会社のレベルが低いなら、レベルアップしてさっさと脱出しよう!
「まわりのレベルが低すぎる…」
「ここにいるのは時間の無駄だ…」
「自分がいるべき場所はほかにある…」
あなたもこのような思いを抱きながら働いているのではないでしょうか。
レベルの低い環境にいると、無駄なことが多く、自分の力を100%発揮することができません。
やっている仕事の程度も低いので、専門知識をいかすこともできませんし、そのような状況が続くと、そもそも何か知識を得ようという意欲さえもなくなってきます。
どんどん負のスパイラルにはまっていき、いいことが何一つありません。
そのようなレベルの低い環境にいるのは無駄です。
さっさと脱出して、もっと実りのある時間を過ごすべきです。
その方が人生を有意義に過ごすことができます。
では、どうすればそのようなレベルの低い環境から脱出し、まともな環境に身を置くことができるのか。
今回はその方法について考えていきましょう。
目次
会社のレベルが低いのは、あなたもそのレベルだということ
レベルの低い環境から身を引くのは重要なことです。
しかし、その前に一つ認識しておかないといけないことがあります。
それは、会社のレベルが低いというのは、所詮あなたもそのレベルに過ぎないということです。
もし、優秀な人間だったらもっと実りのある仕事を振られるでしょうし、そもそももっと待遇のいい会社から声がかかるはずです。
転職活動をしても、もっといい環境からオファーがかかるはずです。
しかし、そういったものがない。
ということは、自分自身も大したことのない人間なのです。
その会社にしか身を置けない以上、会社に対して文句を言えるだけの価値がある人材ではないということなのです。
では、なぜ自分は低レベルな人材なのか。
それは単純に努力を怠ってきたからです。
周りが努力をして、新しいことに挑戦したり、専門知識を学んでいる間に、あなたは何もしてこなかったのです。
その怠慢が積み重なり、気づけばあなたは価値のない人材となってしまったのです。
あなたがレベルの低い会社に身を置いているのは、自業自得なのです。
毎日意味の感じられない仕事を繰り返していると、自分にはもっとほかにやるべきことがあるはず、と思い始めます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
例えば、ほかに何ができるのでしょうか。
なんの経験も知識も能力もない人間に一体なのができるのか。
そして、それで成果を上げることが果たして可能なのか。
そもそも、なぜレベルの低い環境に身を置いて、下らない仕事をしているのでしょうか。
それは、そうすることでしか生活を賄うことができないからではないでしょうか。
自分には生活を稼ぐだけの力がない。
だから時間を切り売りして、くだらない作業にあてる。
そうすることでしか生きていくことができないのです。
だから、文句を言いながらもくだらない仕事に必死にしがみつくしかないのです。
とても哀れなことだとは思いませんか。
そして、レベルの低い会社にそんな貴重な時間を切り売りしても、大した価値にはなりません。
それは、あなたの時間の価値が低いからです。
能力のない人間の時間は、どれだけかき集めたところで大した成果は出せません。
「もっとほかにやることがあるはず」
「自分に合った、ふさわしい仕事があるはず」
「こんなことをするために生まれてきたんじゃない」
そう思うのは勝手ですが、価値の低い時間を別のことにあてても、結果は知れています。
やるべきことなどありません。
それはただの逃げ口上にすぎません。
もしやるべきことがあるとしたら、それは己を鍛えることです。
怠惰な時間を積み重ね、何の能力も取り柄もない自分。
そんな自分を価値のある成果を創出できるだけの、優秀な人間に鍛え上げるのです。
それこそが、レベルの低い会社を脱し、価値のある仕事に人生を使うための唯一の方法なのです。
努力することでしか現状を変えることはできない
現状を変えるためには、自分を鍛えるしかありません。
なぜなら、今の状況にいるのは、自分のレベルが低いことが原因だからです。
もし、自分のレベルが高ければ今のような状況には陥らなかったでしょう。
ですから、今の低レベルな会社から脱出するためには、とにかく自分を鍛える他ありません。
いつかいいことがある、なんてことは絶対にありません。
誰かが助けてくれる、ある日突然状況が好転する…。
そんなのはフィクションの中だけの話です。
ものごとには必ず原因があります。
今、自分の人生がつまらないのであれば、それは人生を真面目に生きてこなかったことが原因です。
