若い頃ならいざ知れず、年取り体力も落ちている中でそんなことができるでしょうか。
恐らく、ほとんどの人は無理でしょう。
そしてその間にも若い頃に努力した人は成長を続けます。
あなたよりもレベルの高い仕事をこなし、質の高い経験を積んでいくのです。

つまり、年を取ってから抜きんでようとしても難しいのです。
と言うよりも、ほとんど不可能に近いです。
だからこそ早いうちに努力をするべきなのです。

確かに、若いうちに努力をするのは大変かもしれません。
しかし、一生低賃金でそこから抜け出すことができない絶望感に比べたら大したものではないはずです。
それは死にたくても死ねない生き地獄のようなものです。
それを考えれば若いうちに努力することの重要性が理解できるでしょう。

作業が進まない人必見!タイプ別解決方法!!

作業が遅い

サボっているわけではないけれど、なぜだか作業が進まない。
あなたもそんな悩みを抱えてはいないでしょうか。
仕事だけに限らず、作業が遅いというのはあまり望ましいことではありません。
作業が遅ければ遅いほど、目標を達成するまでにかかる時間も伸びてしまいます。
限られた時間を有効に使うには、作業はテキパキと終わらせないといけません。

では、どうして作業が遅いのでしょうか。
どうすれば、もっと早く作業を片付けることができるのでしょうか。
今回は、そんな仕事の遅さを改善するための方法を見ていきます。

作業が進まない原因4タイプ

作業が進まないのには原因があります。
今回はその原因を4タイプに分け、それぞれの原因と対策を考えていくことにします。

①やる気がでない
②効率が悪い
③集中力が持たない
④やる時間が無い

それではさっそく、それぞれの原因と対策について見ていきましょう。

やる気が出ず、取り掛かりが遅い

やる気が出ない

作業が進まない原因で真っ先に疑うべきが、やる気がないことです。
やる気がでないと、なかなか作業に取り掛かる気が起きず、ずるずると時間だけが過ぎていきます。
そうして気がつけば、1日何もやらずに終わってしまった、なんてことにもなりかねません。
では、どうしてやる気がでないのかを考えていきましょう。

目的が明確でない

やる気が出ない一つの原因は、目的が明確でないことです。
それをやって一体何のためになるのかわからない。
そんな作業にやる気がでるでしょうか。
勉強だって、仕事だって、それが将来の役に立つからこそ、私たちはやる気がでてくるのです。
では、どうして目的が明確でないのかを考えてみましょう。

目的を具体化する

目的が明確でない、と言うのは目的が曖昧であるということです。
なんとなくやった方が良いけれど、具体的にどんないいことがあるかはわからないといった状態です。
やはり、そのようなモチベーションでは面倒な作業は続きませんよね。
この試験に落ちたら落第だ、と言うならやる気も出ますが、この資格があると転職で有利になる、程度のメリットだとどうしてもめんどくささが上回ってしまいます。

では、目的を明確にするにはどうすればいいのでしょうか。
そのための簡単な方法が、文字に表すという方法です。
漠然と自分が思っているメリットを改めて文字に起こしてみるのです。

文字に起こすためには、なんとなく考えていたものを具体的な言葉にしないといけません。
何がどのようにどれくらい良くなるのか。
このように言葉に表すという過程で、目的が具体的かつ明確になっていくのです。

目的が明確化されれば、それによって得られるメリットも明らかになります。
「なんとなく将来に役に立つ」よりも、「将来の月収が5万円上がる」くらい具体的な方がやる気がでます。
それを頑張ることによって訪れる望ましい未来が明確にイメージできるからですね。
もっと言えば、その5万円を使って、どんないい暮らしをしたいかなどと思いを馳せるのもいいかもしれませんね。

このように目的を明確にすることで、取り組むメリットが明確になり、やる気がでるのです。

マイルストンを設定する

やる気を出すには、あまり大きい目標を立てないことも大事です。
目標が大きすぎると、一体あとどれくらいやればいいのか見当がつかないので、それだけでなんだかめんどくさくなってしまうのです。

大きなものを片付ける時は、とにかく細かい粒度に分解することが大事です。
自分が取り扱える範囲の大きさにしてしまうのです。
例えば、大学に合格する、というと途方もないような挑戦に思えてきます。
それは、具体的に何をしたらいいのかわかっていないからです。

しかし、これを国語と数学と理科と社会を勉強する。
そしてそれぞれ、これだけの参考書をいついつまでに終わらせる、と言うところまで具体化されれば、なんとなく自分にもできそうな気がしてきます。

これはつまり、マイルストンを設定するということにつながります。
マイルストンとは大きな計画を実行する中での途中経過点のことです。
例えば、大学受験という挑戦の中で、夏の模試でB判定を取るという目標を立てたとしましょう。
それは、大学受験におけるマイルストンということができます。

マイルストンを立てることによって、考えることが少なくなります。
マイルストンを通過することだけを考えれば、自然と目標が達成されるわけですから。
そして、マイルストンは目標よりも小さな粒度です。
その分どうすればできるのかと言うのもイメージが付きやすいです。
そのため、途方に暮れてやる気をなくすということもなくなるのです。

大きな仕事は小さい粒度に分解しましょう。
その上でマイルストンを設定することで、取り掛かりのめんどくささを軽減することができます。

思い出す機会を増やす

目的を明確化したら、それを思い出す機会を増やしましょう。
明確化した直後は、よく覚えているものですが、人間と言うのは時間が経つとだんだんと記憶が薄れていく生き物です。
せっかく考えても、時が経つと忘れていってしまうのです。

ですから、記憶が薄くなってきたら、思い出す機会を設けるようにしましょう。
そのためには、意識しなくても思い出せるような仕組みを作ることが重要です。
思い出す日のようなものを設定しても、いちいちそのための準備をするのがめんどくさくなって、だんだん守られなくなってしまいます。
だったら、特に準備をしなくても勝手に思い出してくれるような仕組みを作るのが一番確実です。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
考え方としては、その作業の目的が自動的に意識できればいいのです。
ですから、その作業の目的を書いた紙やデータなどを以下の場所に置いておくといいです。
・机などの目の前
・トイレ
・PCのデスクトップ
・携帯の待ち受け
・リマインダなどを使う

このようにふとした時に目が行く場所に目標を置いておくことで、自動的にそれが思い出されるのです。
これならばいちいち意識的に思い出そうとしなくても、自然と意識に上ってきます。
それによって、また目的が明確になり、やる気が湧いてくるのです。

疲れている

やる気が出ない原因としてもう一つ考えられるのが、単純に疲れているということです。
どんなに目的が明確で、やらなければいけないと思っていても、疲れていては仕方ありません。
人間の体力は限られており、必ず休む時間は必要です。
やる気や気合いだけではどうにもならないことはあるのです。
では、どうして作業に取り掛かるだけのエネルギーが残らないくらい疲れてしまうのか。
それを考えていきましょう。

仕事が忙しい

時間が無いと言って真っ先に考えられるのが、仕事が忙しいということです。
私たちの生活において仕事の占める時間はとても長いです。
労働時間が8時間だとしても、1日のうちの三分の一を費やしていることになります。
それだけの時間集中して仕事をしたら、それは当然疲れてしまうでしょう。
では、どうすれば仕事をしつつも体力を温存しておくことができるのでしょうか。

まず、考えられるのが仕事の効率化です。
他人に仕事は振る、今日やらなくてもいい仕事は明日に回す、同時にできる作業は一緒に終わらせてしまう。
こうした工夫をすることで、仕事を少しでも早く終わらせるのです。

しかし、仕事を早く終わらせるというのは限界があります。
明らかにキャパオーバーな仕事量の場合、ちょっとした効率化をしたくらいでは早く帰ることはできません。
そもそも仕事の仕組み上、自分一人が頑張ったところでどうにもならないという状況もあります。
というか、そういう場合がほとんどかと思います。

そうした場合は、もうあきらめてしまったほうが早いです。
諦めると言っても、作業をするのを諦めるということではありません。
平日に作業をするのを諦めるのです。

結局平日は仕事が忙しいです。
何もなく終わったとしても8時間も働いているのですから、疲れています。
その状態でさらに上乗せ作業をしようとしても、集中できないし、やる気も出ません。
そんな状態でダラダラやるくらいなら、いっそのこと平日は諦めて、休日に集中してやった方が効率的です。

また、仕事終わりはきついけれども、朝の時間だったら比較的体力のある状態で作業ができます。
起きるのは辛いですが、仕事終わりの朦朧とした感覚はないですし、慣れれば帰って集中できたりもします。
朝であれば、確実に始業までは時間があるので、「時間が無い」ということもなくなります。

無理に仕事終わりに作業をするのではなく、上手くずらしていく事で、疲れ切った状態で作業するのを避けることができます。

やるべきことが多い

時間が無いのは、そもそもやるべきことが多すぎるというのも原因のひとつです。
精力的な人ほど、やりたいことがどんどん増えていきます。
あれもやりたい、これもやりたい、こっちも勉強したいし、あそこにも行ってみたい。
このようにいろいろなことに興味を持つのはいいのですが、悲しいことに私たちの時間は1日24時間で限られています。
いくらやりたいことが多くても、できる量には限りがあるのです。

だからこそ、優先度を決め、何かを諦めないといけません。
そうしないと結局どれも中途半端になってしまいます。
自分にとって一番大事なのは何か。
今真っ先にやらないといけないことは何か。
そうした優先度を決めて、優先度の高いもの以外は見送る、と言うようなことをやっていかないと回らない時もあります。
限られた体力と時間の中で何ができるのか。
それをよく考えて作業に取り掛かることが大事です。

