アウトプットのスピードを高めたいなら、まずはインプットのスピードを高めよう
「仕事が早くなりたい」
「たくさん文章を書きたい」
「たくさん作品を作りたい」
このように思う人は多いかと思います。
これらの思いは、実はアウトプットのスピードを高めたいということに尽きるかと思います。
仕事も文章も作品も、すべてアウトプットです。
つまり、アウトプットのスピードを高めれば、これらの悩みは解決するわけです。
目次
アウトプットのスピードを高めたいなら、インプットのスピードを高める必要がある
では、どうすればアウトプットのスピードを高めることができるのでしょうか。
そのためにはインプットのスピードを高めればいいのです。
インプットのないところからアウトプットはできません。
何も材料がないのに製品はできませんよね。
それと同じことで、何らかのアウトプットを生み出すためには、ある程度のインプットが必要なのです。
ですから、アウトプットを早めるためには、まずその材料となるインプットのスピードを高める必要があるのです。
インプットのスピードを高める方法
アウトプットのスピードを高めるためには、インプットのスピードを高めることが必要です。
では、どうしたらインプットのスピードを速くすることができるのでしょうか。
そのために、インプットを細かく分解してみましょう。
インプットは大きく分けて二つのフェーズにわけることができます。
それは、
・何をインプットするかを決めるフェーズ
・実際にそれをインプットするフェーズ
です。
つまり、これら二つのフェーズをそれぞれ早くこなせるようになれば、インプットのスピードは高まるということが言えそうです。
それでは、それぞれのどうしたらスピードを速めることができるかを考えてみましょう。
対象の選定を早める
まずはインプットの対象を決めるフェーズを早くする方法です。
イメージを湧きやすくするために、インプットを文字情報に限定して考えてみましょう。
例えば、ネットの記事や本などです。
この場合、対象を選定するとき、どうするでしょうか。
ネットで気になるワードを検索して、ヒットしたページを見る。
RSSリーダーから気になる記事をピックアップして読む。
読みたい本を探して、それを購入する。
などなど、様々な方法があるかと思います。
しかし、これらの方法だと時間がかかります。
なぜなら、何をインプットするかを自分で決めているからです。
自分で全部見て、その中から興味のあるものをピックアップして読む。
そういった手順を踏んでいます。
もし、これを自分で行わなかったらどうでしょうか。
例えば、自動で選ばれた記事を片っ端から読む。
誰かのオススメ本を興味の有無にかかわらず、とりあえず読む。
選定に時間はかかりませんよね。
さらにこの方法にはもう一つメリットがあります。
それが、情報の分野が偏らないということです。
自分が選んでしまうと、どうしても自分の興味のあること、得意な分野に情報が集中しがちです。
しかし、他人が選んだり、無作為に選んだりした情報をインプットすることで、そうした偏りがなくなるのです。
インプットのスピードを高める
次は実際のインプットのスピードを高める方法です。
ここでもイメージをしやすくするために、文字情報で考えてみましょう。
文字情報、たとえば本などを読むときに、皆さんはどのように読むでしょうか。
・頭から読む。
・頭から読むけど、わかるところ、冗長なところは読み飛ばす。
・本当に興味あるところだけ読む。
などなど。
いろいろな読み方があるかと思います。
別にどれが正解というわけではありません。
しかし、どうせインプットするなら効率よくしたいものです。
わかっている部分を読むのに時間をかけるのは、もったいないです。
どうせ同じ時間をかけるのであれば、既知の情報ではなく、新しい情報を得るのに使いたいものです。
ですから、具体例や言い換えの部分というのは、その前段で理解できたのならば、読む必要はないのです。
最初の一般的な説明で理解できたのであれば、あとは読み飛ばしてしまってかまわないのです。
もっといってしまえば、見出しを見た時点で結論が見えるのならば、中身を読む必要はありません。
目次やタイトルを見てわかるのなら、なおさらです。
せっかくだから時間をかけて全部読みたい、という気持ちはわかります。
しかし、冷静に考えるとそれは時間の無駄です。
自分の貴重な時間を使って、すでに知っている情報をまたインプットしているのですから。
インプットのスピードを高めるためには、きちんとインプットするのではなく、いかに短い時間でインプットできるかを考えるべきなのです。
まずはインプットのスピードを早めよう!
このようにして、無駄な時間、削れる時間を少しずつ見つけていくことで、インプットのスピードはどんどん速くなります。
インプットのスピードが速くなれば、おのずとアウトプットのスピードも早くなります。
そうすれば、冒頭で思っていた、
「仕事のスピードを早くしたい」
「文章の執筆スピードを早くしたい」
「作品の創出スピードを早くしたい」
といった悩みも解決できるのです。
ですから、まずはインプットのスピードを早くしましょう。
そうすればアウトプットのスピードもどんどん早くなっていくはずです。