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作業の効率化。作業を細かく分けて取り掛かりやすくする。

作業をするときの最大の障壁となるのが、めんどくさいことです。
人間はとにかく何かに取り掛かる時、めんどくさい。
そのめんどくささを少しでも軽減することが、スムーズに作業に取り掛かり、終わらせるためのコツです。
では、どうすれば取り掛かりのめんどくささを軽減させることができるのでしょうか。

そのために重要なのが、作業を小分けにするというものです。
作業が大きすぎると、それを達成するのに大きな労力と時間がかかります。
それが私たちをめんどくさいと感じさせるのです。

例えば、1時間かかる作業があったとします。
これはなかなか面倒な作業ですよね。
1時間もかかることを考えると、とりかかるのに躊躇する気持ちもわかります。
しかし、これを10分*6つの作業に分割したらどうでしょうか。
トータルの時間は変わりませんが、多少楽になったような気がしませんか。
これは、6つに分割されたことで、区切りができたからです。
区切りができたことで、「とりあえず1つ目の作業だけ終わらせよう」という風に考えられます。
これは「1時間かかる作業に今から取り掛からないといけない」という心理的負担と比べるとだいぶ楽になります。

さらに、作業を小分けにすることで、もう一頑張りするかと思えることもできます。
例えば1時間を作業の最小単位と考えると、もうひと頑張りするというのは、もう1時間頑張るということになります。
これはなかなかハードルが高いです。
しかし、作業が小分けにされていれば、もうひと頑張りは後10分だけ頑張るという意味に変わります。
これだったら、さっきよりも気軽に作業に取り掛かることができるのではないでしょうか。

また、作業を分ける際には、なるべくそれらの作業が独立していることが望ましいです。
前後関係をあまり気にせず、そこから取り掛かれると言ってもいいでしょう。
例えば、文章を書いているとして、結論まで至らないところで中断してしまうと、再開が難しいです。
なぜなら、結論を書くには、そこまでの論理展開を頭の中に入れていないといけないからです。
そうしないとちぐはぐな文章が出来上がってしまいます。

逆に、一つの章が終わった段階で作業を中断すれば、次に再開するときも楽です。
新しい章を書く際には、同じ章を再開するのに比べ、その前後関係を意識しなくて済みます。
その章を書くことだけを考えればいいので、取り掛かりやすいのです。

作業を小分けにすることで、取り掛かりが非常にスムーズになります。
さらに、もうひと踏ん張りがしやすくなります。
また、分割の単位はなるべく独立しており、互いに影響を与えないような分割が望ましいです。
そうすることによって、作業の開始をスムーズにすることができるからです。

まずは、いきなり作業に取り掛かるのではなく、それらを小分けにすることから考えましょう。
そうすることで作業の取り掛かりがスムーズになり、結果的に効率よく作業を進めることができるのです。

カテゴリー: 仕事術・キャリア
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