効率が悪い

効率が悪い

作業がなかなか進まない原因として、効率が悪いということがあります。
どれだけ一生懸命、長い時間作業にとりくんだとしても、効率が悪ければ台無しです。
では、一体なぜ効率が悪いのでしょうか。
その原因と対策を考えていきます。

やり方を考える

効率が悪い原因として、やり方が良くないということが考えられます。
同じ作業を何回もやったり、段取りが悪く、待ち作業が発生して待っている…。
そうしたことをしていると、どんどん作業の効率は下がっていきます。

作業の効率を上げる基本は、同じ作業はまとめてやることです。
作業の切り替えには、コストがかかります。
例えば、部屋の掃除をしていて、最初に掃除機でごみを吸ってから雑巾がけをするという手順を踏んだとしましょう。

普通は部屋全体に掃除機をかけてから雑巾をかけますよね。
しかし、ある一角に掃除機をかけてから、雑巾がけをする、そして次の一角を…
とこのように進めると、いちいち掃除機と雑巾を持ち替えないといけません。
それに立ったり、しゃがんだりしないといけないですよね。
これは無駄な時間で非常に非効率です。
もし切り替えを1回にすれば、これらのコストは1回で済みます。

このように文章で書かれると当たり前だと思われるかもしれませんが、意外とその当たり前ができていなかったりします。
自分の作業の進め方を振り返ってみると、いろいろと改善点が見つかるものです。

作業を効率的に進めるには、何よりも段取りが大事です。
まとめてやれる作業はまとめてできるように段取りを組むのです。
例えば掃除機を一気にかけられるように、床のものは片付けたり、別の部屋に一時退避しておくなど。
普段の作業でもそうしたことを意識するのです。

そのためには、計画と作業を厳密に分ける必要があります。
計画なく、やりながら方法を考えていると、どうしても行き当たりばったりになってしまいます。
ですから、やる前に計画を立てる。
その計画の段階で、ひとまとめにできる作業はひとまとめにしてしまう。
そして作業の時はひたすらやることだけに集中する。
このように計画と作業を明確に分けることで、行き当たりばったりの効率の悪い進め方を脱することができるのです。

記録・改善を行う

より効率を高めたいのであれば、作業の時間を記録するのが一番いいでしょう。
作業全体にどれくらい時間がかかっているのか、そしてそれは想定よりどれくらい多くかかっているのか。
さらに、工程の中のどの部分に時間がかかっているのか、そしてその原因は何なのか。
そうしたことを記録、分析していく事で、改善点が色々と見えてきます。

効率と言うのは、何かをしたからと言って劇的に改善されるものではありません。
地道な改善を積み重ね、少しずつ効率を高めていくものなのです。
ですから、こうした地道な記録、分析、改善が重要になってくるのです。

一つ一つの施策は微々たるものかもしれません。
しかしそれが積み重なっていく事によって、大きな効率化を果たすのです。
結局はこうした地道な活動が一番効果的なのです。

集中力がもたない

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作業を素早く終わらせるためには集中力を保つことも大事です。
逆に、集中力が途中で切れてしまっては、だらだらと作業を続けることになってしまいます。
では、どうして集中力が切れてしまうのでしょうか。
その原因を考えてみましょう。

気が散る

集中力が続かない一番の原因は、途中で気が散ってしまうからです。
気が散ってしまう原因は色々です。
他の楽しいことに目移りしてしまう、何か気にかかることがある。
そういった他に気を取られてしまうものがあることが原因です。
だから、目の前の作業に意識を集中することができないのです。

では、気が散ってしまう原因とは何でしょうか。
それを詳しく見てきましょう。

気になってしまうものを目の前から消す

気が散ってしまう一番の原因は、他のことに意識が行ってしまうことです。
例えば、勉強をしているときにふとスマホが目に入ると、なんとなくいじってしまいたくなりますよね。
他にも掃除をしている最中に昔の漫画などを見つけると読みふけってしまうように。
このように私たちは、今やっている作業よりも魅力的なものがあると、そちらに目移りしてしまうのです。

では、どうすれば目移りせずに済むのでしょうか。
一番簡単なのは、それを視界に入らないようにしてしまうことです。
勉強している最中に漫画が目に入ってしまうから、漫画を読みたくなってしまうのです。
だったら、最初から目に入らないような場所に置いておくのがいいでしょう。
そうすれば、漫画が意識に上って集中力を乱すこともありません。

部屋に誘惑が多すぎて、片付けるのが難しい、と言う場合は、環境を変えてしまうのも一つの手です。
例えば、家で勉強をするのではなく、カフェや自習室などに行って勉強するのです。
こうすれば、そもそも気が散るものが無いので、意識を乱されることもありません。

また、PCで作業をしている場合などは、その作業をする時だけPCを変えてしまうというのも一つの手です。
PCと言うのは何でもできる反面、誘惑も多いです。
ボタン一つでネットにつながりますし、音楽を聞いたり、漫画を読んだりもできてしまいます。
そのような誘惑が多いゆえに集中力をかき乱されやすいです。

だったら、最初からそれができないようにしてしまえばいいのです。
作業用のPCはその作業しかできない。
そうすれば、作業の途中でネットワーフィンにうつつを抜かしてしまうこともなくなります。

気が散るものがあるなら、そもそもそれを目に入らないところに追いやってしまう。
そうすれば、集中力を乱されることもなくなります。

何か懸念事項がある

気が散るものが無いのに、なんとなく集中できないという時もあるかと思います。
そういう時は、どこか気にかかることがある可能性が高いです。

例えば、明日プレゼンがあって、それが気にかかっているとか、試験が不安だとか。
そういった懸念事項がある場合、それが頭の隅にチラつき、目の前の作業に集中できないことがあります。

そういう時は、まずその懸念事項を何とかすることを第一に考えましょう。
そのような集中できない状態で作業を続けても、生産性は上がりません。
その状態で続けるよりは、不安事項を片付けてしまった方が良いです。

すぐに片付けることができるのであれば、それをやってしまえばいいでしょう。
例えば、宿題が終わっていないのが気にかかるなら、宿題を終わらせてしまえばいいのです。
そうして憂いの状態で作業にとりくんだ方が良いです。

問題は、すぐに片付かないような問題です。
例えば、明日のプレゼンが不安、といったようなです。
こればかりは、今すぐにどうにかすることはできません。
しかし、それに対して今できることは限られています。
例えば、不安ならば不安がなくなるくらい予行練習をする、などです。
今できることをやり切れば、もうそれ以上はどうしようもないので、ある種諦めがつきます。

懸念事項を抱えたまま作業をするのは良くありません。
それをするくらいであれば、その作業を片付けてしまう。
もしくは、不安がなくなるまで準備をしてしまう。
そういった対応が必要です。

集中力を高める

集中力が持たないのも原因ですが、そもそも集中できていないというのも大きな問題です。
ここでは、作業に取り掛かる際に集中力を高めるための保々を考えていきます。

集中のルーチン

作業に取り掛かる前のルーチンを作ることで、集中力を高めることができます。
そのルーチンを行うことで、自然と脳が作業を始めるということを感じ取り、集中状態に持って行ってくれるのです。

例えば、パジャマを着ると眠くなるとか、イチローがバッターボックスに入る前に一定の動作をするとか。
それをすることで、その後にある行動で望ましい結果を出せるようになる。
そんな効果がルーチンにはあります。

時間を決める

集中力を保つには、時間を決めてやることも大事です。
例えば、この作業は30分で終わらせる、と言うような感じです。
締め切りを設けることで、「ここまでに終わらせないといけない」という意識が生まれます。
それが集中力を高めることにつながるのです。

「別に破ってもいいのだから、締め切りを設けても無駄」
そう思う意見もあるかと思います。
しかし、意外に強制力の低い締め切りでも、あるとないとではだいぶ集中の度合いが違ってきます。
漠然とであっても、なんとなくの目標感があることで集中力が高まるのですね。

これの派生形として、5分間をストップウォッチで測って、その間だけ集中するというやり方があります。
この方法のいいところは3つあります。
・締め切りができる
・5分だけならやってもいいかと思えるので、重い腰も上がる
・実際に5分程度なら集中できる
こうした効果があるため、集中して短い時間で作業を終わらせることができるのです。

疲れている可能性

疲れも集中を妨げる原因です。
色々試してみたけれども、どうしても集中できない。
そんな時は、もしかしたら疲れが溜まっているのかもしれません。

自分の疲れと言うのは意外と認識できないものです。
特にじわじわと疲れが溜まっていく場合は、変化が緩やかなので気づきにくいです。
自分ではまだやれると思っていても、身体の方は限界に達しています。
しかし、それに気付けないので、自分ではなぜ作業に集中できないのかがわかりません。
ですから、集中できないのに原因がわからないという時は、とりあえず休んでみるのもいいでしょう。

真面目な人は1日休むことももったいないと思う傾向があります。
しかし、1日休んだくらいでは、別に大した影響はありません。
そもそも1日休んだくらいでスケジュールが破綻するようでは、それはそもそも最初から無理だったわけです。
ですから、気にせずゆっくり休みましょう。
しっかり休んで、万全の状態で作業にとりくんだ方が、生産性は確実に上がります。

