心が休まる

「1日の目標を明確に決めると逆に心が休まる」という話。

心が休まる

「やるべきことがたくさんあって、心が休まらない…」
このようなことはよくあるかと思います。
特に、大きな目標に向かっているときは、やってもやってもやるべきことが山積みなので、このような状態に陥りがちです。

しかし、このような焦りはあまり望ましくありません。
焦ることで心が消耗してしまいます。
また、焦ったところで成果が上がるわけでもありません。
焦ったところでデメリットしかないのです。

「もっと頑張らなきゃ…!」の呪縛を断ち切る方法

では、どうすればこのような焦りを克服することができるでしょうか。
この手の焦りの原因は、「自分がこなすべきことをやり切っていないのでは?」という不安が原因です。
だから、まだやり足りないように感じる、自分の力が足りないように感じる。
それによって、目標になかなかたどり着かないような気がして、焦りが生じるのです。

ですから、この焦りをなくすためには、自分に許しを与える必要があります。
「今日はやるべきことをやったのだから、これ以上は頑張らなくていい」という許しです。
これが与えられれば、もっと頑張らなくてはという焦りから解放されます。

一日の目標を明確に定めよう

この許しを得るためには、その日にやるべきことを「明確」に定める必要があります。
ここでは、「明確」という部分がポイントです。
「やれるだけやる」のような曖昧な目標だと、どこまで頑張ればいいのかがわかりません。
これでは、「もっと頑張らなくては…」という焦りを断ち切ることはできません。
ですから、まず明確な目標を定めましょう。

そして、それを達成できたらそれ以上はやらないというのも重要です。
もし、余力があったとしても、その日はそれ以上手を出してはいけません。
それをやってしまうと、際限がなくなってしまい、結局焦りが生まれてしまいます。

目標は、きっちりと定まっていてこそ効果を発揮します。
ダラダラと伸びていく目標は、だんだんその効力を失っていきます。
これが悪化すると、最初に定めたノルマさえも守らなくなっていきます。
ですから、目標は厳格に決め、絶対に動かさないように気をつけましょう。

曖昧な目標

明確な目標

どうしてももっとやりたいと思うのであれば、次の日の目標を高くしましょう。
これであれば、ダラダラと目標が伸びていくということもなくなります。

休息の質も向上する

目標を明確に定めることで、休息の質も高まります。
今日やるべきことが終わっているから、心おきなく休息することができるのです。
もし、目標が明確に決まっていなければ、やるべきことが頭にチラついて、ゆっくりと休めないでしょう。

何も考えず、心置きなく休息することができるというのが重要です。
やるべきことについて考えるのは、それをやっているときだけで十分です。
休息時間にもそのことを持ち込んでしまえば、もはやそれは休息時間ではありません。
身体も心も休まらないので、結局作業の効率も下がってしまい、いいことがありません。

目標と休息
目標を明確に定め、休息時間にはそのことを考えないようにしましょう

今回のまとめ

・「もっと頑張らなきゃ」という焦りはデメリットしかない。
・目標を定めることで、「今日はこれだけ頑張ったのだから、もう頑張らなくていい」という許しを得ることができる。
・許しがあれば、休息の質も向上する。

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