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公開日:
最終更新日:2017/12/20

文章力とは何か?いい文章の書き方を徹底解説!

いい文章の書き方を徹底解説

いい文章を書きたいというのは、文章を書く人ならば共通する願いではないでしょうか。
ですが、良い文章とは一体何なのでしょうか。
今回はいい文章とは何なのか、どうすればいい文章を書くことができるのかを考えていきます。

いい文章の二つの要素

いい文章は二つの要素から成り立ちます。
それは、
・テーマの選定
・どう表現するか
ということです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

テーマの選定

まずは、テーマの選定について考えてみます。
文章と言うのは、読まれることを想定しています。
しかし、それが必ず読まれるとは限りません。
一生懸命書いても、全く見向きもされない可能性だってあります。

では、なぜだれからも見向きもされないのでしょうか。
それは、その文章のテーマの選定が良くないからです。
読み手が、思わず読みたいと思うようなテーマ。
そうしたテーマになっていないために、読まれずにスルーされてしまうのです。

テーマの選定がイマイチでは、そもそもその文章が読まれることはありません。
ですから、適切なテーマを選ぶというのは、非常に重要なことなのです。

どう表現するか

良いテーマが見つかったら、次に考えなければいけないのは、それをどう表現するかということです。
つまり、テーマをどのように文章に落とし込んでいくかということです。

いくらテーマが良くても、文章がイマイチでは読み手は途中で離れていってしまいます。
話が見えない、何が言いたいのかわからない、一貫性が無い、専門用語が無い…。
読み手を退屈させる理由は数多くあります。

いい文章を書くことも大事ですが、悪い文章を書かないことの方がより大事です。
テーマが良く、それをもとに読むに耐える文章を書くことができれば、その文章は読まれる可能性が高くなります。

このように、良いテーマ選定し、それを適切な文章に落とし込むことが、いい文章を書く力ということができます。
以降では、どうすればそうしたいい文章が書けるのかを深堀していきます。

テーマの選定

まずは、テーマの選定について考えていきましょう。
テーマの選定は文章を書く上で最も重要です。
なぜなら、それによって読む価値が決まってしまうからです。

例えば、「私の今日の晩御飯」というタイトルで文章を書いたとします。
果たして、誰がその文章を読みたいと思うでしょうか。
あなたの家族や知人であれば、もしかしたら読んでもらえるかもしれません。
(それでも読まれない確率の方が高いと思いますが。)
しかし、あなたのことを知らない、興味の無い人は、その文章を読もうなどとは思わないでしょう。

なぜなら、その文章を読むメリットが無いからです。
あなたの晩御飯を知ったところで、何か得することは一つもありませんからね。

文章と言うのは、読むこと自体がコストです。
めんどくさしい、時間もかかる。
ですから、読むことによって得られるメリットがそれらを上回らない限り、その文章を読もうとはならないのです。

では、どうすれば読むコストを上回るメリットを生み出すことができるのか。
その方法を詳しく見ていきます。

人生が上向く

人生が上向くことは、役に立つことの典型です。
では、人生の役に立つとは、どのようなものが考えられるでしょうか。

例えば、
・収入が上がる
・スキルアップ
・自己実現を助ける
・人生が楽しくなる
・生きやすくなる
などです。

その文章を読むことによって、これらの効果が得られると思ってもらえれば、読まれる確率が高まります。
「その文章を読むことによって、その人の人生がどう上向いていくか」
このことを明確にした上で文章を書くことによって、読み手に取って価値のある文章を提供することができます。
読み手の生活がどのように向上するのか、その具体的なイメージを持って文章を書いていくといいでしょう。

活力をもらえる

「その文章を読むことによって、日々の活力を得られる
もし、読み手にそうした効果を与えることができれば、それも価値のある文章となります。
何か情報を得るための文章と言うよりは、娯楽としての文章ですね。
読むことそれ自体が目的となる文章です。

例えば、趣味や好きなものなど。
他にも日常生活を面白く切り取ったりすれば、それも人を楽しませる文章になります。
また、辛かったことを共有し、「自分だけではないんだ」と思ってもらうことでも、活力を与えることができます。

このように、活力を与える方法は様々あります。
大事なのは、文章の目的をはっきりさせることです。
その文章を読むことによって、どのような効果があり、それによって読み手が活力をもらえるのか
その方向性をはっきりさせてから書くことで、文章の価値が高まり、読み手に読みたいと思わせることができます。

