【初心者】3Dモデリング超入門
3Dモデリングを勉強しようと思ったが、何から始めていいのかまったくわからなかったので、とりあえず概要を調べてみた。
目次
ソフト
Metasequoia(メタセコイア)
無料。
ポリゴンモデリングに強い。
有料版も5000円と他のソフトに比べ格安。
国産ソフトなので資料も豊富。
入門におすすめ。
モデリングソフトなため、アニメーションを付けることはできないが、keynoteというプラグインや別のソフトと併用することでアニメーションをつけることも可能。
Blender
フリーソフト。WEB上にハウツー記事が多く上がっている。
基本的に3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)は全て入っている統合ソフト。
メタセコのデータをBlenderに移せるので、モデリングはメタセコ、アニメーション~レンダリングはBlenderでやるとフリーで高品質なものが作れるかも。
ただし、機能が多すぎて使いこなすのは難しい。初心者向けではない。
ZBrush
スカルプティングのできる3Dソフト。
MikuMikuDance
フリーのPV作成用ツール。
モデリング方法
ポリゴンモデリング
多角形の組み合わせでモデリングをしていく手法。
最もオーソドックスなモデリング手法。
曲面モデリング
数学的に表される曲線を組み合わせるモデリング手法。
工業や建築デザインなどでよく使われる。
PCスペックが低かったころは主流だったが、スペックの向上に伴いポリゴンモデリングが主流となった。
スカルプトモデリング
粘土をこねるようにして物体を生成する手法。一般的にペンタブを使用する。
ポリゴンモデルでベースを作成→スカルプトモデリングででティールを作りこむ、という使い方もされる。
PCスペックが求められる。
3Dプリンタで出力する方法
Blenderで3Dモデルを作っても、そのまま3Dプリンターに適用できない。
それ用に作成(変換?)しないといけない。
基本的な手順
ステップ1:3Dデータの作成
ステップ2:STL形式での出力(またはSTL形式への変換)
ステップ3:STLデータの整合性をチェック
ステップ4:STLデータをツールパスデータに変換
ステップ5:ツールパスデータを3Dプリンタに読み込ませて出力を行う
STL(Standard Template Library )
ソフトをモデルをSTL形式(3Dプリンタ標準の形式)に変換する。
そのため、STL出力に対応したソフトを使用する必要がある。
用語
統合ソフト
3DCGに必要な機能(モデリング~アニメーション~レンダリング)が全て入っているソフトのこと。
レンダリング
モデリングしたものをある一点から見た静止画に変換すること。
その際、光源や反射率などいろいろな要素を計算しないといけない。
シェーディング
光源を設定し、そのモデルの影を計算し、生成すること。
レンダリング処理を軽くするために、意図的にこの工程を省略することもある。(テストレンダリングなど)
テクスチャマッピング
モデルに質感を持たせる工程。
投影式:モデルに対し、プロジェクタの様に投影をする形でテクスチャをマッピングする。
ラップ式:ラッピングの様に包み込む方式。
UV:モデルを展開図として、切り開き、その画像を読み込み、テクスチャを描きこむ、貼り込む等して、モデルに質感を与える。
まとめ
まずはMetasequoiaで3Dモデリングに触れてみて、慣れてきたらBlenderに移行していくのが良さそう。
参考
3DCG初心者のためのモデリング講座【モデリング方法編】
【3D CGモデル入門】アニメーションに使える3Dソフトって何があるの?
ここから始める、3Dプリンタ&モデリング基礎知識