そもそもやる時間が無い

時間が無い

作業が進まない根本の原因。
それは作業をやる時間が無いということです。
ここでは、時間が無いという問題に対してどうすればいいのかを考えていきます。

やる気がしないなど別の問題では

忙しいと、どうしても時間が無いという言い訳をしてしまいがちです。
確かに、毎日夜遅くまで働いているとどうしても作業の時間を取れないように感じてしまいます。

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
本当にそうなのでしょうか。
本当に作業をやる時間を全く取ることができなのでしょうか。

実際はそんなことはないはずです。
いくら仕事が忙しいと言っても、24時間ずっと働いているわけではないはずです。
休み時間や通勤時間、仕事の寝る前の10分、20分。
やろうと思えば、そうした時間でもできるのです。

となると、根本の原因は時間がないことではありません。
そうした時間を有効活用するほどやる気が無かったり、疲れていたりすることが原因なのです。
だったら、改善するべきは時間を作ることではなく、モチベーションを高めたり、仕事で疲れをためないといったことなのです。

本当に時間が無い場合

時間が無いというのはよっぽどでない限りあり得ません。
あなたよりも忙しい人でも、隙間時間を使って自己鍛錬をしているのです。
しかし、場合によっては本当に忙しすぎて時間が取れないと言う場合もあります。

始発で会社にいって、満足に昼休みも取れず、終電ギリギリで退社。
明日の朝も早いので、家では風呂に入って眠るだけ。
本当にそのような生活をしているのであれば、他の作業などするのは不可能でしょう。

そのような場合は、そもそもその生活をやめることが先決です。
すこしの時間も取れないような生活と言うのは異常です。
例えば高給をもらっていたとしても、人間的な生活ではありませんし、絶対にどこかで破綻します。

本当に時間が無いのであれば、セルフプロジェクトを進めている場合ではありません。
仕事を変えたり、引っ越しをしたりと、他にもっとやるべきことがあるはずです。

情報セキュリティスペシャリスト試験の勉強方法

情報セキュリティスペシャリストに合格した時の勉強方法とか気をつけたこととか。(2015年合格)
汎用的な内容が多いので、セキュリティスペシャリスト以外のものにも使える。(基本情報、応用情報とか)

情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリスト試験とは?

概要

試験をざっくり一言で言えば、セキュリティを題材にした現代文。
今は、情報処理安全確保支援士と呼ばれている模様。

■参考
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験の出題内容・範囲は、これまでの情報セキュリティスペシャリスト試験(SC)と変わりません。
情報処理安全確保支援士試験の合格者は、これまでのSC合格者と同様に、情報セキュリティに関する知識・技能を有する者として、経済産業大臣から合格証書が交付されます。
次に、情報処理安全確保支援士試験の合格者は、登録することによって、独占的に「情報処理安全確保支援士」の資格名称を使用することができます。

試験形態

午前と午後の2部構成
午前は選択式で、午後は一部記述式。
午前に受からないと午後を受けられない
応用情報合格から2年間(?)は午前問題が免除されるはず。

試験範囲

セキュリティ全般
あまりここからここまでが範囲と言い切ることは難しい
過去問を解いてみて、「だいたいこんな問題が出るのね」と体感するのが早い

年度によって流行の技術やトピックなどが変わっていく
最近のセキュリティインシデントなどについて学んでおくとよい
(参考書によってはそれを想定した解説をしているものもあるので、そういった参考書を選ぶと効率的)

勉強法

過去問でコンスタントに得点をとれるようになれば合格できる。
過去問解く→わからかったところを勉強の繰り返し
結局過去問が解ければ受かるので、
「参考書読む→過去問」よりも「最初から過去問にあたる」の方がいい
過去問でカバーできない範囲を参考書でカバーするような感じ
結構使い回しとか、同じ範囲の問題とかが出てくる
理想としては、出題された問題はもちろん、その周辺知識も入れておく
そうすると本番でも結構解けるようになる

最新の過去問は解かずにとっておくとよい
一通り勉強し終えたら、それを模試のような感じで使うとよい
最新がいいのは、次の試験にもっとも近い形式であると想定されるから
ただし、あとでやろうと思ってやらないのは最悪
なぜなら一番直近の問題が最近のトレンドを反映した問題だから
そのトピックの勉強をしておいた方が試験で有利になる。

試験の解き方(個人的見解)

用語とかがわからなくても、文中に答えがあるときが多い
とりあえず書いておけば部分点はもらえるので、諦めない姿勢が重要→これは応用も一緒

文章問題は、いろいろな条件が提示されて何が何だかわからなくなってくる
それをまた該当箇所に戻って読み直すなどすると、時間がかかる
自分は問題文を読みながら図を書いて、そこに条件を書き込んでいった
あらかじめ図があるならそこに書き込む
問題文を行ったり来たりするよりは、多少時間をかけてでもそうした準備をした方が、トータルの時間は短縮できる
「情報を整理しながらとりていくこと」が重要

おすすめの参考書

午前


※現在、情報セキュリティスペシャリストは、情報処理安全確保支援士と名称を変更している。

午後


こんな感じの過去問集をやればよい
当たり前だが、最新版を使う

問題集は必須

過去問と答えは無料で公開されているが、解説がないため上記のような過去問集を使うのが良い。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html
できれば、その問題だけにとどまらず、関連知識などについても補足解説されているような参考書が良い。

あまりたくさんの参考書は必要ない。
午前1冊、午後1冊あれば十分。

その他おすすめ参考書

こちらはプラスアルファの内容なので、余裕があればでOK。

新版暗号技術入門 秘密の国のアリス


セキュリティの根幹の部分から順序立てて説明している
ただし、セキュリティスペシャリスト試験に直接関係あるわけではないので、受かるのが目的なら不要
ただ、余裕があれば試験勉強を始める前に読むのがおすすめ
その後の勉強の理解度が高くなる
(個人的には勉強する前にこれを一通り読んでおけばよかったと思った)
ただし、必須ではないので、あくまで余裕があれば。
受かるだけだったら過去問対策で十分(というか、そっちに時間を割いた方が良い)

いい仕事をしてもらいたなら、責任を明確化する

人は自分の失態が自分に降りかかってこないと真面目に仕事をしない

自分の作業の結果の責任が自分に返ってこないと、ちゃんとやらない。
例えば、仕事をとってくる人間と実際にその作業をする人間が違う場合。
とる側はとりあえずとってくればいいという考えになる。
実際にその作業をするところまで想像が及ばない。
結果的に、無茶な仕事を受注したりもする。
作業する側も、顧客から直接せっつかれることはないので、詰めが甘くなったりする。
それによって何か言われるのは、顧客と直接やりとりする人間である。

自分の責任は自分でとらせる

よりよい結果を出してもらいたならば、一人の人間に丸ごと任せるのがいい。
そうすれば、すべての工程、すべての仕事に対して責任が生じるので、すべてをしっかりとこなそうとする。
今の工程を行う際も、次の工程のことをしっかりと考える。
なぜなら、次の工程も自分がするからである。
前の工程で手を抜いた分は、そのまま次の工程で自分に振り返ってくる。
自分の尻は自分で拭いてもらうようにする。
そうすることによって、責任感のある仕事がなされるようになる。

いい行いをしたら褒賞が与えられる

これは褒賞に関しても同じ。
いい仕事をしたら、そのぶん褒賞がなければいけない。
責任を追及するのはいいが、それだけでは保守的になってしまう。
失敗をしないように挑戦を避ける。

しかし、それでは組織は発展しない。
そうならないためには、成果に対しては褒賞を払う必要がある。
当たり前だが、リターンが無ければ人はリスクを引き受けない。

責任者を明確にする

大事なのは、自分の行動に対してそれ相応の報いが返ってくることである。
いいことをしたらいいことが起こるし、悪いことをしたら罰が与えられる。
そうすることでいい行動が強化され、悪い行動は弱化される。

そうしたレスポンスが適切に行われるシステムを作るのが理想だが、現実的には難しい。
だから、一人の人間に範囲を決めてまるっと担当してもらう。
そうすれば、その責任範囲においては、その人はいい仕事をしてくれる。

そのためには責任者を明確にする必要がある。
そうしないと誰が主導なのかがわからず、お見合いが生じる。
結果としてどちらも「もう一方の人がやるものだと思っていた」となるのである。

責任範囲と担当者を明確に決めて、それをまるごと任せる。
これが一番コストをかけずに、いい仕事をしてもらう方法である。

マルチタスク下でも効率的に仕事をこなす方法

マルチタスクは非効率なので避けるべきです。
しかし、人手不足、かつやるべきことは多い今の時代において、マルチタスクは避けて通ることは難しいです。
ひとつのことだけやってればいいという仕事はほとんどないでしょう。
ならば、その状況を受け入れて、どうすればマルチタスク下でも効率的に仕事を進められるのかを考えていきましょう。

まずは仕事を分類する

マルチタスクになる原因は、とにかくやることが多いからです。
そして、それらはこまめに管理していかないと、すぐになにがなんだかわからない状態になってしまいます。
では具体的にどうやって管理していけばいいのか。
まずは、仕事を三つに分類分けをしましょう。

それは、
・メインタスク
・雑務
・いつかやらないといけない作業
です。

メインタスク

これは自分が本業としているもの、基幹業務です。
プログラマーだったらコーディング、マネージャーだったら管理業務です。

雑務

これは雑多な作業です。
目安としては5分程度の隙間時間で片づけられるような作業のことです。

いつかやらないといけない作業

これは直近差し迫ってはいないけれど、いつかはやらないといけない作業です。
例えば手順書の作成、社内教育用のマニュアル作成などです。

雑務といつかやる作業の扱い

雑務やいつかやる作業は、単純にリストにしてしまえばいいでしょう。
そして時間が空いたときに、そのリストを上から消化していけばいいのです。
ちょっとした隙間時間なら雑務を、まとまった時間があるならいつかやる作業を消化していけばいいです。

