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公開日:
最終更新日:2018/05/21

プログラミング実行における3つの形式

プログラミング

プログラミングの実行形式は大きく3つに分けられる

コンパイラ方式

各言語の専用のコンパイラを通し、コードを機械語に変換(コンパイル)。
それを各環境で動かす。
メリットは、機械語なので実行効率がいいこと。
デメリットは、複数環境で互換性を保てないこと。
ある環境で実行できたものが、別の環境で実行できるかはわからない。

代表言語は、C言語やCOBOLなど。

インタプリタ方式

コードをその都度解析して実行する形式。
メリットとしては、手軽に実行できること、各環境で互換性を保てること。
デメリットとしては、都度解析を行うので、そのぶん実行効率が下がることである。

代表言語は、JavaScriptやPHPなど。

中間コード方式

中間コード方式は、コンパイラ方式とインタプリタ方式の両方の特徴を持つ方式。
コンパイルすると、機械語ではなく、中間コードと呼ばれるものに変換される。
その中間コードを各環境の仮想マシンと呼ばれる実行エンジンを使って解析、実行する。
仮想マシンは各環境ごとに提供されているため、複数環境での実行を実現できる。
コンパイラ方式による実行効率の良さ、インタプリタ方式による互換性の高さを両立するために生まれた。

オブジェクト指向言語はこの形式を採用しており、代表言語としてはJavaやC#などが挙げられる。
またJavaの仮想マシンを、JavaVM、C#の仮想マシンをCLR(Common Language Runtime:共通言語ランタイム)と呼ぶ。

カテゴリー: IT, プログラミング
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