b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/09/09

効率よく働くために日々の振り返りを行う

今のままの仕事の仕方だと、結局労働集約型でしかないので、大きな飛躍はない。
もっと楽にたくさん利益を上げられるような手段を考えないといけない。
そのためには、一顧客だけを相手にしても仕方がない。
汎用的なものをたくさんの人に売る。
言い方を変えれば、一つの商品を複数顧客に売るような方法。
そうすれば、毎回違うものを一から作らなくて済む。
また、全く同じものを売らないにしても、基盤となる部分は流用できるとか、とにかく再利用性を高める必要がある。
それは、商品も能力も同じ。
それを得る(作る)のにかかった労力を他のものにも転用できるようにしないと、いつまでたっても1稼ぐのに1の労力を使うことになる。
その状態だと、たくさん働けばたくさん稼げはするが、限界がすぐに来てしまう。
時間を増やせばバイトでもそれなりに稼げるが、その上限は大したことない、というのと同じ。
再利用できるような何かを作っていかないといけない。
それは知識かもしれないし、仕事の進め方の枠組み化もしれないし、システムの基盤かもしれない。
いまやっている仕事の中で、どうすればそこで得たものを再利用できるのかを考えていかないといけない。

そのためには、振り返りの時間が必要である。
振返ることで、どこが良かったのかとか、その仕事で何を得ることができたのかなどを再認識できる。
そして、その振返りはできれば短いスパンであることが望ましい。
最後にまとめて振り返ろうとしても、最初のころのことは忘れてしまっている可能性が高い。
日々の業務の棚卸を週一ペースくらいでするのがいい。

そして、それはできれば仕事の時間で行うのがいい。
帰ってからではやる気が起きないし、続かないからだ。
こうした振り返りは継続的に行うことが一番重要。
そうすることで振り返りの精度も上がってくるし、資産も蓄積されていく。

1日の終わりにやるのが理想だが、終わり際というのはえてして仕事に追われていることが多い。
なので、逆に時間をとられない1日のはじめにしてしまうのがいい。
金曜の麻などにするのが一番いいだろう。

振り返る際には、自分が学んだことを棚卸するのがいい。
それが一番の資産となるからだ。
学んだことは別に失敗でもいい。
なぜ失敗したのかを振り返ることで、次の失敗をなくせることができる。
そして、そうした学びはなるべく汎用的に利用可能な形にするのがいい。
そのために抽象度を上げよう。
例えば、あの作業を行う前にレビューをしてもらえばよかったというのは、より抽象度を上げると、はじめてやる作業をするときには、それが問題ないかを保証する方法を考えることが必要ということになる。
別にすべての作業でレビューが必要なわけではないし、作業の確実性を保証できるのであればそれがレビューである必要はない。
このように抽象度を上げれば、さまざまな場面で活用することができる。
そうした汎用性の高い資産を積み上げていけば、どんどん稼ぐための省力化ができるはず。

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