頭でっかちにならないために。インプットに目的を持とう。
勉強や読書などのインプットは重要です。
しかし、ご存じの通り、ただそれをするだけではあまり意味がありません。
インプットを愚直に続けるだけでは、いわゆるガリ勉とか頭でっかちになってしまいます。
では、インプットを意味あるものに変えるためには、どういったことに気をつければいいのでしょうか。
インプットの目的を持つことが重要
何かをインプットすることは大事なことです。
しかし、情報をインプットするだけでは意味がありません。
そのインプットを意味のあるアウトプット、つまり成果につなげる必要があります。
そのために必要なのは、目的を持つことです。
そのインプットをすることによって、何をしたいのか、どう役に立てたいのか。
そういったビジョンや最終目標を持つことが大事です。
そうしたビジョンがなく、ただやみくもにインプットをしても仕方がありません。
かけた時間に対して、成果が上がらない、生産性の低い作業になってしまいます。
それは、自己満足にしかすぎません。
たしかに、思いがけず学んだことが役に立つという偶然もあるかもしれません。
しかし、そうした偶然を頼みにインプットをし続けるのは、あまりにも非効率すぎます。
限られた時間の中で成果を出すためには、方向性を持って意味のあるインプットをすることが大事です。
インプットが目的になってはいけない
インプットを意味ある成果につなげるためには、目的を持つことが必要です。
それは、自分がいったい何をしたいのか、ということです。
まず、この意識がないとインプットの効果が薄くなります。
言い方を変えれば、まず大枠を決めることが大事です。
自分が最終的にどうなりたいか、どのようなことをしたいのか。
そこから逆算して、具体的に何をいつまでに学ばないといけないかを考えないといけないのです。
ですから、重要なのは「何をしたいのか」ということです。
そうしたビジョンを持つことが一番重要なのです。
インプットをすることは偉いことではない
知識や技術というのは手段でしかありません。
大事なのは、それを使って何をするか、どうやって価値を生み出すかです。
何かの役に立ってはじめて知識や技術に価値が生まれるのです。
知識や技術はそれ自体に価値があるわけではありません。
それ自体が尊いわけではないのです。
そこを勘違いすると、まるで何かをインプットすることがすごいことのように錯覚してしまいます。
それによって何かを生み出しているわけではないのに、それだけで何かを成し遂げたかのように満足してしまうのです。
インプットは成果を出してはじめて意味があるものになります。
それによって何も生み出せていないのであれば、そのインプットは何の意味もないということを理解しないといけません。
この意識が欠けてしまうと、批判はするけど実際には何も生み出せない、頭でっかちな人間で終わってしまうのです。