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人生を有利に生きるために。頭を良くする方法。

現代は知識階級社会です。
頭の良し悪しによって、給料、つまり実質的な身分が決定されます。
これは、知能が高ければ社会にとってたくさんの利益を生み出すことができるからです。

大昔は、肉体的に強いことが是とされていました。
それは、戦って勝つことが社会に対して利益を生み出していたからです。
ムラどうしの戦争で勝てれば、そのムラの資源を奪えますよね。
それが利益となるのです。

今は、それが知能に置き換わったのです。
ですから、人生を有利に生きていくためには、頭をよくすることが何よりも大事です。
では、どうすれば頭をよくすることができるのか。
今回はその方法についてみていきます。

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頭がよくなるメリット

現代社会を生き抜くためには、頭をよくする必要があります。
まずは、頭をよくする方法の前に、頭がよくなると具体的にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
具体的なメリットを理解することで、知能を高めるためのモチベーションがより高くなるはずです。

要領がよくなり、大体のことがうまくいく

頭がよくなると、要領がよくなります。
要領とは、同じ作業をより少ない時間や労力でこなせるということです。
時間と労力を節約しながら、同じ成果を出すことができるのですね。

では、なぜ頭がよくなると要領がよくなるのでしょうか。
それは、作業に取り掛かる前に「考える」という作業を行うからです。
たとえば、何か作業に取り掛かる前、頭のいい人は次のようなことを考えまず。
「同時平行で進められるタスクはないか」
「手戻りが出ないためには、何を優先して進めないといけないか」
「人に振れる作業や、そもそもやらなくてもいい作業はないだろうか」
などです。
こうしたことを考えば、考えない時に比べたら、格段に作業効率はアップします。

このように作業効率がアップすると、こなせる作業の量が増えます。
ここでいう作業というのは、何も仕事に関連したものだけではありません。
プライベートや趣味、家族に関すること、人生の全てにおいていえることです。
つまり、要領がよくなれば同じ長さの人生の中で達成できることが劇的に増えるのです。

頭がよくなると、要領がよくなります。
そして、要領がよくなると、人生で達成できることが格段に増えます。
人生のスピードが上がり、より充実させることができるのです。

自由な時間が作れる

頭がよくなると、自分の時間を作ることができます
先ほど説明したように、頭がいいと作業の効率が上がります。
たとえば、1日のノルマが決まっている場合、より短い時間でそれをこなすことができます。
そうなると、それを達成するのに1日使っていたときと比べて、自分が自由に使える時間が増えるのです。
今まで仕事に縛られていた時間が、自分の好きに使える時間に変わるのです。
これが、自分の時間が増えるという意味です。

その時間をどう使うかは自分の自由です。
趣味に使って、ストレス発散させるか。
さらに仕事を進めておき、余裕を作っておくか。
スキルアップにあて、より上のステージを目指すか。
いずれにしても、目の前に忙殺されていた人生と比べれば、より充実した人生を過ごすことができます

作業に取り掛かる前に、その段取りを考えることが重要というのは、多くの方が認識しているかと思います。
そして、これは人生にも同じことが言えるのです
人生も実際に行動を起こす前によく考える必要があるのです。
自分の方向性を考え、そのために何をするのか。
いまやっていることは、その目的を果たすために有効な手段なのか。
そういったことを時間をかけて考えることで、はじめて上手く人生を進めることができるのです。
そのためにも、ゆったりとした自分だけの時間を作ることは重要です。

頭がよくなることで、時間的な余裕を生み出すことができます。
そうすることで、充実した人生を過ごすことができるのです。

周りに流されず生きていける

頭がいい人は、周りに流されずに生きていけます。
それは、ものごとの本質を考えるからです。

本質とは、目的と言い換えることができます。
目の前のものごとが何のために存在するのかということを考えるのです。
そうすれば、なんとなく生きることを防げます。

なんとなくで生きていると回りに流されることになります。
「なんとなく大事そうだから、一生懸命働く」
「なんとなく大事そうだから、飲み会に参加する」
「なんとなく大事そうだから、人付き合いを大事にする」

