b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/11/06

仕事がつまらないのは当たり前。楽しくするための3つの方法!

仕事がつまらない

「仕事がつまらない…」
このような悩みを持っている人は多いかと思います。

ノルマに追われたり、
長時間の拘束を余儀なくされたり…
仕事と言うのは大変なものです。

楽しい時が全くないというわけではないですが、
大半の時間は辛かったり、つまらなかったりするのではないでしょうか。

しかし、仕事と言うのは私たちの人生の大半を占めます
そうした時間がただ苦痛なだけでは、何とももったいないです。

そこで、今回はどうすれば仕事を楽しくすることができるのかを考えていきます。

なぜ仕事がつまらないのか

まずは仕事を楽しくする方法を見る前に、
そもそもどうして仕事がつまらないのかを考えていきましょう。

そもそも仕事は大変なものである

まず、そもそもの話になってしまいますが、
本来仕事と言うのは楽しいものではありません

調整をしたり、
単純な作業を繰り返したり、
複雑な事象を整理してルール化したり…
基本的にはすべて面倒なことです。

逆に言えば、
面倒な作業であるからこそお金をもらえるとも言えます。
面倒であり、誰もやりたくない。
しかし、社会を回すためには誰かがその面倒なことをしないといけない。
そうした面倒さを引き受けることによって、
その代わりにお金をもらえているのです。

反対に、楽しいことをするのにはお金がかかりますよね。

どこかに旅行に行ったり、
映画を見たり、
何かご飯を食べに行ったり…

楽しいことと言うのは、それをするのにお金が必要です。
それは、楽しい時間をすごしたいという人が多いこと、
楽しいことというのはそれをする前に面倒な準備がたくさんあるからです。

楽しいことはそれをしたい人が多いから、
そのためにお金を払わないといけません。
辛いことはそれをしたい人が少ないから、
そのためにお金をもらえます。

仕事はお金をもらうための作業です。
ですから、仕事はそもそも
つらくて大変でつまらないものなのです。

面白い要素が少ない

今やっている仕事それ自体に楽しい要素がない
というのも原因のひとつです。

仕事を面白くする要素にはいろいろなものがあります。
例えば、
・成長が感じられる
・裁量がある
・やりがいがある
・たくさん給料がもらえる
といったものがあります。

こうしたものが全くないと、仕事に対するモチベーションも低くり、
つまらないものとなってしまいます。
仕事そのものがつまらないものなのに、
そうした面白くする要素もないとなると、仕事をやる意味を見出せません

つまらない時間をすごして、
お金をもらえないし、
自分の成長にもつながらない
それだったら、する必要がないですよね。

では、なぜ面白い要素がないのか。
それは職場や会社のレベルが低いからです。

たとえば下請けの会社であれば、
・経験できる仕事の範囲が狭く、成長できない
・権限がないため、裁量が少ない
・言われたことをするだけなので、やりがいがない
・商流の下流に位置するため、給料も低い
という風に、面白い要素がありません。

面白い仕事をしたいのであれば、
レベルの高い環境に身を置く必要があります。
そして、レベルの高い環境に行きたいのであれば、
自分もレベルを上げる必要があります

つまり、仕事を楽しくするためには、
自分を鍛えてレベルアップする必要があるのです。

能動的に面白くしようとしていない

また、どれだけ面白い要素があったとしても、
能動的にそれを楽しもうとしなければ、仕事は楽しくなりません。
消極的な態度、やらされているという態度だとどうしても仕事は楽しくなりません。

これは、何も仕事だけに限りません。
勉強でも遊びでも、他人から強制されたものよりも、
自分で選んだものの方がやる気は高いですよね。
仕事でも何でも、それを楽しむためには、
能動的、積極的にかかわっていく必要があります。

そもそも、なぜそうした受け身の態度を取ってしまうのでしょうか。
それは、おそらく根底に
「楽しさは与えられるもの」という思い込みがあるからです。

たしかに、私たちがお金を払った場合、
楽しさは与えられるものと考えてもいいでしょう。
しかし、対価を払っていないものに楽しさを見出すためには、
積極的な態度が必要です。

口を開けて待っているのではなく、
どうすれば楽しくなるのかを積極的に考えないといけないのです。
この意識を改めるだけでも、
仕事を楽しめるようになれる可能性は高まります。

