努力を続けるための3つのコツ
何かで成果を上げるためには、とにかく継続することが大事です。
どんなことでもやり続けることではじめて成果が出るのです。
しかし、続けると口でいうのは簡単ですが、実際にやるとなると話が変わってきます。
同じことをずっとやり続けるというのはなかなか難しいものです。
たとえば、運動を習慣にしようと思ってやり始めても、それを定着させるのは難しいでしょう。
気が付けば、全く運動をしないというのはよくあることかと思います。
このように、何か一つのことをやり続けるというのはとても難しいことなのです。
では、どうすれば続けることができるようになるのでしょうか。
今回は、そのことについてみていきます。
とにかく続けることが大事
続けるために一番大事なことは、とにかく頑張りすぎないことです。
頑張るというのは、聞こえはいいですが、言い換えると自分に負担をかけているということでもあります。
頑張るというと、ちょっと気合いを入れないとできないようなことをするというイメージがないでしょうか。
つまり、頑張るというのは自分に負担をかけているということなのです。
もちろん、そうした頑張りが続くのならいいです。
しかし、多くの人は長くは続かないでしょう。
自分に無理をさせながらの努力は長くは続かないのです。
長く続けるためには、頑張りすぎないこと、自分に負荷をかけすぎないことが大事です。
別の言い方をすれば、細く長く続けることが大事なのです。
たとえば、一生懸命自分に無理をさせて1年間何かに打ち込んだとしましょう。
確かにその1年はものすごいスピードで成長できるかもしれません。
一方、あまり力まず毎日少しずつ10年間取り組んだとしましょう。
1年1年ごとの成長スピードは、確かに大したものではないでしょう。
しかし、10年続ければその成長スピードでもかなりのところに到達することができます。
もし、自分に無理をさせたら、そのように10年も長く続けることはできないでしょう。
このように、長い目で見れば、自分に無理をさせずに、細く長く続ける方がいいです。
その方が、最終的には遠くまで行くことができるのです。
細く長く続けるための3つのコツ
努力を続けるためには、細く長く続けることが大事だということがわかりました。
では、具体的にどのようのことに気を付ければ、細く長く努力を続けることができるのでしょうか。
そのための3つのコツについてみていきます。
自分に無理を強いない
努力を続けるために、一番大事なのが頑張りすぎないことです。
自分に無理を強いても、努力は続きません。
そもそも、自分に無理を強いている時点で、それは分不相応な努力なのだと考えた方がいいでしょう。
たとえば、筋トレを例に考えてみましょう。
そこまで筋肉がついていない状態で、ものすごい思いバーベルを持ち上げようとはしませんよね。
ケガをしてしまいますからね。
努力もこれと同じことです。
最初から負荷をかけ過ぎると、挫折してしまうのです。
ですから、最初は負荷を上げない、上げるなら徐々にしていく、ということが大事です。
コツとしては、自分が「これぐらいやらないといけない」と思う量の半分くらいをこなすのを目標にすることです。
半分もできれば上出来です。
もちろん、やる気があるときはたくさんやればいいですが、無理をする必要はないのです。
このように、自分に無理をさせず、ゆるくやり続けるのが継続のコツです。
成果を追い求めない
継続に必要な要素の二つ目が、成果を求めすぎないことです。
成果を求めすぎてしまうと、どうしても頑張りすぎてしまいます。
そして、厄介なことに成果というのは、頑張ったからと言ってついてくるものではないのです。
たとえば、英語の勉強を1か月間みっちりとやったとしましょう。
しかし、そうした基礎的なものは短期間集中的にやったからと言ってすぐに身につくものではありません。
長い時間かけて、コツコツと鳴らしていくことが大事です。
努力もこれと同じことで、ものにもよりますが、短期間頑張ったからと言ってすぐに成果が出るものではありません。
なので、一生懸命頑張っても、それは徒労に終わり、「頑張っても意味がないんだ…」という間違った認識を持ってしまいます。
成果を求めることは悪いことではないですが、そればかりに固執するのも考え物ということです。
では、どうすれば成果に固執せずに努力を続けることができるのでしょうか。
そのためには、「成果は量でなく期間に比例してついてくる」という風に考えるのがいいです。
1か月に100頑張ったから、100の成果が出るわけではないのです。
量は関係なく、1年間頑張ることによって100の成果が出るのです。
当然ですが、実際にこの通りになるわけではありません。
しかし、ある程度の期間継続してはじめて成果が出るというのは事実です。
また、この考え方なら短期間に集中して無理な努力をしようとは思わなくなります。
つまり、このように考えることによって、努力が続き、結果的に成果を出せるというわけです。
やりたいときはやらなくていい
努力を継続させるための最後のコツが、やりたいときはやらなくていい、という考え方です。
どうしてもやる気が出ない時というのは誰にでもあります。
そういう時は、無理をして努力する必要はないのです。
もちろん、毎日継続して取り組んだ方がいいに決まっています。
しかし、それは理想論であり、実際に毎日できるかと言ったら、それは難しいです。
最初はできても、それを長期間続けるとなると難しいでしょう。
ですから、そのような不可能なことを目指すのではなく、やりたいときにやる、断続的にでも続けていくというやり方を取るのです。
やりたくないときはやらなくていいのです。
1週間でも1か月でも中断して構わないのです。
短いスパンで見たら、確かにそれは大きなロスのように見えます。
しかし、10年、20年という長いスパンで見れば、それは大したロスではありません。
そうしたロスよりも、無理をせず長く続けることの方がずっと重要です。
ですから、無理して毎日やろうとするのはやめましょう。
そのように無理をしてもいいことは一つもありません。
「やりたいときはやる。やりたくないときはやらない。」
これくらいのゆるさで臨んだ方が、努力は続くのです。