作業の中断は大きなロス。中断しないための予防策を打とう。
作業の中断は時間以上のロスがある
何か作業をする上で、「作業を中断すること」は単純な時間ロス以上の損失がある。
人間と言うのは、何かものごとにとりかかるときに最も大きなエネルギーを必要とする。
勉強を始める時、運動にとりかかる時、もっともめんどくさいと感じるのは、はじめの部分である。
一回はじめてしまえば、あとは流れで続いていくものである。
中断するというのは、このとりかかりに必要なエネルギーを無駄にすることである。
さらに、再開するのにまたエネルギーが必要になる。
だから、作業はなるべく中断せず、はじめたらその勢いでやり切ってしまうことが望ましい。
気が散ることが中断の原因
作業が中断してしまう最も大きな原因は、何かに気が散ってしまうことである。
勉強をしていて部屋の汚れが気になり、掃除を始めてしまう。
仕事をしていて、ふとメールが気になり中断してしまう。
このように、今やっていることとは関係ないことに関心が行ってしまい、それに意識をむけることで作業が中断してしまう。
では、どうすればこのような中断をなくすことができるのか。
気が散った時にその行動を起こさないようにする
そのためには、気が散るようなものを置かない、視界に入れない、気軽に使えないようにするのが良い。
例えば、
漫画→目のつくところに置かない
テレビ→電源を抜く
パソコン→ネットにつながない
メール→メーラーを開きっぱなしにしない
大事なのは、気が散った時にその行動に簡単に移れないことである。
例えば、PCで作業中にクリック一つでネットにつながってしまうと作業は中断しやすくなる。
しかし、LAN線をつないで、ブラウザを開くとなると多少面倒になる。
その面倒さが、中断を抑制してくれる。
自分が作業を中断してしまう時のパターンをよく観察し、その行動を起こしにくくするような施策を打てば、作業の中断は避けれる。