メインタスクの扱い

問題はメインタスクです。
これは少し気合いをいれて管理していかないといけません。

すぐに作業に戻れるように状況の欄を作ろう

メインタスクは一番ボリュームが大きく、従事している時間も長いです。
それ故に、もっとも中断と再開を余儀なくされます。
例えば、メインタスク中に割り込み作業が入ったり、待ち時間が発生して別の作業をしたりなど。

マルチタスクの最も大きな弊害は、この中断と再開です。
これが発生すると頭の切り替えが発生するため、大きな無駄が生まれてしまうのです。

これを防ぐために、メインタスクの一覧に「状況」の欄を作りましょう。
これはその名の通り、作業の状況を書く欄です。
その際、それを読むことによってすぐに作業に取り掛かることができるか、に注意して書いていきます。
そうすることによって、中断後にスムーズに作業を開始できるようになるからです。

作業を細分化しよう

作業を細分化することも、再開と中断をスムーズに行う助けとなります。
例えば、ボリュームの大きい作業を中断する場合、状況の欄にはいろいろなことを書かないといけません。
今どの作業をしていて、それがどの状況で、次に何をしないといけなくて…
しかし、作業が細分化されていれば、それらを書かなくて済みます。
作業の前後関係は、その細分化されたリストを見ればわかります。
状況欄には、その作業についてのことだけ書けばいいです。
仮に何か他の作業に波及する場合も、その作業の備考欄にでも書いておけばいいのです。
作業と作業の独立性が小さい単位で保たれるので、再開・中断に係るコストも少なくて済むのです。

ポイントは切り替えコストの削減と脳内メモリの節約

マルチタスク下で効率的に仕事をこなすためのコツは、切り替えコストの削減と頭のメモリの節約です。

切り替えコストが少なければ、そのぶんロスが減ります。
これは、作業の状況を細かく控えたり、作業を細分化することで実現来ます。

頭のメモリの節約は、分類や一覧化によって実現できます。
どこかに控えておくことで、自分の頭の中にとどめておく必要がなくなります。
見返すことで、いつでも思い出せるから、心置きなく忘れられるのですね。

切り替えコストの削減と脳内メモリの節約。
この二つを意識することで、マルチタスク下でも効率的に仕事を進めることができます。

とは言え、マルチタスクは避けるべき

ここまで、いろいろとマルチタスク下でも仕事をこなす方法を考えてきました。
しかし、やはりマルチタスクは避けるべきです。
ここで紹介した方法は、たしかに効果がありますが、そもそも管理に手間がかかりすぎます。
もし、一つの仕事だけに専念していれば、そもそもそんな管理工数は必要ありません。
マルチタスクであるがゆえに、管理工数や切り替えコストなどの無駄が発生しているのです。

現代はマルチタスクを避けるのは難しいです。
しかし、だからと言って諦めず、まずはマルチタスクをやめることができないかを第一に考えましょう。

未来の無い客先常駐、派遣SEを脱するための3つの方法

プログラマーやSEの業務形態として、客先派遣というものがあります。
現場によってまちまちなので、一概には言えないですが、客先派遣と言う働き方では将来が危ういです。
給料が上がる可能性も低いですし、たいしたスキルもつきません。
客先派遣という働き方を続ければ続けるほど、将来の可能性が狭まっていきます。
脱出するのであれば、なるべく早めにすることが大事です。
では、どうすれば客先常駐を脱し、将来性のある職場に身を置くことができるのか。
今回はその方法について見てきましょう。

客先常駐を脱する

客先常駐、派遣SEのデメリット

脱出方法を考ええていく前に、まずは客先常駐、派遣SEという働き方がなぜ良くないのかということを見ていきましょう。
デメリットを客観的に認識することで、脱出の必要性を強く感じることができます。
必要性を感じれば、自然と行動にも移せるというわけです。

思考力、応用力が身につかない

客先常駐、派遣SEと言うのは、現場での権限が少ないです。
もともと顧客がシステムを管理しており、そこの管理を1次請けベンダーに任せます。
その1次請けベンダーが要因補充のために客先常駐や派遣SEを使用します。
このことからわかる通り、権限や決定権を持っている人からかなり遠い立ち位置で仕事をしないといけないということです。

当然、何かを自分で判断するということはできません。
そのためには、1次請けベンダーや顧客の承認を得ないといけません。
実際には何かを決めるのは顧客と1次請けベンダー間で行われます。
派遣SEはそこの議論には加われず、最終的に決定したことだけをすることになります。
つまり、何かを自分で考えたり、判断したりすることはありません。
ただ、言われたことをするだけなのです。

言われたことだけをしていると、思考力や応用力が身につきません。
自分で考えないのですから当たり前です。
また、なぜそれをするのかという背景や目的がわからないため、応用が利きません。
作業に対する理解が、ただ言われたからやるだけ、というスタンスになってしまうのです。

応用の利かない仕事はスキルアップにはつながりません。
別の現場で同じような状況に対面した時、その背景や理由がわかっていれば、それをもとに似たような解決策を打ち出すことができます。
しかし、ただ言われていただけでは、本当の意味で解決策を出すことはできません。

客先常駐で言われたことだけをしていては、思考力や応用力が身につきません。
それではいくら仕事をしても、自分に経験として積み上がっていかないのです。

やりがいがない、面白くない

客先常駐、派遣SEは決定権がありません。
何をするにも発注元の意向をうかがわないといけません。
仕事でいい解決策を思いついても、それが承認されなければ実施することができません。
逆に明らかに悪い解決策であっても、上の決定であれば、それを覆すのは難しいです。
このような状況で楽しく働くのは難しいでしょう。

また、そのような状況にいると向上心もなくなってきます。
どれだけいい解決策を考えても、それが採用されない。
それがつづけば考えることも嫌になってきます。
また、仕事にいかせることができないので、スキルアップや勉強をする意欲もなくなってきます。
仕事で裁量がないと、このようにだんだんやる気がなくなってしまうのです。

給料が低い

客先常駐、派遣SEはお金の出元から遠いです。
お金は顧客、つまり事業会社のシステム部門が出しています。
そのシステム部門がまず1次請けベンダーに仕事を発注します。
そして、そのお金で1次請けベンダーが下請けSEに仕事を発注するわけです。

下流に行けば行くほど、マージンを抜かれます。
1次請けベンダーがもらったお金をそのまま下請けに払ったら、1次請けベンダーの利益がでません。
利益分を差し引いた額を予算として、下請けのSEを雇うのです。
だから下に行けば行くほど、発注元から離れれば離れるほど、もらえるお金は少なくなってくるのです。

システムの全体像が見えない

下請けSEでは、システムの全体像が見えないです。
下請けSEの仕事と言うのは、上流のベンダーが細分化した作業をこなすといったものです。
例えば、あるシステムがあり、その中に機能A、機能B、機能Cがあるとします。
さらにその機能の中で小機能a,b,cがあるとします。
そうなると下請けSEが担当するのは小機能aの範囲にとどまるようなものになります。
そのため全体像が見えにくいのです。

全体像が見えないと、作業の目的が見えません。
小機能aの処理内容はわかりますが、なぜそういった処理をしているのかということがわからないのです。
その小機能はシステム全体の中で何らかの役割があるはずです。
その役割を果たすために、中の処理が定義されています。
しかし、システムの全体像や構成がわからないので、その小機能の目的が見えないのです。
そうなると、設計や要件と言ったより高度な工程を行う力がつきません。
上流の工程に行けなければ、スキルアップも収入の向上も望めません。

レベルの低い人間しかいない

下流の仕事をしていると能力は上がっていきません。
長い間下請けSEとして働いていると、能力は低いままになってしまいます。
ということは、今いる会社の先輩や上司と言うのは、レベルが低い人たちだということです。

レベルの低い人たちに囲まれると、自分もそのレベルにとどまってしまいます。
向上心の高い人がいないので、自分もその程度しか頑張りません。
目標とするべき人もいないので、成長することに対してもモチベーションが持てません。
周りのレベルが低いと、自分もその程度でいいか、と言う風に思ってしまうのです。

しかし、今の時代は成長を止めてしまったら生きていくのは難しいです。
周りにその意識がないと、自分もそれに引きずられてしまいます。
向上心がないことに対し、危機意識を持てなくなるというのが最大です。

客先常駐、派遣SEを脱するための3つの方法

客先常駐、派遣SEでは、スキルアップも収入の向上も難しいです。
成長への意欲を保つこともできないので、これからの時代を生きていくのも難しいです。
では、どうすれば客先常駐、派遣SEを脱することができるのかを見ていきましょう。

システムの全体像を把握する

スキルアップするためには、幅広い知識が必要です。
下請けで仕事をしていると、仕事の範囲が狭いです。
プログラミングだったらプログラミング。
インフラだったらインフラと言ったように。
ある分野の仕事しかできません。

しかし、一つの分野だけと言うのは弱いです。
もちろん一つの分野に強いのはいいことですが、それだけではいけません。
他の分野をある程度知っていることによって、その分野が生きてきます。
プログラミングはインフラが整っていてはじめて動作します。
プログラミングだけできても、自分で動くものを構築することはできないのです。
逆も同じことで、インフラの整備だけでは、動くものを作ることはできません。

