仲良くなるにはどうすればいいか?良好な関係を作る方法!
人と仲良くなりたいというのは万人のテーマかと思います。
しかし、仲良くなりたいと願いながらも、なかなか仲良くなれない人もいるのではないでしょうか。
では、なぜ仲良くなることができないのか、どうすれば仲良くなることができるか。
今回は人と仲良くなる方法を見ていきます。
目次
まずは接触の機会を増やし、関係性を作る
仲良くなるためには、そもそも相手に好意を持たれないといけません。
好意と言うのは、別に好かれる必要があるということではありません。
少なくとも、敵ではない、どうでもいい存在ではない、という認識を持ってもらうことです。
相手の中でそれなりのポジティブな存在感を出すとでも言えるでしょう。
そのためには、まず接触の機会を増やす必要があります。
接触と言うのは、会話でも、一緒に何かをするでも何でもいいです。
とにかく、相手の意識の上に自分と言う存在が上る機会を増やすのです。
そうすることで、少しずつ自分の相手の中で存在感が大きくなっていきます。
ただ、接触を増やすと言ってもちょっとしたコツがあります。
ただやみくもに接触を増やすだけでは、逆効果になることもあります。
それでは、接触する際にどういったことに気をつけていけばいいかを考えていきましょう。
1回の接触は短く
まず意識すべきことは、「相手に認知してもらうために必要なのは、接触の回数を増やすことである」ということです。
長い時間一緒にいることが重要なのではありません。
これは、自分が何かを勉強するときのことを考えてみればわかりやすいかもしれません。
なにかを1日中みっちり勉強するよりも、1か月間少しずつ勉強した方が記憶に残りますよね。
恐らく1か月後にテストをしたら、後者の方が得点は高いはずです。
それと同じことで、1回の密度の濃い時間をすごすよりも、1回1回はそれほど長くなくてもいいから回数を増やすことの方が大事なのです。
1週間に1回長い接触をするよりは、毎日1回短い接触をする方が有効です。
もっと言えば、実際にできるかどうかは別として1日に複数回短い接触をした方が有効です。
とにかく相手の頭に自分が上る回数を増やすことを意識しましょう。
広告などと同じですね。
意識される回数をとにかく増やすのです。
意識に上るのであれば、別に直接会う必要もありません。
メールやチャットなどでもいいわけです。
ポジティブな印象を持ってもらう
接触回数を増やすことは重要です。
しかし、接触のたびにネガティブな印象を持たれてしまっては意味がありません。
それでは、接触するたびに嫌われてしまいますよね。
接触することによって、ポジティブな印象を持ってもらわないと意味がありません。
では、どうすればポジティブな印象を持ってもらえるのでしょうか。
相手の望むことをする
真っ先に考えられるのが、相手の望むことをしてあげることです。
例えば、ある発言に対して相手が望む返答をしてあげる、相手が聞いてほしいと思っていることを話題にするなどです。
そうした小さなことでも、それがあるたびに相手はいい気分になります。
あなたと接触することでいいことが起こる、と言う図式が生まれれば、接触のたびにポジ支部な印象を持ってもらえるでしょう。
相手を褒める
また、相手の望むことをすると重複する部分もありますが、相手を褒めることも大事です。
これは、2重の意味で効果的です。
まず、第一に相手そのものを話題に上げている点です。
人間と言うは自分が大好きです。
ですから、自分を話題に挙げてもらえると、やはりうれしいものなのです。
そして、第二に相手が望むことをしている点です。
褒めるというのは、相手の存在そのものを肯定することです。
それをされて嫌な気持ちのする人はいないでしょう。
基本的にみんな嬉しいはずです。
このように褒めるというのは、2重の意味で話題としてうってつけです。
ただし、注意したいのがなんでも褒めればいいという点ではないことです。
あまり見当違いなことばかり言っていると、相手に訝しがられます。
しかし、それすらもうれしいという人もいるため、最終的に原則に従うのではなく、相手の反応をうかがうのが正しいです。
テンションを合わせる
その他、テンションを合わせることも大事です。
人にはそれぞれテンションがあります。
いつでも元気な人もいれば、物静かな人もいます。
相手によっては、違うテンションでこられると困惑する、疲れるという場合があります。
基本的には相手と同じテンションに合わせるのが良いです。
(もちろん、これも例外があるので、最終的には相手の反応を見るのが一番です。)
また、相手と使う語を合わせるというのも有効です。
フランクな物言いなら、こちらもフランクに。
ちょっと固いならば、こちらもそれに合わせて。