肉体、精神的に負荷が高い

次に考えられるのは、今までよりもずっと単純な理由です。
それは、肉体的、精神的に負荷が高すぎるという場合です。

例えば、
勤務時間が長すぎたり、
労働の負荷が高すぎる、
仕事が多すぎる、
といった場合です。

言うまでもないですが、
負荷が高すぎると仕事を楽しいと感じることはできません。

仕事を楽しくするのであれば、
まずはこの負荷を適正な強さにする必要があります。
そのためには、仕事を上手く捌けるようにスキルアップしたり、
もっと適正な負荷の職場に身を移すなどの方法が考えられます。

いずれにしても、自分から動いて状況を変えていく必要があります

将来性がない

その仕事に将来性を感じないというのも、
仕事をつまらなくする要因のひとつです。

仕事と言うのは、
給料を得るために行っているものです。
別にボランティアでやっているわけではありません。

そして、その給料が今後上がっていく事が必要です。
会社での地位が上がったり、スキルアップしたりして、
給料が高くならなければ、やる気を保つことはできません。
もし、そうした将来性が無いのであれば、
仕事はつまらないままでしょう。

では、なぜ今の仕事は将来性が無いのでしょうか。
それは、業界の問題かもしれません。
いわゆる斜陽産業に勤めている場合、
市場が大きくなることはないので、給料が高まる可能性も低いでしょう。
また、業界は問題ないけれど
会社自体の業績が低迷しているという場合もあるでしょう。
会社の利益が低くなれば、
従業員に還元される給料も低くなります。

いずれにしても今の職場に将来性が無いのであれば、
そこから抜け出す必要があります

そのためにはスキルアップが必要になります。
今よりも将来性の高い職場に行くのであれば、競争率も高くなり、
相応の能力が必要になるからです。

仕事に意味を感じない

その作業に意味を感じない時も、仕事もつまらないでしょう。

例えば、誰にでもできる作業で、
別に自分がやらなくてもいいような時。
生きていくためにはしないといけないけれども、
その時間は非常に虚しいものです。

自分らしい仕事をするためには、逆説的になりますが、
自分だけにしかできないことを作り出す必要があります

自分にしかできないデザイン、
仕事の進め方、
交渉術…

そうした能力や技能がある時、
はじめて自分にしかできない仕事をできるようになります。
そうした仕事をする時に、仕事をする意味を感じることができます。

そして、そうした仕事を生み出すためには、
自分の能力を高める必要があります
つまり、仕事に意味を見出すためには自分を鍛え、
スキルを身につける必要があるのです。

何が一番の原因なのかを明確にする

ここまで仕事が楽しくない原因を列挙してきました。
次に考えるべきは、自分が該当する原因を特定することです。

自分が仕事に魅力を感じないのは、一体何が原因なのか。
給料が低いことか、
拘束時間が長いことが原因か、
将来性が無いのが原因か…。
それがわかることにより、どのようなアクションを起こせばいいのかも見えてきます。

ただ漠然と考えても、
どれが原因かはっきりしない、
逆に該当するものが多すぎて特定できない、
ということもあるかとおもいます。

そういった場合には、次のような観点で考えてみると、ある程度整理されてきます。

仕事をしていて一番嫌な時は

仕事をしていて一番嫌な時を考えることで、
自分が何を一番苦痛と感じているのかを知ることができます。

客先に行く時なのか、
上司と話す時なのか。
もっといえば、そこで何か蔑まされるようなことを言われた時に嫌だと感じるのか。
それを突き止めることで、
仕事がつまらない根本の原因を特定することができます。

なかなか思いつかない時は、
仕事に行きたくないと思った時に思い浮かぶ情景に注目してみましょう。
その時に浮かぶシーンが、つまらない一番の原因である可能性が高いです。

多すぎる時は優先度をつけてみる

たくさん思いつきすぎる時も、
それはそれで問題の本質に辿り着けないことがあります。

人間と言うのは、何か一つマイナス要素を見つけてしまうと、
それにつられて全てが悪い方に見えてしまうのです。
例えば、
「他人の嫌な部分を見てしまったために、その人の言動全てが悪いものに見える」
などです。

しかし、そこに至るまでにも
最初は根本の原因があったはずです。
何か一番クリティカルな問題があったから、
それに派生していろいろなマイナス面が出てきているのです。
その一番クリティカルな原因を突き止めることが大事です。
そうすることで、根本的な対策を打つことができるからです。