それらが大事かどうかは、目的によります。
たとえば、その会社で出世していきたいのなら飲み会に出席することは大事なことでしょう。
しかし、他の会社に行ってスキルアップを図りたいのであれば、飲み会に出る必要はありません。
その時間を自身のスキルアップに使ったほうがいいです。

頭のいい人というのは、このように目的でものごとを考えます。
「それをする意味は何なのか、それは自分の人生に本当に必要なことなのか」
だから、自分にとって本当に大事なことしかしません
周りに流されて、なんとなく生きることがなくなるのです。

人生の時間は有限です。
周りに流され、くだらないことに時間を費やしていたら、あっという間に終わってしまいます。
そうならないためにも、私たちは頭を鍛えていく必要があるのです。

頭を良くする方法

ここまでで、頭を良くすることの重要性がわかっていただけたかと思います。
人生を有意義に生きていくためには、頭を鍛えることが不可欠なのです。
では、どうすれば頭を良くすることができるのでしょうか。
次は、そのことについて見ていきます。

常に一歩踏み込んで考える

頭を良くする一番手っ取り早い方法は、考える量を増やすことです。
1日10のものごとを考える人と、100のものごとを考える人では、どう考えても後者のほうが頭がよくなりそうですよね。
それと同じことをすることで、あなたの頭も鍛えることができるのです。

たとえば、今の仕事の目的をいい製品を提供することだと考えているとしましょう。
確かに間違ってはいませんが、ここでもう一歩踏み込んで考えてみます
「なぜ、いい製品を提供する必要があるのか」ということを考えるのです。

いい製品を提供するのは、それによって顧客の問題を解決し、支持されるためです。
そうすれば、利益も上がるし、将来的な成長の見込みもできます。
こう考えると、いい製品というものの本質も見えてきます。
それは、顧客にとって価値のあるものです。
では、「次に問題になるのが、顧客とは誰か、彼らは何を求めているのか」ということです。

このように、一歩踏み込んでものごとを考えることで、より深い思考ができるようになるのです。
これが習慣になれば、頭を使ってものごとを考えられるようになるので、頭が鍛えられます。
ですから、現状に満足せずに、もう一歩「なぜ?」を踏み込んで考えることが重要です。

本を読む

頭を良くするには、本を読むことも有効です。
あなたの周りにいる頭のいい人も読書家が多いのではないでしょうか。

では、なぜ読書をすると頭がよくなるのでしょうか。
読書とは、文字を読んでその内容を理解するという行為の繰り返しのことを言います。
実は、それは極めて高度な知的活動なのです。

たとえば、「犬がえさを食べている」という文章はただの文字に過ぎません。
しかし、それを脳が高度に処理し、犬がえさを食べているという情景をイメージさせるのです。
このような単純な文であれば、あまり高度には感じないかもしれません。
では、以下の文章ならばどうでしょうか。

クラスタリング 【 clustering 】
クラスタリングとは、複数のコンピュータを連結し、利用者や他のコンピュータに対して全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術。
OSの機能の一部などとして提供され、特殊なハードウェアなどが無くても複数台のコンピュータを用意するだけで利用できるようになっている場合が多い。

引用:クラスタリングとは – IT用語辞典

かなり高度な処理が必要になることがわかるのではないでしょうか。
そもそも、単語の理解が難しいです。
クラスタリングやハードウェアなどは聞きなれない言葉なので、その時点で単純に理解することが難しいです。
また、「複数のコンピュータを連結する」や「1台のコンピュータのように振舞わせる」というのも、イメージがしにくいです。
このように、文章というのは内容を理解するのにかなり高度な思考を要するのです。

本を読むというのは、このような高度な知的活動の繰り返しです。
それを繰り返し、その本の主張を理解していくのです。
このような高度な知的活動を習慣化すれば、確実に脳は鍛えられていきます。

