ゼロベース思考とフレームワーク思考の使い分けることで仕事の効率は上がる

ゼロベースでものごと考えるのは、メリットが多い。
何もないところから考えるので、従来の考え方にとらわれない、本質的な解決策が生まれる可能性がある。
しかし、ゼロから考えるがゆえに、時間と労力がかかる。
時間と労力は限られており、すべてのものごとに対してゼロベースでアプローチすることは現実的ではない。
ゼロベース思考は有用ではあるが、コストが高くつくので、本当にそれだけの力をかける問題だけに低起用するのが良い。

ゼロベース思考と対になる概念が、フレームワーク思考である。
これは、ある程度の枠組みが完成しており、あとはそれに倣って進めていけば、ある程度の完成度が担保される。
手順書に従って仕事を進めたり、マトリクスに記入していく事で全体像を明らかにしていくなどの進め方がこれにあたる。
やるべき作業ごとに適切なフォーマットを選択して、それに沿って進めれば、あれこれ考えなくて済む。
つまり、脳のリソースを節約することができる。
その分はより価値のある作業や考えるべき作業に費やすことができる。
そのためには、なるべく多くのフレームワークを持つことが重要。
知っているフレームワークが多ければ多いほど、適用できる状況も増える。
その分無駄なリソースも軽減できるということになる。

状況と重要度に応じて、ゼロベース思考とフレームワーク思考を使い分ける必要がある。
重要度の高い仕事、プロジェクト的な独自性、独立性の高い作業は、ゼロベースでしっかりと考える必要がある。
逆に、ルーティン、定型的な作業はフレームワークにのっとってあまり考えずに機械的に進めてしまった方が良い。

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