時間が足りない時に考えるべきこと
何か目標に向かっていると、絶対に「時間がたりない」という悩みに行きつきます。
では、どうすればこの悩みを解消することができるのかを考えていきます。
時間は増えない
当たり前のことですが、時間は増えません。
1日は24時間で、それはどれだけ頑張っても増やすことはできません。
そうであれば、考えるべきことは、「いかにしていらない作業を減らすか」と「効率化して作業時間を短縮する」という2つです。
それ以外にこの悩みを解消する手段はありません。
いらない作業を減らす
まずはいらない作業を減らす方法を考えてみましょう。
優先度の低い作業は諦める
人間にはやれる量に限りがあります。
いくらやりたいことがたくさんあっても、実際にできるものには限りがあります。
そうであれば、優先度を決めて、優先度の低いものは諦めるしかありません。
そのためには、自分が何を一番重要と感じているのかをよく考える必要があります。
もしくは、あとに回してもいいものは後に回すのです。
これを考えるためには、人生プランを考える必要があります。
そうすることで、どの時点でどうなっていたいのか、そのためにはいつまでに何をしないといけないのかが明確になります。
目的に沿わない作業はしない
いらない作業とは目的につながらない作業です。
例えば、作業場の整理は直接的には結果に繋がらない作業です。
作業場が散らかっていても、いいアウトプットを出せるのであれば、別にそれをする必要はありません。
これは別にやらなくてもいい作業なので、切り捨てましょう。
やった方がいいレベルの作業も同じです。
例えば資料を見やすくするなどは、その典型です。
もちろん、資料は見やすい方がいいに決まっています。
しかし、目的としては読めれば別にいいのです。
それ以上に整理しても、それは目的に寄与しません。
あくまでプラスアルファの作業に過ぎません。
こうしたやった方がいいレベルの作業も切り捨ててしまいましょう。
目的を起点に、その作業は必要なのかを考えることが重要です。
自分でやらない
どうしてもやらなければいけない作業である場合、次に考えるべきは自分でやらずに済ますことです。
例えば、自動化したり、人にやらせたりすることが考えられます。
しかし、これらの方法の難しいところは、ルール化しないといけないということです。
コンピュータにやらせるにしても、人にやらせるにしても、明確なルール、手順が必要です。
それが無ければ、思うような成果物は出てこないでしょう。
これは逆に手順化できないような作業は他人に任せることができないのです。
そういった作業は自分でやるしかありません。
効率化する
なるべくいらない作業を切り捨てていくと、最後に残るのは絶対にやらなくてはいけない作業です。
そうした作業は効率化してやっていくしかありません。
効率化に近道はありません。
地道な改善をただ繰り返していくしかありません。
毎回作業の記録をとり、時間がかかっている箇所を明らかにする。
そして、なぜ時間がかかっているのかを突き止め、改善していく。
こうした地道な作業を繰り返していくしかありません。
一番重要なのは作業を減らすこと
しかし、効率化といっても限界があります。
ですから、まずは不要な作業をなくしてしまうことが第一です。
それができない場合のみ効率化を考えていくのです。
そのためには自分の最終目的を決める必要があります。
それだけは絶対にはずせないもの、もっとも優先度の高いもの。
それ以外のことは切り捨てるくらいの勢いで臨まないと時間がいくらあっても足りないのです。