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公開日:
最終更新日:2016/09/23

あなたのしんどさは「心の疲れ」が原因かもしれない。心に疲れをためない3つの方法。

心

ストレス社会に生きる私たちは、常に心をすり減らしながら生きています。

「なんとなくしんどい…」
「何もやる気がでない…」
「全てがどうでもいい…」
気付くとこのような状態になってしまっている、という人も多いのではないでしょうか。

たまにならば、気合いや気持ちで乗り切ることも可能です。
しかし、これがあまりにも長く続いてしまうと危険です。
ある時、突然心がポッキリ折れてしまう可能性があります。
一度折れてしまった心を戻すのは、大変なことです。
ですから、そうなってしまう前に予防することが大切なのです。

つまり、心に疲れをためない方法を知ることが大切なのです。

なぜ心に疲れが溜まってしまうのか?

心が折れてしまわないようにするためには、心に疲れが溜まらないように気をつけることが大事です。
では、そもそもなぜ心に疲れが溜まってしまうのでしょうか?
その原因は、ネガティブな感情です。
恐れ、怒り、後悔、悲しみ…
そういったネガティブな感情によって、心は疲弊していくのです。

そして、これらのネガティブな感情は、循環するという性質を持っています
心の中をグルグルと巡り続けるのです。
たとえば、何かに腹を立てると、別のものに対しても怒りを感じてしまう、ということはよくあるかと思います。
電車が遅れていると、普段は気にならないような人ごみや信号などにイライラしてしまうなどですね。
このようにマイナスの感情は自己増殖を続け、心の中を駆け巡り続けます。
それによって、心はどんどん摩耗していってしまうのです。

心に疲れをためない方法

心に疲れをためないためには、ネガティブ感情の循環を断ち切る必要があります。
ネガティブ感情を一切なくす、というのはとても難しいです。
しかし、循環を断ち切るのであれば、ちょっとした心がけでできるのです。

それでは、ネガティブ感情を断ち切るための3つの方法を見ていきましょう。

自分の心を客観視する

客観視というと少し難しく感じますが、要は「言葉にする」ということです。
怒りを感じたら、「自分は怒っている」と言葉にするのです。
不思議なもので、これだけで自分のことを冷静に見ることができるのです。
一歩引いた目線から見れるとも言えます。
怒りにとらわれるのではなく、怒りを一歩引いたところから見つめることができるのです。

この状態になってしまえば、ネガティブ感情の循環を断ち切ることができます。

考えないようにする

考えないようにすることでも、ネガティブ感情の循環を断ち切ることができます。
この時の考えないというのは、ネガティブなことを考えないというのではなく、一切何も考えないということです。
頭の中を空っぽにするのです。

頭が空になれば、感情は湧いてきません。
感情は頭で考えたことによって生じるものだからです。

瞑想は、この空っぽの状態を作り出すために集中することです。
つまり、頭を空っぽにするというのは、ちゃんとした効果のある方法なのですね。

忙しくする

自分の感情を客観視する。
頭を空っぽにするように集中する。
しかし、それでも感情が収まらないということはあると思います。

その時におすすめなのがこの方法、「何も考えられないくらい忙しくする」ことです。
たとえば、仕事でとても忙しい状態を思い出してみてください。
目の前の仕事を片付けることに集中して、細かいことをいちいち気にしていられないですよね。
書類を提出しに行ったときに、「感じが悪いな…」とか、
隣の人のタイピングの音に対して、「うるさいな…」とか、
そういった余計なことは気にならないはずです。

目の前のやるべきことに集中することで、感情をストップさせることができるのです。
たとえば、カラオケやスポーツで嫌なことを忘れるというものがあります。
これも、それを楽しむことで頭をいっぱいにする、つまり忙しくすることでネガティブ感情をストップさせているのです。

ネガティブ感情をコントロールして、ストレスフリーな毎日を

問題は、ネガティブな感情が生まれることではありません。
「感情が反芻する」つまり過剰に繰り返されて私たちがその悪循環から抜け出せなくなってしまうことにあります。

ネガティブ感情自体は、悪いものではありません。
これは自分の不快感に気づかせてくれるための、たいせつな感情です。
しかし、これにとらわれてしまうと心が疲弊してしまいます。
大事なのは、ネガティブ感情を持ち続けないこと。
それにとらわれ続けてしまわないことです。
そうすれば、毎日を楽しくパワフルに過ごすことができます。

今回紹介した3つの方法を参考に、ネガティブ感情の悪循環を断ち切りましょう。
ネガティブ感情をコントロールできれば、ストレスフリーな毎日が過ごせます。

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カテゴリー: 感情コントロール
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