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公開日:
最終更新日:2017/05/26

リクルートのキュレーションメディア「ギャザリー」5月末を目途に閉鎖

リクルートライフスタイルが運営するキュレーションメディア「ギャザリー」が5月末を目途に閉鎖することが決定しました。
リクルート、キュレーションサイト「ギャザリー」を5月末で終了へ

昨年末に世間を賑わせたWELQ問題に通ずるところがありますね。
今後、低品質なキュレーションメディアはどんどん淘汰が進んでいくでしょう。

ギャザリー

なぜギャザリーは閉鎖に至ったのか

なぜギャザリーは閉鎖に至ったのでしょうか。

このたび『ギャザリー』は、2017年5月31日をもちまして、サービスを終了することとなりました。

2014年9月よりサービスを開始し、キュレーターがそれぞれの体験に基づいた記事を投稿することで、
ご利用の皆様に新たな発見や、より豊かな生活を送るための選択肢を提供したいと考え、運営してまいりました。

しかしながら、昨今のキュレーションメディアを取り巻く環境により、
今後事業として持続的に成長させていくことは難しいと考えております。

また、場の運営者の責任の有無に関わらず、
キュレーターの自主性に委ねられるキュレーションメディアにおいて、
一次権利者の権利保護を十分に図ることが、現状においては困難なことから、
サービスを終了させていただくことを決定しました。

■引用:ギャザリー – サービス終了のお知らせ

主な理由としては、
キュレーションメディアの検索順位低下措置
・著作権侵害
・それらによる収益性の低下
があるようですね。

収益も上げられないし、コンプライアンス的にも問題となる可能性がある
つまり、事業としてうまみがなくなったということでしょうか。
やはり、キュレーションメディアビジネスは、WELQ問題でとどめを刺されたといった感じなのでしょうか。

関連:WELQ問題

昨今のキュレーションメディアの閉鎖問題は、WELQ問題に端を発しているようです。
ここで一度WELQ問題について振り返っておきましょう。

WELQ問題とは?

DeNAが運営していた医療情報サイト「WELQ」にて発覚した問題です。
2016年11月ごろに話題になりましたね。

いわゆるキュレーションサイトと呼ばれるもので、ユーザーが自由に情報を投稿できる形式のサイトです。
しかし、その投稿内容が全く監修されていないため、誤った情報が多数掲載されていました。
そのような誤った情報が上位表示されていることが問題となり、閉鎖に至った次第です。
■参考:DeNA医療情報サイト ウェルク(WELQ)問題まとめ【何が問題だったのか?】

「肩こりの原因は幽霊」などのデマ情報が掲載されていたのは有名ですね。
■参考:DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回)

パクリ記事量産の裏側

パクリ記事量産の仕組みについて詳しく書かれています。
「クラウドソーシングで100円程度で関連情報を他サイトからコピペさせる→その情報をもとにこれまた100円程度で記事の形に整形させる」
という手法で記事を量産させているようです。
この手法が倫理に反しているのは言うまでもないです。
完全な盗作なので。
■参考:【DeNAパクリ】キュレーションメディアの依頼の実態を掴んだ結果マジで酷いことになってます!【20161202更新】

しかし、このような方法で検索順位が序章するという事実がある以上、同じようなことはなくならないでしょう。
無くすためには、
・盗作の記事作成では検索順位が上がらない
・そのようなコンテンツのあるサイトはペナルティを受ける
・法的な罰則を設ける
などの強制力がないと難しいところでしょう。

また、我々ユーザー側もその情報がどこまで信用できるものなのかを常に考えながら情報収集をしていく必要があります。
スマホの普及などによるインターネット利用者の拡大によって、情報を供給する側の数も急激に増えました。
それだけ、信頼性の低い情報がたくさん出回っているということです。
より一層、ネット上の情報の信頼性について敏感になる必要がありそうです。

そして、いくらデマ情報への対策が進んでも、それらがなくなることは絶対にないでしょう。
ネットへの情報の投稿は自由ですからね。
なんでも鵜呑みにしていたらいつか痛い目に合います。

今後は、情報の信用性、つまりその情報は誰が提供しているのかということが重視されます。
ですから、誠実に情報を発信し続け、少しずつ信用を積み上げていく事が重要になってきます。
結局は、現実世界と同じようなことになっていくのですね。

Googleによる低品質なキュレーションサイトの順位低下措置

この件を受け、googleはキュレーションメディアの検索順位を下げるための検索アルゴリズム変更を行っています。
このアルゴリズム変更は、日本独自のものであり、googleもそれだけ問題を重く受け止めているということになります。
たしかに、上位表示される情報が誤っていたとなっては、googleの事業の根幹にかかわってきますからね。
googleは検索サイト、つまり検索するユーザーにとって適切な情報を返すことが使命です。
それができないということは、googleの存在価値がなくなってしまうということですからね。

■参考:Google、低品質サイトの評価を下げるアップデート――キュレーションメディアなどが対象に
■参考:キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い

悪質な記事はまだ当分は上位表示されるだろう

WELQの方がマシだった? ネットの医療情報は今、どうなっているのか

WELQは閉鎖されました。
しかし、代わりにがんに漢方が利くと言って高額な漢方を売りつけるサイトが上位表示されているようです。
おそらく、どれだけ取り締まってもこの手のサイトはなくならないでしょう。
いつの時代でも悪徳セールスがあるのと同じです。

そうであれば、私たちはもうそういうものだと思ってネットを使うしかないでしょう。
書いてある情報が信用に値するかはわからない。
それを判断するのは自分の責任。
こうした意識でネットを使う必要があるでしょう。

そうしたITリテラシーが一般常識として浸透した時、この手のサイトはなくなります。
稼げなくなりますからね。
ですから、まだまだこの手のサイトは健在でしょうね。

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カテゴリー: IT, 社会問題
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