システムと言うのは結局のところ動かなければ意味がありません。
いくら得意なことがあったとしても、全体として動くものを設計できないと意味が無いのです。

そのためにまずは自分が携わっているシステムの全体像を把握しましょう。
一つ一つの詳細を知る必要はありませんが、概要を把握することは大事です。
それと並行して、疑問点が出てきたところを勉強していきます。
それを繰り返していく事で、システムを構成する要素についての理解が深まっていきます。

業務知識を身につける

上流に携わるためには、業務知識が必要です。
システムと言うのは、業務の中で機能してはじめて意味のあるものとなります。
つまり、業務を無視してシステムを設計することはできないのです。
ですから業務とシステムに詳しい人間と言うのは重宝されます。

しかし、業務の中で業務知識を得るのは難しいです。
細分化された仕事をこなすので、業務知識を意識することがあまりないからです。

業務の中で身に着けていくのは難しいなら、独学で学んでいくしかありません。
自分の携わっている業界の入門書などを読むのがいいでしょう。
流通業や保険、銀行、医療…。
そういった自分の顧客の業界の基本や常識を身につけることが大事です。

そうした知識があれば、自分の担当する機能から全体像を類推することができます。
例えば保険金の変更処理などと言われても、保険金が何なのか、どのように金額が決まるのかなどがわからないと、何のために何をしているのかわかりません。
しかし、さわりだけでも業務知識がわかれば、処理の目的をおぼろげながらでも理解することができます。
そして、わからないことがでてきたら、また勉強すればいいのです。
学習の取り掛かりがあるだけでも随分変わってきます。

システムと業務の両方を知っている人間は強いです。
顧客と共通の言語を使ってコミュニケーションができます。
また、顧客と同じ視線で提案をすることもできます。
そうすることによって、本当に価値のあるシステムを作ることができるのです。

スキルアップ、勉強する

そして最後はスキルアップです。
一番手っ取り早いのは資格を取ることでしょう。
その中でも最も汎用性の高い資格である、情報処理試験を取得するのがおすすめです。

システム構築の概要や、IT業界の常識を一通り学ぶことができます。
また、転職の際にも、最低限の知識があることや学習の習慣があることをアピールすることができます。
取得することで、様々なメリットがあるのです。

後は、DBの資格(Oracle)やネットワークの資格(Cisco)などの資格も汎用性が高いです。
DBやネットワークはどのシステムでも必要な要素です。
なので、どこに行ってもその知識は役に立ちます。
そして、そういった知識を持っている人はどこにいっても重宝されます。

このように汎用的な資格を取得することも大事ですが、自分の興味のある分野を突き詰めるのもいいです。
例えばある言語やライブラリを学習するなどです。
何か簡単なアプリを作ってみるのが一番でしょう。

とにかく大事なのは、常に勉強すること、常に成長を心がけることです。
知識と言うのは風化しますが、学ぶ力と言うのはいつの時代でも役に立ちます。

客先常駐、派遣SEにはメリットもある

ここまで客先常駐、派遣SEのデメリット、そしてそこからの脱出方法を見てきました。
しかし、客先常駐、派遣SEも悪いことばかりではありません。
考え方によってはいい面もあります。
もし、そのいい面を享受することができるのであれば、急いで職場を変える必要もありません。
それでは、客先常駐のメリットを見ていきましょう。

未経験でも実績が作れる

客先常駐、派遣SEは未経験でも実績が作れます。
この仕事は常に人手不足です。
現場によっては労働条件が過酷だったり、先に説明したようにやりがいが無いので、長く居付く人が少ないのです。
また、最近はIT業界の仕事量が増えており、相対的に人が不足しているのです。
なので、未経験であっても比較的簡単に職に就くことができます。
なので、未経験でSEを目指したいという人には実績を作るのにうってつけです。

しかし、先ほど説明したように、担当できる仕事のレベルは低いです。
0を1にするにはいいですが、それ以上を求めるとなると、より上の職場に行く必要があります。
そうするだけの気概があるのであれば、客先常駐、派遣SEはそれほど悪い選択肢ではありません。

広く浅く経験できる

客先常駐、派遣SEは、その性質上いろいろな現場を転々とすることができます。
それによって様々な経験を積むことができます。
いろいろな言語、DB、システム構成、業務知識。

しかし、色々なものに触れられる反面、その知識は浅いままです。
ひとつのものに深く携わることがないからです。

ですから、今の現場の要素技術や業務知識に深く携わるというよりは、いままでの現場との共通点を探すようにした方が良いです。
そうしているとどこの現場でも共通しているものが見つかります。
それが見つかれば、今度新しい現場に行った時も、その知識を足掛かりに進めていくことができます。

そして、自分が深く入り込みたい分野ができたら、客先常駐はやめましょう。
事業会社や自社サービスを展開している会社など、一つのシステムに長く携われる場所に行くべきです。
そうすれば、自分が極めたい分野に深く携われることができるからです。

結局は現場次第

ここまでいろいろなことを述べてきましたが、結局のところ現場次第ではあります。
客先常駐でも、幅広い仕事ができたり、大きな裁量を与えてもらったりもします。
そういう場合は、あえてその場所を変える必要はないでしょう。
なるべく長くいて、経験を積む方が良いです。

しかし、いくら経験を積んでも、やはり下請けである以上は給料の大幅な上昇は見込めません。
ある程度の経験を積んだら場所を変えるべきでしょう。

長期的な視点でキャリアのビジョンを考えよう

客先常駐や派遣SEにはデメリットも多いですが、メリットもあります。
トータルで考えてみて、そこにとどまるのと場所を変えるののどちらが得かを考えましょう。
そして、それを考える際はなるべく長期的な視点で考えることが大事です。
給料も低くて、労働条件も悪いが、いろいろな経験が積めるような場合。
すぐに場所を変えてもいいのですが、修行のつもりである程度そこにとどまるのもいいでしょう。
そして、経験が積めたら、より条件のいい職場に転職するのです。

おそらく今のレベルで転職をしても、同じようなレベルの職場にしか行けないはずです。
今より仕事は楽になるかもしれませんが、成長速度は遅くなります。
だったら向こう数十年のことを考え、数年辛いのを我慢して、レベルアップをした方が良いです。

このように目先の利益だけでなく、長期的なメリット・デメリットを考えて職場を決めていくことが大事です。


SEの基本 この1冊ですべてわかる

会社のレベルが低いなら、レベルアップしてさっさと脱出しよう!

「まわりのレベルが低すぎる…」
「ここにいるのは時間の無駄だ…」
「自分がいるべき場所はほかにある…」
あなたもこのような思いを抱きながら働いているのではないでしょうか。

レベルの低い環境にいると、無駄なことが多く、自分の力を100%発揮することができません。
やっている仕事の程度も低いので、専門知識をいかすこともできませんし、そのような状況が続くと、そもそも何か知識を得ようという意欲さえもなくなってきます。
どんどん負のスパイラルにはまっていき、いいことが何一つありません。

そのようなレベルの低い環境にいるのは無駄です。
さっさと脱出して、もっと実りのある時間を過ごすべきです。
その方が人生を有意義に過ごすことができます。

では、どうすればそのようなレベルの低い環境から脱出し、まともな環境に身を置くことができるのか。
今回はその方法について考えていきましょう。

レベルの低い会社

会社のレベルが低いのは、あなたもそのレベルだということ

レベルの低い環境から身を引くのは重要なことです。
しかし、その前に一つ認識しておかないといけないことがあります。
それは、会社のレベルが低いというのは、所詮あなたもそのレベルに過ぎないということです。

もし、優秀な人間だったらもっと実りのある仕事を振られるでしょうし、そもそももっと待遇のいい会社から声がかかるはずです。
転職活動をしても、もっといい環境からオファーがかかるはずです。
しかし、そういったものがない。
ということは、自分自身も大したことのない人間なのです。
その会社にしか身を置けない以上、会社に対して文句を言えるだけの価値がある人材ではないということなのです。

では、なぜ自分は低レベルな人材なのか。
それは単純に努力を怠ってきたからです。
周りが努力をして、新しいことに挑戦したり、専門知識を学んでいる間に、あなたは何もしてこなかったのです。
その怠慢が積み重なり、気づけばあなたは価値のない人材となってしまったのです。
あなたがレベルの低い会社に身を置いているのは、自業自得なのです。

毎日意味の感じられない仕事を繰り返していると、自分にはもっとほかにやるべきことがあるはず、と思い始めます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
例えば、ほかに何ができるのでしょうか。
なんの経験も知識も能力もない人間に一体なのができるのか。
そして、それで成果を上げることが果たして可能なのか。

そもそも、なぜレベルの低い環境に身を置いて、下らない仕事をしているのでしょうか。
それは、そうすることでしか生活を賄うことができないからではないでしょうか。
自分には生活を稼ぐだけの力がない。
だから時間を切り売りして、くだらない作業にあてる。
そうすることでしか生きていくことができないのです。
だから、文句を言いながらもくだらない仕事に必死にしがみつくしかないのです。
とても哀れなことだとは思いませんか。

そして、レベルの低い会社にそんな貴重な時間を切り売りしても、大した価値にはなりません。
それは、あなたの時間の価値が低いからです。
能力のない人間の時間は、どれだけかき集めたところで大した成果は出せません。
「もっとほかにやることがあるはず」
「自分に合った、ふさわしい仕事があるはず」
「こんなことをするために生まれてきたんじゃない」
そう思うのは勝手ですが、価値の低い時間を別のことにあてても、結果は知れています
やるべきことなどありません。
それはただの逃げ口上にすぎません。

