10年後負け組にならないために。今すぐ読むべき10冊!
この記事の概要
これからの過酷な時代を生き抜くにはどうすればいいか?
この記事では、そのためのヒントとなる10冊を紹介していきます。
これからの時代は、問題が山積みです。
少子高齢化問題
特に若い世代を中心とした、低い雇用率
結婚率や出生率の低下
AIなどの新技術の発達に伴い、大量の失業者が出る懸念
グローバル化による相対的な日本経済の衰退
…
挙げていけばきりがありません。
これからの時代、あなたの生活はどんどん厳しくなっていくでしょう。
今と同じことをしていては、給料はどんどん減っていきます。
日本全体が衰退していくのですから当然ですよね。
あなたが、日本と一緒に没落していかないためには、今までよりもプラスアルファのことをしていかないといけません。
新しいスキルを身につける、小さく事業を始めてみる…
そうでもしないと、もはや「普通の生活」すらも維持することが困難な時代に突入します。
今のままの生活を続ければ、あなたは間違いなく負け組の一因になってしまいます。
そうならないためには、行動を起こさないといけません。
しかし、何からしたらいいかわからないというのが、正直なところでしょう。
そこで今回は、10年後に負け組ならないために絶対に読んでおきたい10冊を紹介していきます。
■この記事で紹介する10冊
1.未来に先回りする思考法
2.2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」
3.人工知能は人間を超えるか
4.下流中年 一億総貧困化の行方
5.さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
6.年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34
7.なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
8.天才! 成功する人々の法則
9.勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」
10,具体と抽象
目次
これからの時代を生き抜くために読むべき10冊
これからやってくる時代は、誰にも予測不可能な時代です。
問題は山積みで、それに対する解決の目途は全く立っていません。
さらに、これからも問題は増えていくでしょう。
そのような時代に必要なのは2つ。
・未来を予見すること
・自分の信じた道を行く事
この2つです。
未来を予測することができれば、どのように生きていけばいいかがわかります。
進むべき方向がわかれば、あとはその道を信じて突き進むのみです。
つまり、この2つの力があれば、予測不能で過酷なこれからの時代を生き抜くことができるのです。
では、そうした2つの力を手に入れるために読むべき10冊を紹介していきます。
不確実な時代を見通す千里眼を手に入れる
不確実な未来を生き抜くためにはどうすればいいでしょうか。
一番簡単なのは、未来に何が起こるのかを知ってしまうことです。
あらかじめ何が起こるのかを知っていれば、準備ができます。
いざ、その時が来てもあわてることがなくなるのです。
では、どうすれば未来を予測することができるようになるのか。
それが書かれているのが、本書「未来に先回りする思考法」です。
未来を見通す力を手に入れるというと、なんだか怪しく聞こえるかもしれません。
当然ですが、未来を完璧に見通すことなど不可能です。
たとえば、今年の宝くじの当選番号、どの銘柄が値上がりするのか、自分がいつ死ぬのか…
そう言ったピンポイントの未来を言い当てるのは不可能です。
しかし、大きな流れなら予測することが可能です。
たとえば、今の人口分布図を見れば、将来労働人口が足りなくなることや、高齢者増加による社会保障費が増大することなどが予想できます。
そうした大きな流れがわかれば、十分に未来に対して準備をすることが可能です。
未来の大きな流れを予想するには、以下の2つが重要です。
それは、
・今の状況を理解する
・過去に同じような状況がなかったかを考える
です。
これら2つがわかっていれば、大きな流れを予想することは十分に可能です。
たとえば、今は人工知能の研究開発が盛んです。
一部ではすでに商用利用が開始されている分野もあります。
これは、過去の産業革命と似た構図です。
機械が現れ、労働の在り方が再定義されました。
つまり、機械を今までの労働に適用するのではなく、機械ありきで仕事のシステムを変えるのです。
そうして、大規模な工場やベルトコンベア生産性などが考案されました。
これと同じことが、人工知能でも起こるでしょう。
人工知能を前提に仕事のシステムが作り替わるのです。
このように未来がわかれば、それに向けた行動を起こせます。
人工知能を前提とした未来が来るのであれば、それを勉強することだってできます。
そして、人工知能そのものや、使い方に精通すれば、それを仕事にだってできるでしょう。