相手に合わせることで、会話の中で余計なストレスを与えませんし、親近感を持ってもらうこともできます。
自動的に好意が増幅していく
接触回数を増やし、ポジティブな印象を持ってもらうことができれば、自然と好意が増幅していきます。
ポジティブな印象を持ってもらっているというのは、既に「あなた=ポジティブなもの」という図式が出来上がっているということです。
ということは、あなたが想起された瞬間に、その「あなた=ポジティブなもの」という図式もセットになってくるわけです。
つまり、あなたが想起されれば想起されるほど、あなたへの好意が増大していくというわけです。
この状態にまで持っていければ、後は定期的に接触を行っていけば、どんどん関係は良くなっていくわけです。
相手のことを知るコツ
関係性が出来上がったら、今度はより親密な関係を作っていく必要があります。
そのためには相手のことを知る必要があります。
相手の好きなもの、生い立ち、考え方…。
そういったバックグランドを知ることで、より密な意思疎通を行うことができるのです。
では、そういったバックグランドを知るにはどうすればいいのでしょうか。
次はその方法について考えてみましょう。
好きなこと
相手のことを知るのに好きなものを聞くのは鉄板でしょう。
相手の好きなものを話題にすれば、当然相手は興味があるのでうれしいです。
そういった話題を提供するためにも、相手の好きなものを把握することは重要です。
好きなものと言っても色々な分類があります。
好きな食べ物、好きな映画、好きな音楽…。
これらを一つずつ攻めていくのは非効率です。
まずは、どのあたりに興味があるのかあたりをつける必要があります。
そのための有効な指標が趣味になります。
例えば、スポーツが好きであれば、
どんなスポーツが好きなのか、
スポーツをやっていたことがあるのか、
好きなスポーツチームはどこか
といったように話題を広げることができます。
相手の興味の中心から効率的に派生の好きなものを知ることができるのですね。
また、派生として嫌いなものを知るというのもあります。
嫌いなものはそれを話題とすることもあまりないので、優先度は低いです。
ただ、そうした話題を避けるための情報として知っておいた方がいいことは確かです。
また例外的に食べ物の好みは、食事に行く時などに重要な情報なので、好きな食べ物とセットでおさえておくのがいいでしょう。
過去、プロフィール
仲良くなるうえでは過去やプロフィールと言った、その人の生い立ちを知ることも重要です。
それを知ることで、その人がどういった体験をしてきたのか、どういったバックグラウンドを持っているのかと言った人となりを知ることができます。
例えば、
・出身地
・誕生日
・家族構成
・学校、学歴
・バイト
・仕事
・最寄駅
などと言ったようなものです。
こういった情報は、それを知っているからと言って急に会話が盛り上がるわけではありません。
しかし、会話のふとした折に、こういった情報に触れていく事で親密度を高めることができます。
例えば、「○○が好きなんだ」→「たしかに地元の名産だしね」と言ったようにです。
相手のことをよく知っているからこそできる受け答えをできることで、相手の中でのあなたの地位が少し上がります。
そうした小さな積み重ねが良好な関係を築いていくのです。
考え方
相手と親密な関係を築いて行くうえで、相手の考え方を知ることは重要です。
どういった時にどういった考え方をするのか。
より一般的に言えば性格とでも言えるでしょうか。
考え方は普段の言動を観察することでも見えてきますが、それは表面的なものに過ぎません。
より深く相手のことを知るには、直接相手の考え方を聞く必要があります。
しかし、いきなり「あなたの性格は何ですか?」と聞いても、相手も戸惑うでしょう。
では、どう聞けばいいのでしょうか。
そのために有効なのが、行動や発言の意図を尋ねることです。
たとえば趣味の話になったら、なぜそれが好きなのか。
仕事の話になったら、なぜその仕事をすることになったのか。
といったような感じです。
こうした質問をすることによって、相手の思考を知ることができます。
普段の観察では見えない、裏側の思考を知ることができるわけです。
こうしたことを積み重ねていく事で、だんだんと相手の思考の傾向が見えてくるのです。
自分のことを上手く伝える方法
親密になるうえでは、相手の話を聞くだけでなく、自分のことも適宜話していく必要があります。
自分の情報の分類も基本的にはさっきと同じです。
・好きなこと
・過去
・考え方
この三つの観点で話していけばいいでしょう。
ただ、その際に気をつけたいのが、そのまま情報を後悔するのが正解ではないということです。
自分の情報を後悔する目的は何でしょうか。