身近なトピック

文章を読んでもらうには、その文章の内容が読み手と関係あることが大事です。
難しい専門分野をテーマにしても、自分とは関係ないと思ってしまいますよね。
それだったら、「部屋が散らからない方法」とか「仕事を早く終わらせて帰る方法」とかの方が関心を持ってもらえます。
このように、読み手の生活と近いテーマを選定することが大事です。

もちろん、読み手をどこに置くかによって、関心のあるテーマは変わっていきます
女性に対して、「身体を大きくする筋トレ方法」などの文章を提供しても、関心を持ってもらえる可能性は低いです。
文章のターゲットを定め、そのターゲットが興味を持っているであろうテーマを選定することが大事です。

他人に話したくなるような情報を

話のネタになりそうな文章というのも、関心を持ってもらえる可能性が高いです。
なぜなら、それはリアルでのコミュニケーションのネタに使えるからです。

話のネタになりそうな情報とは何でしょうか。
例えば、以下のようなものが考えられます。
・芸能人、有名人のニュース
・ちょっとした雑学
・性格診断、手相診断など
・最新情報

思わず他人に話したくなるようなテーマについて書かれた文章であれば、読みたいと思わせることができます。

お得情報を知れる、何かを学べる

何らかの役に立つ情報を得ることができるのであれば、その文章は読む価値があると言えます。
役に立つ情報と言うのは例えば、お得商品の情報や便利な裏技などが考えられるでしょう。
そうした情報を得ることができれば、その文章を読もうという動機が生まれます。

また、その文章を読むことで何かを学べる場合も、その文章に読む価値が生まれます。
難しいニュースを平易に解説したものなどが考えられます。
いわゆる学習コンテンツですね。
ただし、この手の学習コンテンツは読み手に学びたいという意思があることが条件になります。
この点は、単純なお得情報よりもハードルが高くなります。

網羅性のある情報

どこかで聞いたことある情報であっても、それが整理されており、一覧性があれば、その文章には価値が生まれます
例えば、○○する100の方法など。
一つ一つの情報はありきたりであっても、それが一つにまとまっていれば、辞書的な使い方ができます。
それによって、その文章に価値が生まれます。

いい文章の条件

読みたいと思ってもらえたら、次に考えるのは、読んだ後に満足してもらえるかということです。
せっかく読んでもらっても、いまいちな評価だと、途中で読むのを辞めたり、リピーターになってくれる可能性がなくなります。
読んだ後に、満足してもらうこと、読んでよかったと思ってもらうことが重要です。
では、どうすればそのような感想を持ってもらえるような文章が書けるのか。
その要素について見ていきましょう。

納得感がある

読んだ後に満足してもらうには、読後に納得感があることが重要です。
文章全体で主張していることが、納得でき、読み手が得たいと当初思っていたものが得られることが目的です。
そのためには、以下の点に気をつけることが重要です。
・論理的である
・構造が明確
・ボリュームがある
・何が言いたいのかが明確
一つずつ見ていきましょう。

論理的である

納得感を持ってもらうには、何にもまず論理的な文章であることが重要です。
論理的であるというのは、結論までの説明に筋が通っているということです。
文章と文章の間で論理がつながっているのはもちろん、章立てごとでも論理がつながっている必要があります。

論理的でない文章は、何を言っているのかがわからなくなってしまいます
そうした文章を読むと、「何を言っているのかわからない」ということになってしまいます。
そうならないためにも、論理的であることを意識することは重要です。

構造がわかりやすい

構造がわかりやすいことも重要です。
構造がわかりやすいというのは、全体的な観点と部分的な観点があります。

まずは、全体的な観点から見ていきましょう。
全体的な観点とは、文章全体の構造がわかりやすいということです。
例えば、起承転結や問題提起→例証→結論などの構造です。
上記のようにわかりやすい構造を取ることで、読み手も「今はこの話をしているんだな」ということが理解できます。
逆に、今はAの話、次はBの話、そしてCの話、また戻ってAの話、途中でCの話が入って、再びAに戻る…
このように話が前後すると読み手も混乱してしまいます。

次に部分的な観点についてです。
これは、一つの章には一つの話題のみに限定するということです。
こうすれば、一つの章の中で話が行ったり来たりすることもなくなります。