ですから、頭を鍛えたいのであれば、とにかく本を読むことが大事です。
何でもいいので、まずは自分の読みたい本を読みましょう。
そうしているうちに、頭の回転が劇的に速くなっていることに気が付くはずです。

抽象思考をする

頭を良くするには、抽象思考も重要です。
抽象思考とは、ものごとを一般的にとらえるということです。
一般的というのは、他にも応用可能な形であるということです。

たとえば、「同僚のAさんはせっかち」だとしましょう。
これだけだと、他に応用は利きませんよね。
ただ、Aさんがせっかちである、という事実にしか過ぎません。

しかし、BさんもCさんもせっかちだとしましょう。
そうすると、「うちの会社はせっかちな人が多いのではないか?」ということが言えます。
だとすれば、EさんもFさんもせっかちである可能性が高いですよね。
これが、一般的な形ということです。

このような思考をするには、具体と抽象を往復することが大事です。
AさんやBさんといった個々の事象に注目し、その共通項を見つけ、抽象化する。
そして、その抽象化したものを、今度はEさんやFさんにも適用する。
こうしたことを繰り返すことで、思考力が鍛えられていくのです。

抽象思考というのは、人間の知性の基本的な部分です。
私たちは生きているといろいろな知恵を得ます。
「こういう状況ではこうしたほうがいい」
「この人にはこの話題は振らないほうがいい」
といったようにです。

そして、これらの知恵があることによって、私たちはよりよく生きていくことができるのです。
そして、そうした知恵は経験した個々の事象を抽象化することによって得られます。
だから、抽象化を意識することは、基本的な知性を鍛えることと同じです
それを意識することで、頭を鍛えることができるのです。

形式でなく意味を考える

頭を良くするには、形式でなく目的を考えることも大事です。
それは、目的を考える中で思考力が鍛えられるからです。
目的とは、ものごとの本質でもあります。
それを突き止めるには、徹底的に「なぜ?」を問いかける必要があります。

仕事とは何か?
幸せとは何か?
なぜ人は生きるのか?
こうしたことは、簡単に答えの出るものではありません。
あらゆる方面から「なぜ?」を問いかけ、はじめて答えが見えてくるものです。
本質や目的にたどり着くためには、とにかく思考を重ねる必要があります。
常にものごとの本質をとらえるよう意識していれば、その過程で思考力が鍛えられるということなのですね。

また、ものごとの本質をとらえることで、無駄な作業をしなくて済むというメリットもあります。
「やると決まっているからやる」
「みんながやっているからやる」
「なんとなくやったほうがいいと思うからやる」
というような行動がなくなるので、本当に自分の人生において大事なことだけに集中できるのです。

思考のON・OFFを切り替える

ここまで、現代において頭を鍛えることの重要性とその方法を見てきました。
しかし、頭はただ鍛えればいいというものではありません。
その思考力を自ら制御できないといけないのです。

たとえば、一つの事象を見て、様々な想像ができるのは頭がいい証拠です。
しかし、それは時に自分を疲弊させてしまうことにもなります
たとえば、上司がいつもより冷たいとしましょう。
その事象を受けて、
「何か気に障ることをしたのかな?」
「飲み会のときのあの発言がよくなかったのでは?」
「最近仕事にやる気がないのがバレたか?」
「評価が下がると給料も下がるのでは?」
などと考えたら疲れてしまいますよね。
これだけ考えたにも関わらず、本当の原因は「ただお腹が痛かった」だけだったら、考え損ですよね。

もちろん、このように真剣に考えるべきことも存在します。
しかし、全ての事象に対し、ここまで深く考えていたら、疲れてしまいます。
それに、いざ思考力が必要なときに、疲れて本領を発揮できないなんてことにもなりかねません。
ですから、自分の思考力を制御し、ON・OFFを切り替えられるようになることが重要なのです。

では、そのためにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。

思考のメタ認知をする

自分の思考を制御するには、そもそも今自分が何を考えているのかを認知することが大事です。
それを思考のメタ認知を言います。

たとえば、怒りの感情を制御するには、まず自分が怒りにとらわれていることを理解しなければいけません。
怒りに我を忘れた状態では、怒りを制御することはできないのです。
思考にもこれと同じことが言えます。
自分の思考に集中して、それを俯瞰して見れなければ、思考に振り回されることになるのです。