そうしたスキルを持つ人間は少ないから、高給を期待できるし、職にあぶれることもなくなるのです。
このように未来を見通すことができれば、それに不安を覚えたり、翻弄されることもなくなるのです。
未来がわかれば、今何をすべきか見えてくる
未来を予測できれば、それに合わせてうまく生きていくことができます。
しかし、ゼロからその予測を立てるのはなかなか大変なものです。
論文を書くときだってそうですよね。
イチから書くことはほとんどないかと思います。
何か参考文献を用意して書くはずですよね。
それは、未来を予測する際も同じことです。
そういう時は、自分よりも詳しい人間が立てた予測を参考にするのが、一番手っ取り早いし、確実です。
そんな時に役に立つのが、本書「2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」」です。
これは、米国国家情報会議が作成したレポートをまとめたものであり、かなり信頼性の高い情報となります。
自分で考えることはもちろん大事ですが、こうした信頼のおける情報をもとに予測を立てることで、効率よく、確実な予測を立てることができるのです。
※米国国家情報会議とは
1979年設立。CIAや国防総省、司法省、国土安全保障委員会ほか、アメリカの各情報担当機関や著名大学の学者から提供された膨大な情報を元に、15~20年程度のスパンで世界情勢の予測を行う国家の諮問機関。
同会議がまとめた「国家情報評価」と呼ばれる指針は合衆国大統領が政策や決断のための参考にするなど、世界でもっとも精度の高い予測を行う機関である。
同書商品紹介ページより
人工知能はあなたを脅かす脅威となるのか?
昨今の注目すべきテクノロジーの筆頭格が人工知能です。
人工知能はディープラーニングという技法の出現により、劇的に進化しています。
従来はガチガチに固めたルールの範囲の中でしか判断することができませんでしたが、自ら柔軟にルールを作り替え最適な判断を行えるようになってきています。
たとえば、猫の画像を判別することができるようになった、なんていうニュースが一時話題になりましたよね。
それは、人間が猫とはこういうものだというルールを与えることなしに、それを判別できるようになったということです。
考えてみれば、猫というのを言葉で言い表すのは不可能です。
四歩なしで、耳が取っていて、かわいくて、小さくて…
このように言うことはできますが、これらの情報から猫を全く知らない人が猫を想像るうことは困難です。
私たちは猫を知っているから、判断できますが。
人工知能は、この猫を知らない人と同じ状態です。
だって「猫はこういうものだ」というルールを教えることができませんから。
その人工知能が猫を判別できるようになったというのは、自ら判断基準を作り出すことに成功したということです。
このように、本書「人工知能は人間を超えるか」には人工知能の最前線や過去の歴史について、わかりやすくまとめられています。
人工知能は間違いなくこれからの社会の基盤を支えるテクノロジーとなります。
かつて、コンピュータが使えない人が淘汰されてきたように、今後は人工知能を理解できない人間は淘汰されていくでしょう。
そうならないために、本書を読み、人工知能について理解を深めれば、その知識は必ずこの先役に立ちます。
一億総貧困の時代がやってくる
これからの時代は今までのように「普通に」生きていくことはできません。
大学を卒業し、新卒で就職し、定年までその会社で働く…。
かつて一般的な人生と言われていたこのモデルは、これからの時代では現実に則さないものとなりました。
このモデルは、常に経済成長をすることが前提となっています。
常に経済は成長し、会社の売り上げ・利益もどんどん上がっていく。
だから、従業員の給料も年功序列でどんどん上がっていきました。
しかし、今の時代に経済成長することは、ほとんど不可能に近いでしょう。
そもそも、昔日本が急激に経済成長できたのは、アメリカの援助のおかげです。
アメリカが円の値段を低く抑え、経済を保護してくれたから、急激に成長することができたのです。
現在は、そうした保護は行われていません。
今の円高にあえぐ日本の状況を見れば明らかかと思います。
経済が成長しなければ、今までの会社の体制を維持することは不可能です。
そのしわ寄せは、まず新しく入ってくる者にやってきます。
就職氷河期とは、まさにその世代のことです。
経済停滞する中で会社が自身の生き残りや、年功序列の維持のために、新しくはいる世代を切り捨てたのです。
そうしてカットしたコストで、下がった売り上げを補てんしていたのです。
経済の停滞は、今もなお続いています。
今なお、新しい世代は犠牲になり続けています。
そうして犠牲になった世代は、より待遇の低い、非正規社員やアルバイトといった身分に甘んじなければいけません。
つまり、これから社会に出る世代、生まれてくる世代というのは、今までのように生活することはできないのです。
没落していく日本とともに、下流に落ちていくしかないのです。
