何かを続けることは重要なことです。
しかし、重要だからこそ難しくもあります。
「めんどくさい」
「後でやろう」
「もういいや」
このようななまけ心が私たちの努力を阻害します。
これを打破するにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには、努力を「しなければならない」ではなく「したい」と思えることが大事です。
では、どうすればそのように思うことができるのでしょうか。
今回は、その方法を見ていきます。
なぜ努力はめんどくさいのか
努力をしたいと思えるようになる方法を見る前に、なぜ努力がめんどくさいのかを考えてみましょう。
それは、端的に言えばつまらないからです。
努力というのは、その作業自体地味です。
私たちを興奮させてくれる要素はあまりありません。
積み重ねても成果が出るのはゆっくりなので、目に見える変化もあまりありません。
それも相まって、努力というのはとても退屈な作業に思えてしまうのです。
例えば、テスト勉強を例にとってみましょう。
テスト勉強はそれ自体そこまで楽しいものではありません。
テストでいい点数を取るために、興味のないことを覚えるのですから。
そして、その苦痛な作業はすぐに結果が出ません。
何日、何か月と勉強して、ようやく点数に表れてくるのです。
こんな作業を楽しいと思えるでしょうか。
そして、こんな作業を毎日毎日繰り返すことは簡単なことでしょうか。
これが努力がめんどくさい理由です。
努力を楽しいと思う方法
努力というのは、もともとつまらないものです。
地味ですし、成果もなかなか出ません。
では、どうしたらそうした退屈な努力を、魅力あふれる楽しいものにすることができるのでしょうか。
そのために有効なのが、自分の快楽と努力を結びつけることです。
例えば、あなたは英語を勉強しています。
英語を読んだり書いたりできるようになって、将来翻訳をしたい。
そういう風に思っています。
そして、あなたはチョコレートが大好きです。
新作のチョコレートが出ると買って味見せずにはいられない。
それくらいのチョコ好きです。
この場合、どうすれば自分の快楽と努力を結びつけることができるでしょうか。
もうお分かりかと思いますが、勉強をしたらチョコレートを食べることを許すのです。
こうすれば、勉強とチョコレートを食べることが脳内で強く結びつきます。
そうなると、「勉強をする=チョコレートを食べれる=うれしい」という風に結びつきます。
つまり、チョコレートが媒介となって、努力することとポジティブな感情が結びつくのです。
努力をした後に、自分に何らかのご褒美を与える。
そうすることによって、脳内で「努力=楽しいこと」の図式が出来上がるのです。
パブロフの犬と同じですね。
努力を楽しいと思えたら、こっちのもの
努力と快楽の結びつきがうまくいき、「努力=楽しい」の状態を作り出すことができれば、こっちのものです。
そうすれば、勝手に努力が続くからです。
楽しいことは頑張って続けようとしなくても、勝手に続きますよね。
それに、「努力=楽しい」の図式が出来上がれば、そのうちご褒美も不要になってきます。
続けているうちに、本当に努力が楽しいことになり、その媒介が必要なくなるのです。
楽しいことを続けてそれで成果を出す。
確かにそれが一番ですが、世の中そんなにうまくはいきません。
全然やりたくないことでも、頑張ってやらないといけないときがあります。
そんな時は、この方法を試してみてください。