では、どうすれば本質的な問題を見つけることができるのでしょうか。
そのために有効なのが、
優先度をつけるという方法です。

たくさん上がっている原因に対し、
優先度をつけていくのです。
そうやって比較検討していく中で、
どれが一番に解決すべき問題なのかが見えてきます。

日記をつけて自分の心を客観視してみる

「とにかく今の仕事は楽しくないのだが、
はっきりとした理由がわからない」

中にはこのような時もあるかと思います。
私たちの心というのは思った以上にわかりにくいものです。
「なんとなくつまらない」
「なんとなく嫌だ」
というのはよくあることです。

このような曖昧な状態から原因を特定するには、
自分の心をしっかりと観察するのが一番です。

そして、自分の心を観察するには、
日記をつけるのが一番効果的です。

今日何があって、
それに対してどのような感想を盛ったのか、
そして、どのように心が動いたのか…

そういったことを地道に書き続けていくのです。
そうすることで、
自分の心の動きの法則やクセのようなものが見えてきます。

もし、その中で自分が楽しくないと感じる、辛いと感じる時の法則を見つけることができれば、
それが今の仕事がつまらない原因の可能性が高いです。
それこそがあなたが真っ先に解消すべき問題なのです。

仕事を楽しくするための3つの方法

ここまで、
「仕事が楽しくない原因」と「その特定方法」
を見てきました。

人によっていろいろな原因があるかとは思いますが、
実はそれに対する解決方法には、それほどパターンがありません。

結局のところは、
その場所から出ていくか、
自分の意識を変える、
くらいしか方法はありません。

ただし、そうした行動をとる際にも、
原因を特定することは大事です。

例えば、将来性に不安を感じるのであれば、
転職や配置換えによって、将来性のある職場に行く必要があります。
ただ職場を変えればいいわけではないのです。
原因を解消につながる行動をとらないといけません。

では、「具体的にどのような行動をとっていけばいいのか」を見ていきましょう。

スキルアップする

転職するにも配置転換をするにも、
スキルアップをしない事には話になりません

レベルアップしなければ、いくら職場を変えても
同じようなレベルの職場にしか行けません。
それでは、仕事の楽しさも変わりません
だからまずは、とにかくスキルアップをすることが大事です。

では、スキルアップをするにはどうすればいいでしょうか。
そのためには、ひたすら努力を積み重ねていくしかありません。
毎日コツコツ何かを勉強し続ける。
そうすることでしか、スキルアップすることはできません。

努力を積み重ねるには、主に3つの要素が大事になってきます。
それは、
・時間
・やる気
・目標
です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

時間

努力をするには、
そもそもそのための時間が必要です。
毎日1時間でも30分でもいいので、
スキルアップのために時間を取ることが大事です。

しかし、普通に仕事をしつつ、
スキルアップの時間を取るというのは、なかなか難しいことです。
忙しい人の場合、
その1時間でさえ確保するのも難しいかもしれません。

そういう時は、隙間時間を上手く利用することが大事です。
休み時間や通勤時間。
これらの無駄な時間を上手く利用して積み重ねていきましょう。

まとまった作業は無理でも、
単語の暗記や一問一答と言った簡単なことなら実行できます。
そして、そうした基礎的なことの積み重ねが
大きな飛躍へとつながります。

小さな時間でも
まとまれば結構な作業量になります。
日常に散らばる隙間時間を上手くかき集めて、スキルアップのための時間を確保していきましょう。

関連記事:限られた時間を有効に使うための方法。
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やる気

次に大事なのが、やる気です。
いくら時間があったとしても、
やる気がでないと努力をするのは難しいです。

では、やる気が重要なのかというと
実はそうではありません。

やる気と言うのは不安定な感情です。
何かきっかけがあればすごいエネルギーが出せますが、
何もないと本当に何もやる気が起きません。
これはみなさんも経験があるのではないでしょうか。

ですから、そうした不安定な感情に頼ってはいけません。
大事なのは、やる気が無くても取り組み続けられるような仕組みです。

そのためには、
最小限のやる気だけでできる、
日常生活の流れの中で自然にできてしまうなど、
生活に組み込んでやる必要があります。

関連記事:努力のヒント!~やる気を出す方法~
関連記事:怠けもの必見!やる気がなくても努力する方法

目標

そして、最後に大事なのが目標です。
どれだけ時間を確保して、やる気を高めても、
その方向があっていないと、努力は徒労に終わってしまいます

適切な努力は、適切な目標を設定してこそです。
それ故に、目標設定はしっかりと時間をかけるべきところです。

はやく実行に移りたいのはわかりますが、
そこは一呼吸おいて、しっかりと方向を見定めましょう。
目標設定が上手くいけば、
それくらいの遅れは大した傷にはなりません。