では、どうすれば思考のメタ認知ができるようになるのでしょうか。
そのためには、とにかく意識するしかありません
気が付いた時に「今自分は何を考えているのか」を問いかけることが大事です。
この問いかけを増やすことで、自分の思考をメタ認知できるようになっていくのです。

ただ、意識するだけだと難しいです。
意識するだけだと忘れてしまうからです。
そうならないためには、自分への問いかけと何かを紐付けるといいです。
たとえば、机の前に「今自分が何を考えているか」という紙を貼っておくなどです。
そうすれば、それを見るたびに、思考のメタ認知をしないといけないという気になれるのです。

他にも
・デスクトップを変える
・待ち受けを変える
・タスクスケジューラに設定
・スマホでリマインドをかける
・手を見たら思い出すのように条件付けをする
etc…
といった方法が考えられます。
意識だけで続けようとするとなかなか続かないものです。
ですから、自動的にできるような仕組みを作っていくことが重要です。

思考のメタ認知ができれば、今考えていることが、考えるべきかそうでないかを判断できるようになります。
そうすれば、いらないことを考えて無意味に脳が疲弊してしまうことを避けることができるのです。

「考えない」ができるようになる

思考のON・OFFを切りかえるためには、意識的に「考えない」ができるようになることも重要です。
人間の脳は黙っていても常に何かを考えています。
実はこれも脳を疲弊させている原因です。
さらに、それがネガティブな思考だと余計に脳の負担は大きくなってしまいます。

これを断つには、何も考えないを意識的にできるようになる必要があります
それができれば、必要ないときには考えず、脳の体力を温存できます。
そして、ここぞというときに自分の思考力をフルに発揮することができるのです。

では、どうすれば考えないができるようになるのでしょうか。
そのためには練習が必要です。
ちょっとやってみればわかるかと思いますが、何も考えないというのは意外と難しいものです。
かなり集中していないと、自然にいろいろな思考が頭に浮かんでしまうのではないでしょうか。
すぐにできるようになるものではないので、毎日時間を見つけて少しずつ練習することが大事です。

まとめ

最後にここまでの内容を軽くおさらいしましょう。
現代社会においては知能の高さが実質的な身分である、給料を左右します。
そのほかにも、様々な面において知能が高いというのは有利に働きます。
ですから、知能を上げるために努力をすることは、人生を有利に生きていくために有効な手段といえます。

そのためには、様々な方法が存在します。
しかし、その本質は共通しており、要は考える量を増やすということです。
そのための方法として、目的を考えたり、読書をしたりといったものがあるに過ぎません。
簡単に言ってしまえば、意識的に頭を使うような生活を心がければ、それだけで頭は鍛えられていくのです。

そして、頭は鍛えるだけでは不十分です。
その思考力をきちんと自分で制御できる必要があるのです。
そうしなければ、その高い思考力に逆に自分が振り回されてしまうのです。
ですから、思考力を鍛えるのと併行して、それを制御できるような練習もしていく必要があるのです。

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カテゴリー: 思考法
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人生について真剣に考えてみましょう


「生きる」を考える

「なぜ自分は生きているのか?」
そのように思うことはないでしょうか。

ただ生まれてきて、生まれてきたからなんとなく生きている。
そのような生き方をしていると、生きていることに意味を感じません。
そして、それは「なぜ生きているのか」という、言いようのない不安感に変わります。

こうした不安感を払拭するためには、「なぜ生きるのか」ということに対し、真剣に向き合う必要があります。
自分は何を望んでいるのか。
何を大切にしていきたいのか。
社会や他人からいいように思われたいだけなのではないか。

こうした様々なことに思いを巡らせることで、はじめて自分の人生に確信を持てます。
「自分はこう生きればいいのだ」という確信です。
本書が、そのきっかけとなれば幸いです。

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