もしやるべきことがあるとしたら、それは己を鍛えることです。
怠惰な時間を積み重ね、何の能力も取り柄もない自分。
そんな自分を価値のある成果を創出できるだけの、優秀な人間に鍛え上げるのです。
それこそが、レベルの低い会社を脱し、価値のある仕事に人生を使うための唯一の方法なのです。

努力することでしか現状を変えることはできない

現状を変えるためには、自分を鍛えるしかありません。
なぜなら、今の状況にいるのは、自分のレベルが低いことが原因だからです。
もし、自分のレベルが高ければ今のような状況には陥らなかったでしょう。
ですから、今の低レベルな会社から脱出するためには、とにかく自分を鍛える他ありません。

いつかいいことがある、なんてことは絶対にありません。
誰かが助けてくれる、ある日突然状況が好転する…。
そんなのはフィクションの中だけの話です。

ものごとには必ず原因があります。
今、自分の人生がつまらないのであれば、それは人生を真面目に生きてこなかったことが原因です。
自分の行く道を考えず、ただ何となく時間を浪費してきた。
その行動が今の惨状をもたらしたのです。

原因を解消しないことには、現状は何一つ変わりません。
何もせず、文句を垂れるだけでは何も変わりません。
今までの遅れを取り戻すべく、死ぬ気で努力して自分を鍛え上げましょう。
苦労もせずに状況が好転するという妄想はもうやめましょう。
今後一生下らない人生を歩んでいくのに比べたら、努力をするのなんて大した苦ではありません。

自分を鍛え上げる方法

現状を変えるためには、自分を鍛え上げるしかありません。
では、どうやって自分を鍛えていけばいいのか。
その方法について詳しく見ていきます。

まずは方向性を決めよう

自分を鍛えるのは時間のかかる、大掛かりな作業です。
そうであるからこそ、なんとなくで始めず、しっかりとした目標や方向性を決めることが大事です。
ここで綿密に目標設定を行うことで、この後の成果が大きく変わっていきます。

目的のはっきりしないことに対しては、必死で打ち込むことはできません。
なんとなくやった方がいい、というくらいの気持ちで続くものはないのです。
やるのであれば、そこにしっかりと意味を見出さないといけません。
そのためにはしっかりと目標を決める必要があります。

また、一生懸命努力したにもかかわらず、その方向性が間違っていたために、自分の意図しない結果になってしまった、となっても悲しいです。
思ったのと違う、という風にならないためにも、目標の設定が重要になってきます。

では、具体的にどういう風にして目標を決めていけばいいのか。
ここでは、今のレベルの低い会社を脱出するという観点で考えてみます。
大きく考えられるルートとしては、以下の2つがあります。
・今の仕事の延長線上で、もっとレベルの高い仕事をしたい
・まったく別の業種、業界で仕事をしていきたい

このどちらかによって、努力の方向性も全く変わってきます。
例えば、今の仕事の延長線上であれば、仕事にもっと懸命に取り組むことで自分を鍛えることができます。
残業してでも、業務の範囲を広げる、交渉してもっと責任のある立場で仕事をする、などです。

しかし、逆に未経験の分野に行きたいのであれば、今の仕事に費やす時間を減らさないといけません。
うまく効率化したり、仕事を受けないような工夫をする必要があります。
場合によっては、給食などの制度を利用して、勉強期間にあてるなどの動きも必要になってくるでしょう。
また、今の仕事でも共通して使えるような経験(例えばマネジメントやマーケティングなどの汎用的なスキル)は、積極的に取り組んでいくなども考えられます。
次の仕事に向けて役に立つことはする、それ以外は極力避けるように動く、という判断が必要になってきます。

このように自分の最終目標によって、取るべき行動は大きく異なってきます。
ですから、最初に目標を決めることが必要なのです。
そうしないと、とりあえず頑張るというようなあいまいな目標になってしまいます。
そのようなあいまいな目標では努力の成果も半減してしまいます。
努力に限ったことではないですが、一つの方向性に絞った方が、成果は出やすくなるのです。

人生の目標を見つける方法

目標達成に必要な要素を洗い出す

目標が決まったら、今度はそれを達成するために必要な要素を洗い出しましょう。
例えば、プログラマーになりたい場合、以下のような要素技術が必要です。
・ある言語でプログラムをかける
・ネットワークの基礎知識
・データベースの基礎知識
・システム開発の基礎知識
・PCの基本操作

つまり、プログラマーになるためには、これらの小項目を達成していく必要があります。
言い方を変えれば、プログラマーになるという大目標は、これらの小目標に分割することができます。

小目標に分割することで、目標の設定がしやすくなります
例えば、単純にプログラマーになるというだけだと、具体的に何をしていけばいいのかがよくわかりません。
なんとなくプログラムが書けるようになればいいのかな、程度の想像しかできません。
しかし、小目標にブレークダウンすることで、やるべきことが明確になってくるのです。

そういった意味では、目標はなるべく細かく要素に分割するべきです。
例えば、プログラムをかけるようになる、というのは
・変数について理解する
・反復処理について理解する
・分岐処理について理解する
・配列について理解する
・オブジェクトについて理解する

といったようにさらに細かい要素に分解することができます。
これらの要素が細かくなればなるほど、具体的にどう行動すればいいのかといったことが見えてきます。

それぞれの要素の目標を決める

目標の要素が洗い出せたら、今度はそれぞれの目標をさらに決めていきます。
例えば、プログラムを書けるようになる、というのは具体的ではありません。
具体的でないものは、達成しているかどうかを判定することができません。
ですから、どうすれば「プログラムをかけるようになった」といえるのかを考えるのです。
例えば、簡単なアプリを作るなどです。
このように具体的な目標がわかれば、目標を達成できたのかどうかも明確になります。
そして、達成すべき目標が明確になれば、そのための行動も具体化されます

具体的なアクションプランに落とし込む

達成するべき目標が決まったら、次にどうすればそれを達成できるかを考えていく必要があります
アプリを作れるようになるために、具体的には何をすればいいのか。
例えば、スクールに通ったり、学習動画サイトを利用したり、本で独学したり、といったことが考えられます。
まったくの初心者であれば、時間とお金がかかったとしても、スクールなどに行った方が効率がいいでしょう。
逆にある程度基礎が出来上がっているのであれば、本などで進めたほうが、自分のペースでできるのでいいかもしれません。
そこは、どの手段が一番目的達成にとって効率的かを観点に選んでいきましょう。

方法はなるべく具体的に決めるほうがいいです。
例えば、本を読むだけだと、十分に具体的とは言えません。
その本を、1日何ページ進めるのか、そしてそれを朝やるのか、夜やるのか。
そういった細かいところまで落とし込むことが大事です。

行動があいまいだと、結局やらなくなってしまう可能性が高いです。
「本を読む」だけだと、別に今じゃなくてもいいし、明日でも、来月でもいいです。
そうすると、仕事が忙しいから、疲れているから、といった理由で先延ばししてしまいます。
これではいつまでたっても目標達成することができません。
ですから、具体的、かつ厳格に1日のアクションプランを決める必要があるのです。

あとはひたすら毎日こなしていく

1日のアクションプランが決まったら、あとはひたすらそれをこなしていくだけです。
目標設定の段階で、必要な要素は洗い出せています。
そして、それらを達成するためのアクションプランも完成しています。
そのアクションプランをこなしていけば、自然と目標が達成されるように設計されているわけです。
ですから、あとはそれをこなしていけばいいのです。

もちろん、やっていく中で軌道修正は必要でしょう。
最初に決めたやり方は効率が悪かった、当初の目標に変更が入った、など。
そういう場合は、その都度そこまで戻って、進め方を検討する必要があります。

やりがいのある仕事を手に入れよう

仕事は人生の大半を費やす営みです。
そうした仕事がつまらない、意味を感じない、やりがいがない、となってしまうのは非常にもったいないです。
それはつまり、自分の人生そのものがつまらない、下らないものであるということになってしまうからです。
自分には仕事以外にもやることがある、という意見もあるかもしれません。
しかし、それをするにも仕事をする必要があります。
そして、その活動よりもずっと多くの時間を仕事に費やさないといけません。
人生の大半が仕事であり、その大半の時間がつまらないとなってしまったら、それはもはや人生がつまらないというのと同じことでしょう。
そうであるからこそ、それだけの時間を費やすに値すると思えるような仕事をすることが大事です。

やりがいとは何でしょうか。
裁量がある、給料が高い、社会に貢献できる、将来性がある、単純に面白い、クリエイティブである…。
いろいろな要素があると思いますが、共通するのは能力が高い人間でないとできないということです。

やりがいのある仕事というのは、それ自体が大きな影響力を持ちます。
リーダーは、そこがこけるとチーム自体が崩壊します。
経営者もそうですね。
社会に貢献できるというのは、裏を返せば失敗をした時の社会への損失も大きいということです。
企画・立案の仕事はクリエイティブです。
しかし、そこで間違ったプランを立ててしまうと、後続の仕事は全く価値を出せなくなってしまいます。
やりがいのある仕事というのは、それが失敗してしまうと大きなロスを生み出します
だからこそ、失敗する可能性の低い人間、つまり優秀でスキルを有する人間しかすることができないのです。

自分を鍛えないと、やりがいのある仕事はできません。
今のまま、いつまでもレベルの低い会社にいても、いつまでも意味のない仕事を続けるだけです。
逆に、真面目に努力をすれば、それだけでやりがいのある仕事を勝ち取ることができます。
現状に不満を覚えるのであれば、まずは自分を高めるために一歩を踏み出しましょう。


まんがで変わる! 仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事がつまらないのは当たり前。楽しくするための3つの方法!

