内発的動機、やりたいこと

自分が心からやりたいことに内発的動機で取り組めば、成果は勝手についてくる。

内発的動機、やりたいこと

内発的動機さえあれば、成果は勝手についてくる

内発的に動機づけされた画家や彫刻家は、発見の喜びと創造へのやりがいが彼らにとっての報酬にあたり、芸術家のキャリアにつきものの困難な時期──収入がない、なかなか認められないといった苦労の多い時期──を切り抜けられる。

内発的動機とは、自分の内から湧き出る動機のことです。
「それをやりたくてやりたくてしょうがない」
「それによって何かを得るのではなく、それをすること自体が既に報奨となっている」
そういった境地のことです。
外から強制されずとも、自然とそれに打ち込めるのです。

そして、何かで大成するには、その内発的動機が欠かせません
何かものごとに取り組んだ時、すぐに成果は出ません。

頑張っても頑張っても、一向に結果が出てこない。
「自分のやっていることが本当に正しいのか」
「全く意味のないことに時間を使っているのではないか」
そんな疑問が出てきます。

この辛い時期を乗り越えるためには、内発的動機が必要なのです。
それに打ち込むこと自体が報酬となっているから、成果が出ようが出まいが関係ないのです。
悩むことなく、ひたすらそれに打ち込み続けることができるのです。

「絵画にしろ彫刻にしろ、外的な報酬ではなく活動そのものに喜びを追い求めた芸術家のほうが、社会的に認められる芸術を生み出してきた。
結果として、外的な報酬の追求を動機としなかった者ほど、外的な報酬を(生涯では)得たことになる。」

そして、その辛い時期を乗り越えると、今度は成果がついてきます
成果が上がれば、金銭や称賛などの外的な報酬も得られます。
内発的な動機に加え、外的な報酬も得られる。
その相乗効果により、モチベーションはさらに増大していく。
つまり、内発的動機をもつ人間が一番強いのです。

自分が心からやりたいことを探そう

内発的動機を発揮するためには、そのものごとを心から愛することが必要です。
「それに取り組むこと自体が目的となる」
それぐらいに好きなものでないといけないのです。

別の言い方をすれば、内発的動機というのは意図的に作り出すことができないのです。
たとえば、自分が絵を描くことが好きだったとしましょう。
それは、別に努力してそれを好きになったわけではないはずです。
生まれつき、もしくは気づいたら好きになっていたはずです。

アプローチとしては、内発的動機を作り出そうとするのではなく、それを引き出してくれる何かを見つける方が良いでしょう。
そしてそれが見つかったら、あとはひたすらそれに打ち込めばいい。
そうすれば、自然と成果も上がってくるのです。

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