b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/11/06

仕事が忙しいと人生が終わる

仕事が忙しいと人生が終わる

「時間がない…」
これは多くの人に共通する悩みかと思います。

仕事が忙しい、
勉強もしないといけない、
残業が多い…。

現代人はとにかく忙しいです。
やることは山積みなのに、
相変わらず1日は24時間です。

しかし、忙しい状況に甘んじていると、
あっという間に自分の能力は劣化していきます。

移り変わりの激しい昨今、
自ら学び新しい知識や技術を身に着けていかないと、
すぐに時代に置き去りにされてします。

そうならないためには、なんとかして
自分を高めるための時間を確保しないといけません。

では、どうすれば
忙しい中でも時間を確保することができるのでしょうか。
その方法について考えていきます。

なぜ私たちには時間がないのか?

私たちはとにかく忙しいです。
では、なぜ忙しいのでしょうか。
おそらく多くの人は仕事が原因かと思います。

普通に働くだけでも1日8時間拘束されます。
さらに通勤に往復2時間、
休み時間も考慮すると合計で10時間です。

睡眠時間を8時間とると考えると、
1日の残り時間はわずか6時間に過ぎません。

その6時間も全部使えるわけではありません。
その時間の中で家事や食事もこなさないといけません。
そんな状態で残業でもしようものなら、
自由時間などほとんど存在しません。

残業

仕事以外にもやることが多すぎる
という線も考えられます。

スキルアップのための勉強、
家のゴタゴタ、
交友関係…。

時間がない上に、やるべきことはいくらでもある。
そのような状態では、自由な時間などとれるはずもありません。

やることが多すぎる

仕事もそうだし、それ以外にもやるべきことが山ほどある。
そのような状態を抜け出さない限り、
私たちはいつまでたっても忙しいままです。

自分の時間がないと生きていくのが困難になる

忙しく、時間ないのは紛れもない事実です。
それは言い訳でも甘えでもありません。
しかし、だからといってその状況に甘んじていると、
最終的に困るのは自分です。

なぜ忙しいままだといけないのでしょうか。
忙しい状況を作り出している元凶は仕事です。
仕事をするのは一見いいことのように見えます。
しかし、仕事「だけ」をしていると後々困ったことになります

仕事というのは、
自分の時間を売ってお金に換える作業です。
そして自分の時間の価値は、
能力によって決まります。

仕事をしていって能力が上がっていくのであれば、問題ありません。
仕事をすればするほど時間の価値も上がり、
給料も上がっていきますから。

しかし、今の時代はそうではありません。
技術の移り変わりが早く、今日当たり前だったことが、
明日は時代遅れになってしまうこともあります。

電話の技術の発達によって電話の交換手がいなくなったように、
今のあなたの仕事が急になくなってしまうことも十分にあり得ます。
そして、その可能性は技術の進歩とともに
どんどん上がっています。

技術の進歩で仕事がなくなる

今の仕事で培われる能力は、当たり前ですが、
今の仕事の領域のものだけです。
電話交換手の仕事では、
電話交換手としての能力しか伸びません。

もし、電話交換手がという仕事なくなってしまったら、
その能力の価値は一気に下がってしまいます。
そして今はだれもがそのようなリスクを抱えている状態なのです。

これが、
「仕事をしているだけでは時代に取り残されてしまう」
ということの意味です。

仕事だけをしていると、
新しい技術の出現によって自分の価値が一気に下がってしまうのです。

そうならないためには、新しい技術の勉強が必要です。
そして、そのためには時間が必要。
だから目の前の仕事に時間を奪われている場合ではないのです。

新しい技術を学ぶ

関連記事:会社から与えられる仕事だけでは成長できない。自ら時間を作り出し、己を高める努力が必要。

生き残るために自分の時間は自分で守る

これからの時代を生き抜くためには、
新しいことをどんどん学んでいかないといけません。
そのためには仕事や日々の雑事に時間を取られている場合はありません。

では、どうすれば生き残るために
自分の時間を守ることができるのでしょうか。

時間はお金よりも大事という意識を持つ

自分の時間を守るためには、まず
時間はとても貴重なものである
という認識を持ちましょう。

お金ももちろん大事です。
しかし、これからの時代を生きていくには時間のほうがもっと大事です。

時間はお金よりも大事!

今働いたとしても、それは今の能力分の給料しかもらえません。
ですが、今自分の時間を使って勉強すれば、
将来の給料は上がり、トータルでの生涯年収は倍以上になるかもしれません。

ここではわかりやすくお金を例として使いましたが、
何もお金だけではありません。
人生の幸福度や人脈、生活の満足度など。
そうしたものを向上させるためにも時間を確保することは大事です。

人生の幸福度を高めるには時間が必要

やらなくていいことは切り捨てる

次に意識すべきことは、やらなくていいことは切り捨てるという意識です。
私たちにはやることが山積みのように思えます。
しかし、冷静に考えてみましょう。
本当にそうなのでしょうか。

会社の飲み会、
行事、
なんとなく帰りづらいからと残業する、
用途のわからない資料作成…。

このように振り返ってみれば、
実はマストではない作業というのはたくさんあります

私たちの時間は有限です。
このような「必須ではないがやったほうがいい作業」を全部やっていては、
時間がいくらあっても足りません。
それに、本当に大事なことをできないままになってしまいます。

では、なぜやってもやらなくてもいい作業をやってしまうのでしょうか。
それはおそらく
「よく思われたい」
という意識が働いているからではないでしょうか。
飲み会や行事に参加するのも、意味なく残業するのも、
根底にはその意識があります。

しかし、よく思われることはそれほど大事なことなのでしょうか?
よく思われることで自分に何かメリットがあるのでしょうか。
ずっとその会社でやっていくなら関係作りも大事でしょう。
しかし、今はそんな時代ではありません

いつ自分の会社がつぶれるかもわからないし、
自分がクビになる可能性もある。

そんな状況で回りにゴマをすっていても、
あまりメリットはありません。
そんなことをしているくらいなら、
いつ会社から追い出されてもやっていけるような能力を身に着けるべきです。

別に全く参加しないほうがいいと言っているわけではありません。
たとえば、2回に1回は必ず欠席するなど、
状況をコントロールしていることが大事です。

そうすれば、際限なく自分の時間を取られることもなくなります。

飲み会を断る

関連記事:なぜ若者は飲み会に参加しないのか

優先度をつける

何とか時間を作ったけれど、まだまだ時間が足りない。
やりたいことは多いのに、全然進まない。
そんな悩みを持つ方もいるでしょう。

しかし、時間があっても進まないのであれば、もうそれは無理です
人間のキャパシティ的に不可能なのです。

キャパシティ的に無理なら、何かを諦めるしかありません
しかし、別に完全に諦めるわけではありません。
今は諦めるのです。

今はとてもじゃないができないので、
ひと段落ついたら作業を進めていくのです。

たとえば、どうしてもやりたい作業があるが、時間がないという場合。
その場合は、まず時間を作ることを最優先にするのです。

出勤日の少ない仕事にするとか、
求職するとか。

そのために別の作業を進めるのはあきらめましょう。

いろいろなことを志すのはいいですが、
人間の能力には限界があります
その中で何を一番優先していくかを考えていかないといけないのです。
それをうまく組み合わせて行って、
一番やりたいことができる順番でこなしていきましょう。

まずは時間を確保する


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カテゴリー: 生き方
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