全体の話の流れを考え、それを章立てに分けていく。
一つの章の中には一つの話題だけに絞る。
そうすることで文章の構造がすっきりします。

ボリュームがある

読後に満足感を持ってもらうには、ある程度のボリュームも必要です。
ボリュームがあることによって、論理構造が厚くなり説得力が増す、言及する内容が増え情報量が増える、などの効果があります。
ただし、ボリュームを増やすと言っても無意味なかさ増しは意味がありません。
同じことを言い方を変えたり、前に出てきた内容をまた書いたりなどです。
文章ごとが別々の意味を持っており、またそれが重複しないことが大事です。
それにさえ気をつけていれば、いくら文章量が増えたとしても、かさ増しになることはありません。

何が言いたいのかが明確

読後の満足感を演出するには、主張が明確であることが重要です。
最初はAと主張していたのに、書いている途中でだんだん結論がBになってしまった、となってしまったら「結局どっちなんだ」という話になってしまいます。
こうなってしまうと、読後の満足感どころか途中で読むのをやめてしまう可能性もあります。

こうならないためには、文章を書き始める前に全体の設計を考えることが重要です。
まず、テーマ、主張を決める。
次に、それに従って必要な要素を洗い出す。
次に、その要素の具体的な項目を考える。
そこまでできてはじめて実際の文章を書き始めていきます。
そうすれば、当初設定したテーマから大きく外れることはなくなります。

これをテーマ決め→文章を書く、となるとガイドがなくなってしまうので、書いてる途中で方向がそれたりしてしまうのです。
ですから、全体の大まかな設計を考え、徐々に具体化していくことが大事です。
そうすれば、最初と最後で主張が変わってしまうということを防げます。

独自の情報がある

独語の満足感を持ってもらうには、その文章オリジナルの情報があることが望ましいです。
どこかで聞いたことのあるような情報ばかりだと、既に知っている情報ばかりなので、その文章を読んだことに対し価値を見出せません。
「読むだけ時間の無駄だったな」という結論に至ってしまいます。

では、どうすればオリジナリティのある情報を盛り込むことができるのでしょうか。
まず考えられるのが、徹底的に調査をするということです。
表面的な情報では、どうしてもどこかで聞いたことのある情報になってしまいます。

調査する際には、なるべく面倒な、コストのかかる調査をすることで、いい情報を得ることができます。
例えば、ネットで得られる情報と言うのはコストが低いです。
だれでも簡単に、すぐにアクセスできますからね。
ですから、そのような情報はどうしてもどこかで聞いたことのある情報である可能性が高いです。
それよりは本を読んだり、人に聞きに行ったり、自分でやってみたりと言ったようなコストのかかる調査方法の方が良いです。

他にも、一歩踏み込んだ考察をしてみるという方法もあります。
何かに対する考察と言うのは、その人独自の考え方です。
つまり、その考察自体が既にオリジナルなコンテンツということができます。
(ただし、それがオリジナルであることと価値があることは別の問題です。)

考察は深く踏み込めば踏み込むほど、オリジナリティが高まります。
例えば、リンゴは赤いという考察は誰でも思いつきます。
そのため、オリジナリティが低いです。
しかし、「リンゴは赤い。ではなぜ赤いのか、~~~。そして青いリンゴが無いのは~~~~だからである。」というように深く踏み込めば、それが他の人の考察と被ることは少なくなります。

読みやすい

文章が読みやすいことも重要です。
どれだけいいことを書いていても、文章自体が読みにくければ読後に満足感を持ってもらうことはできません。
では、読みやすい文章にするためにはどのようなことに気をつければいいでしょうか。

論理が飛躍しない

読みやすいためには、文章が論理的であることが必要不可欠です。
そして、それに加え、論理が飛躍しないことも大事です。
1からいきなり10に話が飛ばないことが大事です。

例えば「Aと言う商品を買った→Aと言う商品はお勧めできない」だと、なぜそういう結論に至ったのかが不明です。
なので、「Aと言う商品を買った→Aは○○が××なので、とても使いにくい→Aと言う商品はお勧めできない」という風に論理をつなげる必要があります。
このように書けば、その結論に至るまでの過程がしっかりとわかるので、論理が飛躍しなくて済みます。

難しい言葉、専門用語を使わない

難しい言葉だったり専門用語を使いすぎると読みにくい文章になってしまいます。
例えば、
「現在、サーバーにトラフィックが非常に集中しており、当サービスにアクセスすることが困難な状況となっている。」
と言う文章は正直何を言っているのかわかりません。
このように専門用語を使うのではなく、「人が多すぎてwebサイトを表示できない」と言ってもらった方がすぐに意味が理解できます。
このようにどうすれば読み手に読みやすいと思ってもらえるかを意識しながら文章を書くことが重要です。