仕事がつまらない

「仕事がつまらない…」
このような悩みを持っている人は多いかと思います。

ノルマに追われたり、
長時間の拘束を余儀なくされたり…
仕事と言うのは大変なものです。

楽しい時が全くないというわけではないですが、
大半の時間は辛かったり、つまらなかったりするのではないでしょうか。

しかし、仕事と言うのは私たちの人生の大半を占めます
そうした時間がただ苦痛なだけでは、何とももったいないです。

そこで、今回はどうすれば仕事を楽しくすることができるのかを考えていきます。

なぜ仕事がつまらないのか

まずは仕事を楽しくする方法を見る前に、
そもそもどうして仕事がつまらないのかを考えていきましょう。

そもそも仕事は大変なものである

まず、そもそもの話になってしまいますが、
本来仕事と言うのは楽しいものではありません

調整をしたり、
単純な作業を繰り返したり、
複雑な事象を整理してルール化したり…
基本的にはすべて面倒なことです。

逆に言えば、
面倒な作業であるからこそお金をもらえるとも言えます。
面倒であり、誰もやりたくない。
しかし、社会を回すためには誰かがその面倒なことをしないといけない。
そうした面倒さを引き受けることによって、
その代わりにお金をもらえているのです。

反対に、楽しいことをするのにはお金がかかりますよね。

どこかに旅行に行ったり、
映画を見たり、
何かご飯を食べに行ったり…

楽しいことと言うのは、それをするのにお金が必要です。
それは、楽しい時間をすごしたいという人が多いこと、
楽しいことというのはそれをする前に面倒な準備がたくさんあるからです。

楽しいことはそれをしたい人が多いから、
そのためにお金を払わないといけません。
辛いことはそれをしたい人が少ないから、
そのためにお金をもらえます。

仕事はお金をもらうための作業です。
ですから、仕事はそもそも
つらくて大変でつまらないものなのです。

面白い要素が少ない

今やっている仕事それ自体に楽しい要素がない
というのも原因のひとつです。

仕事を面白くする要素にはいろいろなものがあります。
例えば、
・成長が感じられる
・裁量がある
・やりがいがある
・たくさん給料がもらえる
といったものがあります。

こうしたものが全くないと、仕事に対するモチベーションも低くり、
つまらないものとなってしまいます。
仕事そのものがつまらないものなのに、
そうした面白くする要素もないとなると、仕事をやる意味を見出せません

つまらない時間をすごして、
お金をもらえないし、
自分の成長にもつながらない
それだったら、する必要がないですよね。

では、なぜ面白い要素がないのか。
それは職場や会社のレベルが低いからです。

たとえば下請けの会社であれば、
・経験できる仕事の範囲が狭く、成長できない
・権限がないため、裁量が少ない
・言われたことをするだけなので、やりがいがない
・商流の下流に位置するため、給料も低い
という風に、面白い要素がありません。

面白い仕事をしたいのであれば、
レベルの高い環境に身を置く必要があります。
そして、レベルの高い環境に行きたいのであれば、
自分もレベルを上げる必要があります

つまり、仕事を楽しくするためには、
自分を鍛えてレベルアップする必要があるのです。

能動的に面白くしようとしていない

また、どれだけ面白い要素があったとしても、
能動的にそれを楽しもうとしなければ、仕事は楽しくなりません。
消極的な態度、やらされているという態度だとどうしても仕事は楽しくなりません。

これは、何も仕事だけに限りません。
勉強でも遊びでも、他人から強制されたものよりも、
自分で選んだものの方がやる気は高いですよね。
仕事でも何でも、それを楽しむためには、
能動的、積極的にかかわっていく必要があります。

そもそも、なぜそうした受け身の態度を取ってしまうのでしょうか。
それは、おそらく根底に
「楽しさは与えられるもの」という思い込みがあるからです。

たしかに、私たちがお金を払った場合、
楽しさは与えられるものと考えてもいいでしょう。
しかし、対価を払っていないものに楽しさを見出すためには、
積極的な態度が必要です。

口を開けて待っているのではなく、
どうすれば楽しくなるのかを積極的に考えないといけないのです。
この意識を改めるだけでも、
仕事を楽しめるようになれる可能性は高まります。

肉体、精神的に負荷が高い

次に考えられるのは、今までよりもずっと単純な理由です。
それは、肉体的、精神的に負荷が高すぎるという場合です。

例えば、
勤務時間が長すぎたり、
労働の負荷が高すぎる、
仕事が多すぎる、
といった場合です。

言うまでもないですが、
負荷が高すぎると仕事を楽しいと感じることはできません。

仕事を楽しくするのであれば、
まずはこの負荷を適正な強さにする必要があります。
そのためには、仕事を上手く捌けるようにスキルアップしたり、
もっと適正な負荷の職場に身を移すなどの方法が考えられます。

いずれにしても、自分から動いて状況を変えていく必要があります

将来性がない

その仕事に将来性を感じないというのも、
仕事をつまらなくする要因のひとつです。

仕事と言うのは、
給料を得るために行っているものです。
別にボランティアでやっているわけではありません。

そして、その給料が今後上がっていく事が必要です。
会社での地位が上がったり、スキルアップしたりして、
給料が高くならなければ、やる気を保つことはできません。
もし、そうした将来性が無いのであれば、
仕事はつまらないままでしょう。

では、なぜ今の仕事は将来性が無いのでしょうか。
それは、業界の問題かもしれません。
いわゆる斜陽産業に勤めている場合、
市場が大きくなることはないので、給料が高まる可能性も低いでしょう。
また、業界は問題ないけれど
会社自体の業績が低迷しているという場合もあるでしょう。
会社の利益が低くなれば、
従業員に還元される給料も低くなります。

いずれにしても今の職場に将来性が無いのであれば、
そこから抜け出す必要があります

そのためにはスキルアップが必要になります。
今よりも将来性の高い職場に行くのであれば、競争率も高くなり、
相応の能力が必要になるからです。

仕事に意味を感じない

その作業に意味を感じない時も、仕事もつまらないでしょう。

例えば、誰にでもできる作業で、
別に自分がやらなくてもいいような時。
生きていくためにはしないといけないけれども、
その時間は非常に虚しいものです。

自分らしい仕事をするためには、逆説的になりますが、
自分だけにしかできないことを作り出す必要があります

自分にしかできないデザイン、
仕事の進め方、
交渉術…

そうした能力や技能がある時、
はじめて自分にしかできない仕事をできるようになります。
そうした仕事をする時に、仕事をする意味を感じることができます。

そして、そうした仕事を生み出すためには、
自分の能力を高める必要があります
つまり、仕事に意味を見出すためには自分を鍛え、
スキルを身につける必要があるのです。

何が一番の原因なのかを明確にする

ここまで仕事が楽しくない原因を列挙してきました。
次に考えるべきは、自分が該当する原因を特定することです。

自分が仕事に魅力を感じないのは、一体何が原因なのか。
給料が低いことか、
拘束時間が長いことが原因か、
将来性が無いのが原因か…。
それがわかることにより、どのようなアクションを起こせばいいのかも見えてきます。

ただ漠然と考えても、
どれが原因かはっきりしない、
逆に該当するものが多すぎて特定できない、
ということもあるかとおもいます。

そういった場合には、次のような観点で考えてみると、ある程度整理されてきます。

仕事をしていて一番嫌な時は

仕事をしていて一番嫌な時を考えることで、
自分が何を一番苦痛と感じているのかを知ることができます。

客先に行く時なのか、
上司と話す時なのか。
もっといえば、そこで何か蔑まされるようなことを言われた時に嫌だと感じるのか。
それを突き止めることで、
仕事がつまらない根本の原因を特定することができます。

なかなか思いつかない時は、
仕事に行きたくないと思った時に思い浮かぶ情景に注目してみましょう。
その時に浮かぶシーンが、つまらない一番の原因である可能性が高いです。

多すぎる時は優先度をつけてみる

たくさん思いつきすぎる時も、
それはそれで問題の本質に辿り着けないことがあります。

人間と言うのは、何か一つマイナス要素を見つけてしまうと、
それにつられて全てが悪い方に見えてしまうのです。
例えば、
「他人の嫌な部分を見てしまったために、その人の言動全てが悪いものに見える」
などです。

しかし、そこに至るまでにも
最初は根本の原因があったはずです。
何か一番クリティカルな問題があったから、
それに派生していろいろなマイナス面が出てきているのです。
その一番クリティカルな原因を突き止めることが大事です。
そうすることで、根本的な対策を打つことができるからです。

では、どうすれば本質的な問題を見つけることができるのでしょうか。
そのために有効なのが、
優先度をつけるという方法です。

たくさん上がっている原因に対し、
優先度をつけていくのです。
そうやって比較検討していく中で、
どれが一番に解決すべき問題なのかが見えてきます。

日記をつけて自分の心を客観視してみる

「とにかく今の仕事は楽しくないのだが、
はっきりとした理由がわからない」

中にはこのような時もあるかと思います。
私たちの心というのは思った以上にわかりにくいものです。
「なんとなくつまらない」
「なんとなく嫌だ」
というのはよくあることです。