そうならないためには、まず現状を把握する必要があります。
日本に住むすべての人が下流に落ち行く可能性がある、この状況。
その惨状について述べられているのが、本書「下流中年 一億総貧困化の行方」です。
本書を読み、その惨状を冷静に見つめることで、はじめて自分がどうすればいいのかが見えてくるのです。
間違った道に進まないために
ここまで紹介した本で、
・今、何が問題なのか
・この先何が起こるのか
ということが理解できました。
次に考えるべきは、それらを踏まえ「自分がどう生きていくか」ということです。
理想の人生とは、自分の能力を十分に生かし、社会に存在感を示すことです。
そのためには、まず自分の能力、才能を知る必要があります。
その助けとなるのが、本書「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」です。
本書にはストレングスファインダーと呼ばれる、自己分析ツールがついています。
このツールは、いくつかの質問に答えていくだけで自分の中に眠る5つの才能が明らかになります。
幸福な人生を送るためには、自分の才能を発揮することが大事です。
自分の才能を発揮すれば、周りの人よりも秀でた結果を得られますし、その分経済的にも豊かになれます。
なにより、自分の才能を発揮するのは楽しいものです。
人生の時間の大半を費やす仕事。
これが楽しければ、必然的に人生も楽しくなります。
そのためにも、自分の才能をしっかり理解していただければと思います。
与えられた仕事をするだけでは生き残れない
幸せな人生とは、自分の能力を発揮すること。
しかし、それは自分の能力を知るだけでは実現できません。
自分の能力を知ったうえで、その方向に行くための努力をしないといけません。
たとえば、自分に絵の才能があるとしましょう。
しかし、その才能があったからと言って、絵で食べていけるわけではありません。
そうなるためには、スキルを磨いたり、売り込みをしたりとさまざまな種類の努力が必要になります。
そして、その努力は自分の自由時間、つまり休日に行うしかないのです。
仕事をしながら生活の基盤を支え、より望ましい人生に向かうために休日を自己研鑽に費やす。
そうすることでしか、自らの力を発揮する幸福な人生は歩めません。
本書「年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34」には、休日に自分を高めることの意味、そしてそのモチベーションを保つための方法が書かれています。
どうすれば休日をだらだらせず、意味のあるものにできるのか。
これからの時代の人生の成否には、価値のある休日を過ごせるかどうかが大きくかかわってくるのです。
無駄な時間を減らし、自分のための人生を生きる
生活を立ち行かせるには、生活を支えるための仕事をしないといけません。
しかし、人生というのは有限です。
そればかりに時間をかけていては、すぐに時間が無くなってしまいます。
自分を磨くための時間が確保できないのです。
自分を高めるための時間を確保するためには、生活のための仕事の時間を減らす必要があります。
そのために重要になるのが、効率化です。
目の前の仕事を徹底的に効率化し、自分のための時間を捻出するのです。
そのための、効率化のヒントが本書「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」に書かれています。
ぜひ、仕事を効率化し、未来の自分に投資するための時間を手に入れてください。
ただひたすらに継続することで、道が開ける
自分の望む人生を歩むには、自分を鍛え続ける必要があります。
そして力がついて、はじめて自分の思う通りの人生を生きていくことができます。
しかし、これはとても難しいことです。
では、いったい何が難しいのでしょうか。
それは変化のない時期を耐えることです。
鍛えても鍛えても、一向に成果がでない。
そんな時、私たちは
「このまま続けて意味があるのか…?」
「自分には才能がないのでは…?」
「最初から自分には無理だったのでは…?」
このようなことを考えてしまいます。
ですが、成果というのはそういうものなのです。
どれだけ頑張っても、なかなか見えてこないものなのです。
頑張って、頑張って、効果が出なくても、頑張って…
そうしてふと気が付くと、自分がとても高い位置にいることに気づきます。
自転車に乗る練習を考えてみればわかりやすいでしょう。
何度も何度も転んで、最初は絶対に乗れるはずがないと思ったはずです。
しかし、それでもくらいついていくうちに、ある時急に乗れるようになるのです。
本書「天才! 成功する人々の法則」にはそのことが科学的、統計的な根拠をもって書かれています。
それが、一万時間の法則です。
これは、あるものごとに一万時間費やせば、だれでもその道のプロになれるという法則です。
たとえば、才能が秀でたグループと平凡なグループがいます。
その後、プロになった人間はどちらが多いと思うでしょうか?
