b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/03/09

漠然とした不安を感じるのは、リスクを取らないから

毎月決まった給料をもらえる。
給料も勤続年数が増えるごとに上がっていく。
会社も安定していて、それはこれから先も続きそう。

そんな誰もが羨むような、安定した人生。
しかし、そうした人生を送っていても、どこか満たされない。
本当にこのままでいいのか、という漠然とした不安感を抱いている。

このような人も多いのではないでしょうか。
他人からしたら、何を不安に思うことがあるのか、と言われるかもしれません。
しかし、どこか満たされない、虚しい感じがするのです。

それはなぜか。
それは、リスクを取らないからです
では、なぜリスクを取らないと不安になるのでしょうか。

リスク

リスクを取らない生活は不安を呼び起こす

なぜ、リスクを取らない生活が不安に満ちたものになってしまうのか。
それは、リスクを取らないと何も得ることができないからです。

何かを得るには、何かを犠牲にしないといけません。
リスクを払わなければ、何かを得ることはできないのです。

商品がほしければ、お金を払います。
技術を身に着けたければ、時間を払います。
このように、何かを得るためには、そのほかの何かを犠牲にしないといけないのです。

つまり、リスクを冒さない安定した生活というのは、それと引き換えに何も得られない生活なのです。
もちろん、安定した毎日を得ることはできます。
しかし、それ以上のものは手に入れることができないのです。

そして、それが不安につながります。
自分が考えている以上のものは絶対に手に入らない。
それに対し、心のどこかで不満に思っている。
だから、このままでいいのか、と自問自答を始めてしまうのです。

安定した日々にそこまで価値があるのか

人間というのは、マイナスに考えてしまう生き物です。
これは進化の過程でそうなってしまった、私たちにはどうすることもできない性質です。

不安になれば、そのために将来に備えようとします。
食糧が底を尽きるかもしれないと考えれば、食糧を保存しようと考えます。
もしかしたら危険な生き物がいるかもしれないと考えれば、身を隠す場所を探します。

このように不安を感じ、それに対して先回りで動くことによって、人間は生き延びてきました。
だから、人間はマイナスに考えてしまう傾向があり、不安を感じやすいのです。

そして、そうした不安を感じやすい我々だからこそ、安定というのはとても素晴らしいものに映るのです。
危険や不確定要素が一切なく、未来を憂いておびえなくていい。
それがとても魅力的に映るのです。

しかし、不確定要素のない未来というのは、言い方を変えれば予測可能な未来ということにもなります。
結末やそこに至る前の過程がすべてわかってしまっている。
そこには自分が考えている以上のものはなく、すべてが予想通りに進んでいく

こんな人生は楽しいでしょうか。
結末のわかっている物語、犯人のわかっているミステリー。
そんなものを読んで楽しいと思うでしょうか。
それと同じことです。

すべてを犠牲にして手に入れたその安定は続くのか?

リスクを取らないと、「本当にこれでいいのか」と不安が首をもたげます。
それだけならまだいいのです。
不安に思いながらも、最終的には安定した人生を過ごせる。
考え方はいろいろあるかと思いますが、これはそんなに悪い人生ではありません。

しかし、安定した生活は本当にずっと続くのでしょうか。
たとえば、今の日本の状況を考えてみましょう。
人口はどんどん減っていき、特に労働人口が急激に減少しています。
出生率も低く、未来を担う人間も数が足りていません。
これだけを見ても、少なくとも経済的には衰退していくのが目に見えています。

では、このような状況で本当に安定した生活が続くでしょうか。
それはわかりません。
しかし、これだけ環境が変われば、その可能性は低くなるでしょう。

そして、その安定が崩壊した時、安定をよりどころにして生きてきた人生はどうなるでしょうか。
安定のために、やりたいことを我慢し、望む生き方を放棄し、極力リスクを減らしてきました。
しかし、それだけの犠牲を払っても、結局安定は得られませんでした。
そうなった場合、いったい私たちは何のために犠牲を払ったのでしょうか

そうならないためには、リスクを取ることを許容しないといけません。

リスクを取れる人間になる方法

好きな生き方をし、ほしいものを手に入れる。
そのような望む人生を生きるためには、リスクを取れるようにならないといけません。
臆せずにリスクを取ることによって、はじめて本当に望むものが手に入ります。

では、どうすればリスクを取れるようになるのでしょうか。
そのためには、日ごろからリスクを取る習慣をつける必要があります。
そうすることによって、人生の一大局面で大きなリスクを取れるようになります。
そして、そうした勝負ができてはじめて、本当に望むものが手に入るのです。

リスクというと少しイメージがわきにくいかもしれません。
ですが、挑戦といえば、イメージが付きやすいのではないでしょうか。
日々リスクを取るというのは、日々挑戦するということです。

つまり、毎日未体験のことに少しずつ手を出すのです。
そうすれば、それはリスクとなり、思いがけないものをもたらしてくれます。
そして、新しいことに挑戦するという心理的ハードルを下げるのです。
そのように毎日挑戦をすれば、人生においても挑戦することができます。

単身外国に行って、自分の力を試す。
ずっと夢だったことに挑戦してみる。
温めていたアイデアを武器に起業してみる。
このような挑戦につながるのです。

やったこともないのに、いきなり100の挑戦をするのは不可能です。
最初は1の挑戦でいいのです。
それを繰り返すうちに100の挑戦ができるようになればいいのです。

ですから、日ごろから新しい何かに挑戦する姿勢を持ちましょう。
なんでもいいから、少し勇気を振り絞って、いつもの自分ならやらないようなことをしてみましょう。
そうすることで、リスクを取れる人間になれるのです。
そして、挑戦できなかった時には得られなかったたくさんのものを得られるようになるのです。

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あなたはなぜ生きるのか?


「生きる」を考える

「なぜ自分は生きているのか?」
そのように思うことはないでしょうか。

ただ生まれてきて、生まれてきたからなんとなく生きている。
そのような生き方をしていると、生きていることに意味を感じません。
そして、それは「なぜ生きているのか」という、言いようのない不安感に変わります。

こうした不安感を払拭するためには、「なぜ生きるのか」ということに対し、真剣に向き合う必要があります。
自分は何を望んでいるのか。
何を大切にしていきたいのか。
社会や他人からいいように思われたいだけなのではないか。

こうした様々なことに思いを巡らせることで、はじめて自分の人生に確信を持てます。
「自分はこう生きればいいのだ」という確信です。
本書が、そのきっかけとなれば幸いです。



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