それは相手に自分と言う人間を理解してもらうためです。
そして、それは相手に信頼してもらうためです。
そうであれば、別にありのままの自分を後悔する必要はありませんし、それが最善と言うわけではありません。
相手に認識してもらいたい自己像に基づいた情報を与えることが重要です。
例えば、真面目な人間と思ってもらいたいなら、趣味を読書やプログラミングなどとしておけばいいでしょう。
これは別に嘘をつけと言っているわけではありません。
真面目に見せたいのであれば、複数ある自分の趣味の中から真面目に見えそうなものだけを紹介すればいいということです。
あえて、そうは見えないような趣味の情報を後悔する必要はないということです。
もちろん、趣味だけでなく真面目に見せるために使える要素があればどんどん使っていけばいいです。
言ってしまえば、自分のことを知ってもらうというのは、自分はこういうキャラだという認識を持ってもらうことです。
そして、公開する情報は、認識してもらいたいキャラによって取捨選択していく必要があるのです。
ですから、複数のキャラセットを作っておくと使いまわしができて楽です。
例えば、真面目に見られたい時に公開する情報セット、元気な人間に見られたい時の情報セット、などと言うようにです。
まずは、相手にどう思われたいかを決めること。
それを満たす情報のみを公開していくように意識していく事。
自分のことを話す時は、この二つを意識すると素早く良好な関係を築いていく事ができます。
仲良くなるモチベーションを高める方法
ここまで仲良くなる方法を紹介してきました。
しかし、方法を知っていてもモチベーションが上がらなければ、なかなか仲良くなろうと言う気は起りません。
良好な関係を築くには時間も労力もかかります。
それを引き受けてでも仲良くなりと言う強いモチベーションがなければ続きません。
では、どうすれば仲良くなりたいというモチベーションを高く維持することができるのでしょうか。
その方法について見ていきます。
仲良くなるメリットを明確にしよう
面倒なことをするにはそれをするだけのメリットが無いといけません。
勉強するのは将来の収入が上がるから。
運動するのは健康を維持するため。
このように仲良くするにも何かメリットが無いと続きません。
そもそも仲良くなりたいと思ったからには何らかのメリットがあったはずです。
仕事上必要だから、人脈を作るため、趣味の仲間を増やすため…
もちろん、単純に仲良くなりたいというのもそうです。
そうしたメリットを思い返す必要があります。
また、そのメリットをさらに深堀することも大事です。
そうすることで、より具体的に仲良くする必要性を感じることができるからです。
仕事上必要→受注を取れる→社内の評価up→給料が上がる
趣味の仲間を増やす→その人は知り合いが多いので、その流れでつながりができる→自分のやりたいことと共感してくれる人がいるかも→その人たちとチームを組んでプロジェクトを立ち上げる
などなど。
なるべく詳細に、先の先を考えていくと、メリットが明確になっていきます。
こうしたメリットを明確にすること、そしてめんどくさくなったらそれを再び自分に言い聞かせること。
これが大事です。
逆に、ここまで考えてメリットが思いつかないのであれば、そもそも仲良くする必要はないのかもしれません。
時間や体力といったリソースは有限です。
無駄なことには使用せず、もっと有用なことに使った方が良いのかもしれません。
相手のプロフィール帳を埋める感覚で情報を聞き出そう
めんどうなことはゲーム感覚にしてみると意外と楽しめたりします。
相手と仲良くなるのをゲーム化するには、プロフィール帳を作るといいです。
あらかじめ、相手の情報をいくつかの領域や項目に分けておきます。
例えば、
・生年月日
・出身
・趣味
・家族構成
…
といった具合です。
そうした項目のシートができたら、後はそれに沿って情報を聞き出して埋めていけばいいのです。
情報を聞き出し、項目を埋めていく、足りないところを確認し、また情報を聞き出す…。
その過程がゲームのようなので、楽しんで相手の情報を引き出すことができるのです。
また、情報を視覚的に整理するので、後でその情報を使う時にも便利です。
聞いたはずなんだけど、忘れてしまった、という時も記録をしておけば見返すことができるので便利です。
さらに、領域ごとに情報の一覧を見ることができるので、どこの情報が充実していて、どこが足りないかなどもすぐにわかります。
なので、「ここが足りないから、今日はここを重点的に引き出してみるか」などと言った戦略を立てることができます。
ゲーム的にも楽しめるし、後から見返すこともできる。
とにかく記録しておいて損することは何もありません。