自分の行く道を考えず、ただ何となく時間を浪費してきた。
その行動が今の惨状をもたらしたのです。
原因を解消しないことには、現状は何一つ変わりません。
何もせず、文句を垂れるだけでは何も変わりません。
今までの遅れを取り戻すべく、死ぬ気で努力して自分を鍛え上げましょう。
苦労もせずに状況が好転するという妄想はもうやめましょう。
今後一生下らない人生を歩んでいくのに比べたら、努力をするのなんて大した苦ではありません。
自分を鍛え上げる方法
現状を変えるためには、自分を鍛え上げるしかありません。
では、どうやって自分を鍛えていけばいいのか。
その方法について詳しく見ていきます。
まずは方向性を決めよう
自分を鍛えるのは時間のかかる、大掛かりな作業です。
そうであるからこそ、なんとなくで始めず、しっかりとした目標や方向性を決めることが大事です。
ここで綿密に目標設定を行うことで、この後の成果が大きく変わっていきます。
目的のはっきりしないことに対しては、必死で打ち込むことはできません。
なんとなくやった方がいい、というくらいの気持ちで続くものはないのです。
やるのであれば、そこにしっかりと意味を見出さないといけません。
そのためにはしっかりと目標を決める必要があります。
また、一生懸命努力したにもかかわらず、その方向性が間違っていたために、自分の意図しない結果になってしまった、となっても悲しいです。
思ったのと違う、という風にならないためにも、目標の設定が重要になってきます。
では、具体的にどういう風にして目標を決めていけばいいのか。
ここでは、今のレベルの低い会社を脱出するという観点で考えてみます。
大きく考えられるルートとしては、以下の2つがあります。
・今の仕事の延長線上で、もっとレベルの高い仕事をしたい
・まったく別の業種、業界で仕事をしていきたい
このどちらかによって、努力の方向性も全く変わってきます。
例えば、今の仕事の延長線上であれば、仕事にもっと懸命に取り組むことで自分を鍛えることができます。
残業してでも、業務の範囲を広げる、交渉してもっと責任のある立場で仕事をする、などです。
しかし、逆に未経験の分野に行きたいのであれば、今の仕事に費やす時間を減らさないといけません。
うまく効率化したり、仕事を受けないような工夫をする必要があります。
場合によっては、給食などの制度を利用して、勉強期間にあてるなどの動きも必要になってくるでしょう。
また、今の仕事でも共通して使えるような経験(例えばマネジメントやマーケティングなどの汎用的なスキル)は、積極的に取り組んでいくなども考えられます。
次の仕事に向けて役に立つことはする、それ以外は極力避けるように動く、という判断が必要になってきます。
このように自分の最終目標によって、取るべき行動は大きく異なってきます。
ですから、最初に目標を決めることが必要なのです。
そうしないと、とりあえず頑張るというようなあいまいな目標になってしまいます。
そのようなあいまいな目標では努力の成果も半減してしまいます。
努力に限ったことではないですが、一つの方向性に絞った方が、成果は出やすくなるのです。
目標達成に必要な要素を洗い出す
目標が決まったら、今度はそれを達成するために必要な要素を洗い出しましょう。
例えば、プログラマーになりたい場合、以下のような要素技術が必要です。
・ある言語でプログラムをかける
・ネットワークの基礎知識
・データベースの基礎知識
・システム開発の基礎知識
・PCの基本操作
つまり、プログラマーになるためには、これらの小項目を達成していく必要があります。
言い方を変えれば、プログラマーになるという大目標は、これらの小目標に分割することができます。
小目標に分割することで、目標の設定がしやすくなります。
例えば、単純にプログラマーになるというだけだと、具体的に何をしていけばいいのかがよくわかりません。
なんとなくプログラムが書けるようになればいいのかな、程度の想像しかできません。
しかし、小目標にブレークダウンすることで、やるべきことが明確になってくるのです。
そういった意味では、目標はなるべく細かく要素に分割するべきです。
例えば、プログラムをかけるようになる、というのは
・変数について理解する
・反復処理について理解する
・分岐処理について理解する
・配列について理解する
・オブジェクトについて理解する
…
といったようにさらに細かい要素に分解することができます。
これらの要素が細かくなればなるほど、具体的にどう行動すればいいのかといったことが見えてきます。
それぞれの要素の目標を決める
