努力を続けるために。それ以外の選択肢を断つという考え方。
努力は大事。
そうはわかっていても、ついついさぼってしまう。
やらなきゃいけないとわかっていても、できないのが努力のつらいところです。
努力ができないのは、ほかのことをしているから
大事とはわかっていても続かないのが努力です。
では、逆になぜ努力ができないのかを考えてみましょう。
努力ができないというのはどんな時でしょうか。
少し具体的に考えてみましょう。
例えば、毎日英語の勉強をしようと考えたとします。
家に帰ったら一息つく前に1時間勉強する。
そう決意したとします。
しかし、こういった決意は大体において失敗してしまいます。
家に帰って「やらないと…」とは思いながらも、ついつい別のことをしてしまう。
ちょっと一息ついたら
ちょっと見たい番組を見たら
ちょっと気になるサイトをみたら
そうして気が付いたら、何もやらずに一日が終わってしまうのです。
つまり、努力以外の選択肢があるからうまくいかないのです。
努力以外の選択肢があるから、そっちに流れてしまうのです。
努力以外の選択肢を切り捨てる
努力が続かないのは、努力以外の選択肢があるからです。
人間の意志というのは非常に弱いです。
あの時あんなに強く誓ったのに、すぐにその時に気持ちを忘れてしまう。
もう暴飲暴食はしないと誓ったのに、また繰り返す。
もうタバコは吸わないと誓ったのに、また繰り返す。
もうギャンブルはしないと誓ったのに、また繰り返す。
皆さんにも経験があるかと思います。
このように、人間は意思の力で自分を制御することができないものなのです。
ですから、努力を続けるためには、そもそもそれ以外の選択肢を選べないようにすることが大事です。
家に帰ってすぐに勉強をすると決めたら、それ以外の選択肢は選べないようにするのです。
しかし、それを口で言うのは簡単ですが、実践するのは難しいです。
では、どのようにすればそれ以外の選択肢を排除することができるのでしょうか?
強制的に選択肢を排除する
努力以外の選択肢を排除するには、意思の力では不可能です。
仕事が終わって疲れ切っている体に鞭打って、勉強する。
そんなことが意思の力だけで可能でしょうか。
おそらく、少し休みたいという欲求が上回るはずです。
努力以外の選択肢を排除するためには、強制的にそのような状況を作る必要があります。
仕事から帰ってきてすぐに勉強すると決めたのなら、それ以外の選択肢を排除するのです。
例えば、すぐに勉強しなければいけないのに、ついついパソコンを触ってしまう、というのであればパソコンを手の届かない場所においておけばいいのです。
電源を消して、取り出しにくい棚の奥深くにでも入れておきましょう。
そうすれば、ついつい手が伸びることもなくなります。
スマホについつい手が伸びてしまうのなら、どこか目のつかないところに置いておきましょう。
電源を切って別の部屋にでもおいて置き場いいのです。
すぐに勉強しなければいけないのに、ちょっと一息ついてしまう。
そういう場合は、着替えなければいいのです。
さすがにスーツで横になるのは気が引けるでしょう。
ちょっと思いとどまって勉強に気持ちが行くはずです。
このように、自分はどういった行動で努力を阻害されるのかを考え、その行動を未然に防げばいいのです。
そうしたことをやっていって、努力以外の選択肢をひとつずつつぶしていく。
そうすれば努力以外の選択肢はなくなります。
そして、努力以外の選択肢がなくなれば、もう努力するしかありません。
このように強制的にそのような環境を作れば、努力は勝手に行われるのです。
皆さんも、努力以外の選択肢を一つずつつぶしてみていってください。
そうすれば、嫌でも努力が続くようになるでしょう!