これからのIT人材の教育について
ソニー・グローバルエデュケーションから動作をプログラミングできるブロック型のロボット「KOOV」が発売されました。
昨今プログラミング熱が高まっているようです。
と言うのも、親が子供に習わせたいことで8位にランクインしたそうです。(ソニー調べ)
このことからも、プログラミング学習に対する熱の高まりを感じます。
日本はもとより、世界各国でもIT人材の不足が叫ばれています。
日本政府もプログラミング教育には積極的で、プログラミングの必修化なども検討されていますね。
それだけプログラミングにたいする注目度が高まっているということになります。
将来プログラミングをするかどうかはおいておいて、こうしたおもちゃによって子供の興味を刺激することはいいことです。
それによって、プログラミングだけでなく様々なことに興味が派生していきますからね。
たとえば上のおもちゃであれば、プログラミングではなくロボットの方に興味が行ったりとか。
ただこれだけプログラミング熱が高まると懸念されるのが、子どもをプログラマーにさせようとする親の出現です。
別にそれ自体は構わないのですが、子どもが嫌がっているのに、将来お金になるからなどと言った理由で子どもにプログラミングを強制さえるようなことは控えるべきです。
それによって優秀なプログラマーが生まれるとは考えにくいです。
子どももやりたくないことを強制されてかわいそうですし。
また、そのように嫌々やらされた人間が、仕方なくIT業界に来ても良くありません。
業界にとっても、本人にとっても不幸なだけです。
これからの時代、ITが重要になってくるのは明らかです。
AIは本格化し、ロボットなども実用化に向かっています。
そうした中で、たしかに優秀なIT人材を育てる必要があります。
しかし、それは子どもたちが自発的にそれを目指すようになるべきです。
興味がないのに無理やり国策や教育でやらせても意味がありません。
純粋な興味や好奇心が、学習の一番の原動力となります。
そういった部分を見誤らず、優秀なIT人材の育成方法を考えていく事が大事なのです。