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転職する

ある程度のスキルアップができたら、
積極的に転職をしていきましょう。

完璧な状態を目指してから転職しようとすると、
いつまでたっても行動に移れません。
期限を決めて、その時期になったらすぐに行動に移すようにしましょう。
自分ではまだまだと思っても、
意外と受けてみたら高評価を受けたりもします。
こればかりは実際にやってみないとわかりません

反対に全然ダメな場合も、
そういってもらわないとわからないものです。
社会からみて客観的に自分はどの程度の存在なのか。
それを知る為にも早めに動いた方が良いでしょう。

転職は、エージェントを使うのが一番楽です。

まず求人の質が違います。
エージェント経由だけの求人というのも多く、
それはエージェントを利用しないと応募できません。
レベルの高い人材であればあるほど、
より好待遇な求人を紹介してもらえるので、積極的に使っていきましょう。

また、エージェントを使うことで、締め切り感が出てきます。
自分一人でやっていると、どうしてもフットワークが重くなります。
しかし、エージェントを使うと、
向こうは早く転職を決めたいので、早く行動に移させようとします。
それによって、強制的に動きだすことになるので、そういった効果も狙えます。

転職が本格化すると思った以上に忙しくなるので、
早めに仕事の調整をしてしまいましょう。

職務経歴書を作ったり、
スケジュールの調整、
終業後の面接
やることがたくさんあるのです。

関連記事:20代SEの転職活動体験記。転職活動の流れと気をつけるべきポイント!

能動的に働く

転職をしなくても仕事を楽しくできる可能性はあります。
それが、能動的に働くということです。
これは、「やらされるのではなく、自分から進んで仕事をしていく」
という風に態度を改めることです。

人間は、やらされていることに対してはやる気がでません。
しかし、自分からやろうと思ったことは、やる気がでます。
「勉強しなさい」と言われるとやる気がでないけれど、
テストには関係ないけれど自分がやりたい勉強はすごい集中力が発揮できた。
そんな経験をした人も多いはずです。

そのようなやる気を出すためには、
自分のやりたいことにフォーカスすることが大事です。
仕事においてそれは、自分のためになる仕事でしょう。

将来につながる、
スキルアップになる、
出世につながる…。

そういった自分の未来のためになることであれば、
自然とやる気がでます

そうした仕事を選ぶためには、
まず自分の方向性をしっかりと考える必要があります。

自分が将来的にどうなりたいのか、
どう生きていきたいのか

そういったことが明確であれば、
そこから逆算して仕事を選んでいく事ができます。

また、自分がやりたい仕事を選んでいくためには、
ある程度の能力が必要です。
何もできない新人が仕事を選ぶことはできないですよね。
それと同じで、やりたい仕事をつかみ取るためには、
あなた自身がそれなりに仕事ができる必要があり、
そのことを周りが認めていることが大事です。
そのためには、スキルアップが必要になってきます。

そう考えると、どのような方法をとるにしても、
ある程度のスキルアップは必要になってくるのです。

関連記事:上位1%になるための超簡単な方法

仕事を楽しくするためには自分から動かないといけない

ここまで仕事を楽しくするための方法を紹介してきました。

読んでいて気付いた方もいるかもしれませんが、
この方法はどれも自分から積極的に動いていく必要があります。
ただ待っているだけでは状況は一切変わらないのです。
現状を変えたいならば、
自分で行動を起こす必要があるのです。

とは言っても、レベルの高い職場に行くだけであれば、
それは、そんなに難しいことはありません。
自分の能力を高めさえすれば、
それにふさわしい職場に行けるからです。

自分でコントロールできない運の要素などはないので、
素直に努力した結果が反映されます
そういう意味では、
比較的簡単な挑戦と言えるでしょう。

誠実に努力を重ねさえすれば、
楽しい仕事を手に入れることはできます。
ですから、できる部分から行動を起こしていきましょう!

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あなたの仕事はなぜつまらないのか – 人生が500倍楽しくなる妄想力

カテゴリー: 仕事術・キャリア
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