なぜ現状から脱出できないのか。思うだけでは何も変わらない。
早く別の場所に行きたい…
ここは自分のいる場所じゃない…
もっと自分にふさわしい場所があるはず…
このように思う人は多いかと思います。
そうは思っていてもなかなか抜け出せないものです。
しかし、一方で抜け出せる人もいます。
では、抜け出せる人と抜け出せない人の違いはいったい何なのでしょうか。
なぜ脱出できないのか
現状に不満を抱えながらも、なぜ脱出できる人とできない人がいるのでしょうか。
どちらも現状に不満を抱いていて、その場からいなくなりたいと思っています。
違うのは、その思いを実際に行動に移したかどうかというところです。
脱出できない人は、思うだけで具体的な行動を起こしたわけではないのです。
一方で脱出できた人は、思いを実際に行動に移したのです。
だから、脱出できたのです。
つまり、脱出できるかどうかと言うのは、実際に行動したかどうか。
ただそれだけなのです。
脱出のための行動を継続しているか
脱出のためには、実際に行動にうつすことが大事です。
たとえば、今の職場に不満を抱えていて、転職したいと考えているとしましょう。
転職をするためには、実際に転職活動をする必要があります。
転職サイトに登録したり、転職エージェントを訪ねたり。
しかし、それだけで転職できるわけではありません。
転職サイトに登録して、こまめに求人をチェックする。
面接の日程を組み、準備をして受ける。
アピールのために資格を取得する。
面接で話す内容を整理する。
このような継続的な頑張りが必要になってきます。
つまり、脱出のためには、ただ行動するだけではいけないのです。
継続して行動して、それが積みあがった結果として、実現されるのです。
転職だって、行動したから転職できたのではなく、今までに積み重ねてきたものが評価されて実現されるのです。
どうすれば継続的な努力ができるのか
何か嫌なことがあった場合、「この場所から脱出してやる」という気持ちは強くなるでしょう。
その日はその勢いのまま、実際に行動を起こせるかもしれません。
しかし、そうした強い思いというのは、持続力がありません。
寝て起きたらどうでも良くなっていたり、ちょっといいことがあると「なんで自分はあの時あんな風に思ったんだろう」と思ったり。
その時の強い気持ちは、ふっとどこかに行ってしまうものです。
気持ちがどこかに行ってしまった結果、行動が伴わなくなる。
だから、いつまでたっても脱出することができなくなるのです。
大事なのは、気持ちが無くても行動が続くことです。
毎日淡々と行動を積み重ねるのです。
そうすれば、おのずと脱出することができるのです。
そのためには、仕組みを作ることが大事です。
気持ちが無くても強制的に行動が促されるような仕組みです。
たとえば、歯を磨くというのは毎日やりたくなくてもやります。
それは、やらないと虫歯や歯周病になったりして、健康を害するからです。
そうしたやらざるを得ない状況があるから、私たちは嫌でも毎日続けることができるのです。
そういった、やらざるを得ない状況を作り出すことができれば、行動は継続されます。
大事なのは気持ちを高ぶらせることではありません。
どうすれば淡々と行動を続けることができるか、その仕組みを作る方法を考えることが大事なのです。