実は、その時点の才能は関係なく、単純に練習量が多い人間がプロになっていました。
つまり、ものごとを極めるのに重要なのは才能ではないのです。
ただひたすらにそれに時間を費やすことができるか。
それだけなのです。
本書を読めば、「自分には才能がないんじゃないか…」などというくだらない不安は消し飛びます。
自分の望む道をひたすら目指すために。
そして、それを実現するために。
本書がその一助となれば幸いです。
ただ続けるだけではない。本当の努力とは何か?
努力を続ければ、いつか必ず自分の目指すところに到達できます。
しかし、できれば早めに到達したいですよね。
そのためには、効率的な努力をする必要があります。
では、効率的な努力とはなんでしょうか。
それは、徹底的に考え抜かれた努力です。
「なぜ自分は上達できないのか?」
「どうすればもっと上達することができるのか?」
「もっと別のやり方はないか?」
このように徹底的に考えるのです。
何も考えずに努力をしていても、あまり意味がありません。
成果を出すためには、成果を出すための工夫が必要なのです。
しかし、徹底的に考えるといわれても、それがどういうことかわからないかと思います。
そこで紹介したいのが、本書「勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」」です。
この本は、日本初のプロ・ゲーマー梅原大悟さんの著書です。
日本一になるために、徹底的に考え抜かれた努力をしてきました。
その足跡をまとめたのが本書になります。
「本当の努力とは何か?」
先の見えない時代こそ、努力の本質に理解することが大切になってきます。
これからの時代に一番必要な能力
これからやってくる時代は、何もかもがはじめての時代です。
新しい技術、新しい生き方、新しい価値観、そして新しい問題…
今までと同じものは何一つありません。
そうした時に重要なのは何か?
それは「考える力」です。
それもただの考える力ではありません。
物事の本質をとらえる力です。
では、物事の本質をとらえるとはなんでしょうか。
それがずばり、抽象化するということなのです。
抽象化とは、ものごとの共通点を抽出することです。
たとえば、私たちは経験を積むと、だいたいの展開が読めるようになってきます。
「こうなれば、次はこうくるな」という風にです。
これは、展開のパターンを理解しているからできるのです。
たとえば、
・ある事故は意図せぬオペレーションによるために起こった
・ある事故は想定外の外的要因で起こった
というものがあるとしましょう。
これらはここで見れば、全く別のものに見えます。
しかし、その共通点を探すと、「シミュレーションが甘かったため、事故が起きた」ということができます。
そうすれば、同じ失敗を防ぐために徹底的にシミュレーションをするようになるでしょう。
これは、シミュレーションをおろそかにすると失敗する、というパターンを理解できたからです。
そして、それは今までの経験を抽象化することができたからです。
つまり、抽象化ができると未知の状況でも、ある程度先の展開が予想できるのです。
そして、その力はこれから先の不確実な未来を生きるうえで非常に重要になってきます。
また、抽象化能力は他にも新しいものを生み出す、アナロジー思考のもとにもなります。
衰退する経済を救うのは、イノベーション、つまり新しいものを生み出すことです。
そうしたものを生み出すことができれば、自分だけでなく周りも幸せにすることができます。
本書「具体と抽象」には、抽象思考の初歩が平易な分とわかりやすい漫画で説明されています。
抽象思考の第一歩を学ぶのにうってつけの一冊となっています。
予測不能な時代を生き抜くために
これから訪れるのは、予測不能な時代です。
今まで人類が直面してこなかったような問題です。
そうした問題に立ち向かうためには、
・わからないなりに未来を予測すること
・その上で自分の信じた道を行く事
が大切になってくるのです。
これら10冊の本を読むことで、その2つを実行するための土台が出来上がります。
まずは、そうした土台を作ることが大事です。
それが出来上がれば、あとは自分の進みたい方向に歩いていくだけです。
過酷なこれからの時代を生き抜くために。
今回紹介した本が、皆さんのお役に立てば幸いです。
最後に本記事紹介した本のリストを掲載しておきます。
ぜひ気になったものを読んでいただければと思います。
1.未来に先回りする思考法
2.2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」
3.人工知能は人間を超えるか
4.下流中年 一億総貧困化の行方
5.さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
6.年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34
7.なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
8.天才! 成功する人々の法則
9.勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」
10,具体と抽象