その場で何とかする

これからの時代を生き抜くためには、「その場その場で判断する」という意識が重要になってくる。

不確実な時代。
信じられるものが少なくなってきています。
そのような中で私たちは、何を指針に生きていけばいいのでしょうか。
そのために重要になるのが、「その場その場で対応していく」という姿勢です。

その場で何とかする

かつてないほどに変化の早い時代がやってきた

これからの時代は何が起こるかわかりません。
安泰だと思っていた企業が突然潰れる。
陳腐化しないと思っていた技術が、機械やコンピュータに奪われてしまう。

環境の変化が速くなり、このようなことが身近に起こっています。
そして、その変化はさらに加速していくことが予想されます。

これからの時代はとにかく不確実になっていきます。
絶対に安心だ、絶対に確実だ、と言えるものがどんどん少なくなっていきます。
そうした中で、準備をするということの意味がだんだんと薄れてきています

たとえば、学校教育は社会人になるための準備でした。
一般教養やスキルを教え込まれ、その上で社会に送り出されてきました。
しかし、変化の速い時代においては、学校で学んだそれらの知識が役に立つ保証はありません。
すでにそうした知識が陳腐化していく、時代遅れになっていく可能性があるからです。

準備をするよりも、「その場その場で対応していく」ことが大事になってくる

もはや将来に向けて準備をする、ということは難しくなってきています。
これをやったから安泰というものがなく、何に時間を投資すればいいのかがわかりません。
そのような時代に、私たちはどのような姿勢で生きていくべきなのでしょうか。

重要になるのが、「その場その場でうまくやる」という考え方です。
これから先は、何が起こるかわかりません。
何が起こるのか分からなければ、そのための準備もできません。
そうなればもう、その場その場で対応していくしかありません

もちろん準備をすることは大事です。
しかし、準備をしたからと言って、それが役に立つ保証はどこにもありません。
完璧に準備をされた状態などは、ありえないのです。
それを目指して、いたずらに時間を使うこともできません。

準備をすることは大前提としても、
・それに時間を使いすぎないこと
・それをしたからといって安泰だと胡坐をかかないこと
が大事です。
そうした危機意識を持ちながら、その場その場で対応するという意識が必要です。

適切な判断を下すために、自分の中に判断基準を持つ

その場その場で判断するというのは難しいです。
そこには正解がないからです。
では、正解がない中でどのように判断の基準を持てばいいのでしょうか。

そのためには、自分の中に正解、つまり判断基準をもつしかありません
それに従って、判断を下していくしかないのです。
自分の中に判断基準を持つためには、自分の目指す場所、なりたい姿をイメージできる必要があります。
その今の状況でどう行動することが、目指すべき姿に続いているのかを自分に問いかける必要があります。

判断は、それ自体が難しいです。
その上、判断基準が確立されていなければ、判断などできません。
ですから、まずは自分がどうしたいのかを明確に理解する必要があるのです。

判断基準は、「自分がどうしたいのか」ということ

判断の基準を得るためには、自分のことをよく理解する必要があります。
では、どうすれば自分のことをよく理解できるのでしょうか。

これは当たり前ですが、徹底的に考えるしかありません。
自分がどうしたいのかを問いかけ続けるのです。
そして、そうして出た答えを定期的に見直していきます。
そのように時間をかけ、自問し続けることでしか答えを出すことはできません

なりたい姿を考える際には、それを一言でシンプルに言い表せる必要があります。
抽象的でなく、具体的に。
なりたい姿が絵でイメージできるくらいに明確にすることが大事です。
それくらい詰められていないと、結局判断のときに役に立たないのです。

今回の話をまとめると、以下のようになります。
・これからは予測不可能な時代になる。
・そうした中で準備をすることは不可能。その場その場で判断し、対応するしかない。
・そのためには、適切な判断ができるようにならないといけない。
・自分のことを理解することで、判断基準ができ、適切な判断が下せるようになる。

これからの時代を生き抜くために、自分のことをしっかりと理解することが大切です。
そのために、自分が本当はどうしたいのかを考える習慣をつけましょう。

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