頑張って読まなくても理解できる

頑張って理解しようとしなくても理解できる、つまりスラスラと文章を読めることも大事です。
そのためには、文章を読むのではなく、文章を見ただけで大体の意味を理解できることが大事です。
そのためには、
・どれが主語でどれが述語なのかをわかりやすくする
・文章の切れ目をわかりやすくする(、「」()などを上手く利用する)
・そもそも一文を長くしない
ことが重要です。

特に、一文を短く収めれば、それだけでだいぶ読みやすい文章になります
文章がわかりにくくなる原因は、大体修飾語が増えすぎるか、複数の文章を一文にまとめてしまうことが原因です。
例えば、
「降りしきる冷たい雨の中、昨日の晩から飽きずにずっと同じ場所に立っているあの年老いた男の人は、見えているのかわからないくらいに目を細めてずっと遠くにある何かを必死に見ているのだが、その先に何があるのか必死に想像を巡らせても、私には皆目見当もつかなかった。」
などは修飾語が多すぎて読んでいるうちに対応がわからなくなってきます。
もちろん小説などであれば、あえて読みにくい文章を書く必要もあります。
しかし、人に何かを伝えるという意味での一般的な文章においては、簡潔に書いた方が価値が高まります。

見出しが文章の要約になっている

文章の究極系は、読まなくても意味が理解できることです。
そのためには、見出しが文章の要約になっていることが大事です。
タイトルを読めば文章の内容が理解できる。
章立てのタイトルを見れば、その章で書いてあることがわかる。
さらに、目次や最後のまとめを読めばだいたいの話の流れがつかめる。
そのような状態になっていることが理想です。
そうすれば長い時間をかけなくても、内容をすぐに理解することができます。
文章を書くというよりは、図解を作るようなイメージで臨むといいかもしれません。

声に出して読んで違和感がないか

声に出して読んでみることで、文章の違和感に気付くことができます。
ワードだけを拾って読んでいると、言い回しや細かい表現のチェックなどが行き届かなくなります。
実際に声に出したり、黙読することで、そうした細かい言い回しに違和感が無いかをチェックすることができます。

他の文章も読みたくなる

もし、読んでもらった文章に満足してもらったら、他の文章も読んでもらえるかもしれません。
そうなった時に、どうすればもっと文章を読んでもらえるのかを考えていきます。

その文章自体のできが良い

他の文章も読んでもらうためには、当たり前ですがそもそも今読んでいる文章自体の出来が良くないと話になりません
今読んでいる文章に満足してもらえなかったり、途中で読むのを辞めてしまえば、次の文章を読んでもらえることはありません。
ですから、まずはその文章自体の質を高めることに専念するべきです。

関連する記事を的確に提示する

質の高い文章を書くことができれば、次の文章を読んでもらえる可能性が高まります。
しかし、次の文章が適切に提示されなければ、読んでもらえないです。
適切に提示するとは、以下の二つの要素からなります。
・次の文章にすぐにアクセスできる
・次の文章も今日のあるテーマであること

文章を読み終わった後に、すぐに次の文章を提示することが大事です。
そうしなければ、読み手は他のことに興味が行ってしまいます。
読み手も暇ではないのです。

また、他の文章を読みたいと思っても、その文章がすぐに見つからなければ探すのを諦めてしまうかもしれません。
すぐに文章を提示することができれば、「さがすのは面倒だけど、すぐ読めるなら読みたい」といった層にもアプローチすることができます。

そして、提示する文章は読み手に関心のあるテーマである必要があります。
考え方としては、今読んでいる文章と近しい内容、もしくは関連する内容であることが望ましいです。
そうした文章を提示することができれば、読み手に「じゃあ、これも読んでみようかな」と思わせることができます。

全ての文章で手を抜かない

文章をたくさん読んでもらうためには、全ての文章で手を抜かないことが大事です。
あなたにとってはその文章は数多くある文章のひとつに過ぎないかもしれませんが、読み手にとってはその文章だけが全てです。
その文章が良ければ他の文章も読もうと思いますし、そうでなければ二度と読まれなくなるでしょう。
そのことを肝に銘じ、一つ一つの文章で手を抜かないことが重要です。

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