目標の要素が洗い出せたら、今度はそれぞれの目標をさらに決めていきます。
例えば、プログラムを書けるようになる、というのは具体的ではありません。
具体的でないものは、達成しているかどうかを判定することができません。
ですから、どうすれば「プログラムをかけるようになった」といえるのかを考えるのです。
例えば、簡単なアプリを作るなどです。
このように具体的な目標がわかれば、目標を達成できたのかどうかも明確になります。
そして、達成すべき目標が明確になれば、そのための行動も具体化されます。
具体的なアクションプランに落とし込む
達成するべき目標が決まったら、次にどうすればそれを達成できるかを考えていく必要があります。
アプリを作れるようになるために、具体的には何をすればいいのか。
例えば、スクールに通ったり、学習動画サイトを利用したり、本で独学したり、といったことが考えられます。
まったくの初心者であれば、時間とお金がかかったとしても、スクールなどに行った方が効率がいいでしょう。
逆にある程度基礎が出来上がっているのであれば、本などで進めたほうが、自分のペースでできるのでいいかもしれません。
そこは、どの手段が一番目的達成にとって効率的かを観点に選んでいきましょう。
方法はなるべく具体的に決めるほうがいいです。
例えば、本を読むだけだと、十分に具体的とは言えません。
その本を、1日何ページ進めるのか、そしてそれを朝やるのか、夜やるのか。
そういった細かいところまで落とし込むことが大事です。
行動があいまいだと、結局やらなくなってしまう可能性が高いです。
「本を読む」だけだと、別に今じゃなくてもいいし、明日でも、来月でもいいです。
そうすると、仕事が忙しいから、疲れているから、といった理由で先延ばししてしまいます。
これではいつまでたっても目標達成することができません。
ですから、具体的、かつ厳格に1日のアクションプランを決める必要があるのです。
あとはひたすら毎日こなしていく
1日のアクションプランが決まったら、あとはひたすらそれをこなしていくだけです。
目標設定の段階で、必要な要素は洗い出せています。
そして、それらを達成するためのアクションプランも完成しています。
そのアクションプランをこなしていけば、自然と目標が達成されるように設計されているわけです。
ですから、あとはそれをこなしていけばいいのです。
もちろん、やっていく中で軌道修正は必要でしょう。
最初に決めたやり方は効率が悪かった、当初の目標に変更が入った、など。
そういう場合は、その都度そこまで戻って、進め方を検討する必要があります。
やりがいのある仕事を手に入れよう
仕事は人生の大半を費やす営みです。
そうした仕事がつまらない、意味を感じない、やりがいがない、となってしまうのは非常にもったいないです。
それはつまり、自分の人生そのものがつまらない、下らないものであるということになってしまうからです。
自分には仕事以外にもやることがある、という意見もあるかもしれません。
しかし、それをするにも仕事をする必要があります。
そして、その活動よりもずっと多くの時間を仕事に費やさないといけません。
人生の大半が仕事であり、その大半の時間がつまらないとなってしまったら、それはもはや人生がつまらないというのと同じことでしょう。
そうであるからこそ、それだけの時間を費やすに値すると思えるような仕事をすることが大事です。
やりがいとは何でしょうか。
裁量がある、給料が高い、社会に貢献できる、将来性がある、単純に面白い、クリエイティブである…。
いろいろな要素があると思いますが、共通するのは能力が高い人間でないとできないということです。
やりがいのある仕事というのは、それ自体が大きな影響力を持ちます。
リーダーは、そこがこけるとチーム自体が崩壊します。
経営者もそうですね。
社会に貢献できるというのは、裏を返せば失敗をした時の社会への損失も大きいということです。
企画・立案の仕事はクリエイティブです。
しかし、そこで間違ったプランを立ててしまうと、後続の仕事は全く価値を出せなくなってしまいます。
やりがいのある仕事というのは、それが失敗してしまうと大きなロスを生み出します。
だからこそ、失敗する可能性の低い人間、つまり優秀でスキルを有する人間しかすることができないのです。
自分を鍛えないと、やりがいのある仕事はできません。
今のまま、いつまでもレベルの低い会社にいても、いつまでも意味のない仕事を続けるだけです。
逆に、真面目に努力をすれば、それだけでやりがいのある仕事を勝ち取ることができます。
現状に不満を覚えるのであれば、まずは自分を高めるために一歩を踏み出しましょう。