このような曖昧な状態から原因を特定するには、
自分の心をしっかりと観察するのが一番です。

そして、自分の心を観察するには、
日記をつけるのが一番効果的です。

今日何があって、
それに対してどのような感想を盛ったのか、
そして、どのように心が動いたのか…

そういったことを地道に書き続けていくのです。
そうすることで、
自分の心の動きの法則やクセのようなものが見えてきます。

もし、その中で自分が楽しくないと感じる、辛いと感じる時の法則を見つけることができれば、
それが今の仕事がつまらない原因の可能性が高いです。
それこそがあなたが真っ先に解消すべき問題なのです。

仕事を楽しくするための3つの方法

ここまで、
「仕事が楽しくない原因」と「その特定方法」
を見てきました。

人によっていろいろな原因があるかとは思いますが、
実はそれに対する解決方法には、それほどパターンがありません。

結局のところは、
その場所から出ていくか、
自分の意識を変える、
くらいしか方法はありません。

ただし、そうした行動をとる際にも、
原因を特定することは大事です。

例えば、将来性に不安を感じるのであれば、
転職や配置換えによって、将来性のある職場に行く必要があります。
ただ職場を変えればいいわけではないのです。
原因を解消につながる行動をとらないといけません。

では、「具体的にどのような行動をとっていけばいいのか」を見ていきましょう。

スキルアップする

転職するにも配置転換をするにも、
スキルアップをしない事には話になりません

レベルアップしなければ、いくら職場を変えても
同じようなレベルの職場にしか行けません。
それでは、仕事の楽しさも変わりません
だからまずは、とにかくスキルアップをすることが大事です。

では、スキルアップをするにはどうすればいいでしょうか。
そのためには、ひたすら努力を積み重ねていくしかありません。
毎日コツコツ何かを勉強し続ける。
そうすることでしか、スキルアップすることはできません。

努力を積み重ねるには、主に3つの要素が大事になってきます。
それは、
・時間
・やる気
・目標
です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

時間

努力をするには、
そもそもそのための時間が必要です。
毎日1時間でも30分でもいいので、
スキルアップのために時間を取ることが大事です。

しかし、普通に仕事をしつつ、
スキルアップの時間を取るというのは、なかなか難しいことです。
忙しい人の場合、
その1時間でさえ確保するのも難しいかもしれません。

そういう時は、隙間時間を上手く利用することが大事です。
休み時間や通勤時間。
これらの無駄な時間を上手く利用して積み重ねていきましょう。

まとまった作業は無理でも、
単語の暗記や一問一答と言った簡単なことなら実行できます。
そして、そうした基礎的なことの積み重ねが
大きな飛躍へとつながります。

小さな時間でも
まとまれば結構な作業量になります。
日常に散らばる隙間時間を上手くかき集めて、スキルアップのための時間を確保していきましょう。

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やる気

次に大事なのが、やる気です。
いくら時間があったとしても、
やる気がでないと努力をするのは難しいです。

では、やる気が重要なのかというと
実はそうではありません。

やる気と言うのは不安定な感情です。
何かきっかけがあればすごいエネルギーが出せますが、
何もないと本当に何もやる気が起きません。
これはみなさんも経験があるのではないでしょうか。

ですから、そうした不安定な感情に頼ってはいけません。
大事なのは、やる気が無くても取り組み続けられるような仕組みです。

そのためには、
最小限のやる気だけでできる、
日常生活の流れの中で自然にできてしまうなど、
生活に組み込んでやる必要があります。

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目標

そして、最後に大事なのが目標です。
どれだけ時間を確保して、やる気を高めても、
その方向があっていないと、努力は徒労に終わってしまいます

適切な努力は、適切な目標を設定してこそです。
それ故に、目標設定はしっかりと時間をかけるべきところです。

はやく実行に移りたいのはわかりますが、
そこは一呼吸おいて、しっかりと方向を見定めましょう。
目標設定が上手くいけば、
それくらいの遅れは大した傷にはなりません。

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転職する

ある程度のスキルアップができたら、
積極的に転職をしていきましょう。

完璧な状態を目指してから転職しようとすると、
いつまでたっても行動に移れません。
期限を決めて、その時期になったらすぐに行動に移すようにしましょう。
自分ではまだまだと思っても、
意外と受けてみたら高評価を受けたりもします。
こればかりは実際にやってみないとわかりません

反対に全然ダメな場合も、
そういってもらわないとわからないものです。
社会からみて客観的に自分はどの程度の存在なのか。
それを知る為にも早めに動いた方が良いでしょう。

転職は、エージェントを使うのが一番楽です。

まず求人の質が違います。
エージェント経由だけの求人というのも多く、
それはエージェントを利用しないと応募できません。
レベルの高い人材であればあるほど、
より好待遇な求人を紹介してもらえるので、積極的に使っていきましょう。

また、エージェントを使うことで、締め切り感が出てきます。
自分一人でやっていると、どうしてもフットワークが重くなります。
しかし、エージェントを使うと、
向こうは早く転職を決めたいので、早く行動に移させようとします。
それによって、強制的に動きだすことになるので、そういった効果も狙えます。

転職が本格化すると思った以上に忙しくなるので、
早めに仕事の調整をしてしまいましょう。

職務経歴書を作ったり、
スケジュールの調整、
終業後の面接
やることがたくさんあるのです。

関連記事:20代SEの転職活動体験記。転職活動の流れと気をつけるべきポイント!

能動的に働く

転職をしなくても仕事を楽しくできる可能性はあります。
それが、能動的に働くということです。
これは、「やらされるのではなく、自分から進んで仕事をしていく」
という風に態度を改めることです。

人間は、やらされていることに対してはやる気がでません。
しかし、自分からやろうと思ったことは、やる気がでます。
「勉強しなさい」と言われるとやる気がでないけれど、
テストには関係ないけれど自分がやりたい勉強はすごい集中力が発揮できた。
そんな経験をした人も多いはずです。

そのようなやる気を出すためには、
自分のやりたいことにフォーカスすることが大事です。
仕事においてそれは、自分のためになる仕事でしょう。

将来につながる、
スキルアップになる、
出世につながる…。

そういった自分の未来のためになることであれば、
自然とやる気がでます

そうした仕事を選ぶためには、
まず自分の方向性をしっかりと考える必要があります。

自分が将来的にどうなりたいのか、
どう生きていきたいのか

そういったことが明確であれば、
そこから逆算して仕事を選んでいく事ができます。

また、自分がやりたい仕事を選んでいくためには、
ある程度の能力が必要です。
何もできない新人が仕事を選ぶことはできないですよね。
それと同じで、やりたい仕事をつかみ取るためには、
あなた自身がそれなりに仕事ができる必要があり、
そのことを周りが認めていることが大事です。
そのためには、スキルアップが必要になってきます。

そう考えると、どのような方法をとるにしても、
ある程度のスキルアップは必要になってくるのです。

関連記事:上位1%になるための超簡単な方法

仕事を楽しくするためには自分から動かないといけない

ここまで仕事を楽しくするための方法を紹介してきました。

読んでいて気付いた方もいるかもしれませんが、
この方法はどれも自分から積極的に動いていく必要があります。
ただ待っているだけでは状況は一切変わらないのです。
現状を変えたいならば、
自分で行動を起こす必要があるのです。

とは言っても、レベルの高い職場に行くだけであれば、
それは、そんなに難しいことはありません。
自分の能力を高めさえすれば、
それにふさわしい職場に行けるからです。

自分でコントロールできない運の要素などはないので、
素直に努力した結果が反映されます
そういう意味では、
比較的簡単な挑戦と言えるでしょう。

誠実に努力を重ねさえすれば、
楽しい仕事を手に入れることはできます。
ですから、できる部分から行動を起こしていきましょう!

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ゼロベース思考とフレームワーク思考の使い分けることで仕事の効率は上がる

ゼロベースでものごと考えるのは、メリットが多い。
何もないところから考えるので、従来の考え方にとらわれない、本質的な解決策が生まれる可能性がある。
しかし、ゼロから考えるがゆえに、時間と労力がかかる。
時間と労力は限られており、すべてのものごとに対してゼロベースでアプローチすることは現実的ではない。
ゼロベース思考は有用ではあるが、コストが高くつくので、本当にそれだけの力をかける問題だけに低起用するのが良い。

ゼロベース思考と対になる概念が、フレームワーク思考である。
これは、ある程度の枠組みが完成しており、あとはそれに倣って進めていけば、ある程度の完成度が担保される。
手順書に従って仕事を進めたり、マトリクスに記入していく事で全体像を明らかにしていくなどの進め方がこれにあたる。
やるべき作業ごとに適切なフォーマットを選択して、それに沿って進めれば、あれこれ考えなくて済む。
つまり、脳のリソースを節約することができる。
その分はより価値のある作業や考えるべき作業に費やすことができる。
そのためには、なるべく多くのフレームワークを持つことが重要。
知っているフレームワークが多ければ多いほど、適用できる状況も増える。
その分無駄なリソースも軽減できるということになる。

状況と重要度に応じて、ゼロベース思考とフレームワーク思考を使い分ける必要がある。
重要度の高い仕事、プロジェクト的な独自性、独立性の高い作業は、ゼロベースでしっかりと考える必要がある。
逆に、ルーティン、定型的な作業はフレームワークにのっとってあまり考えずに機械的に進めてしまった方が良い。