夜、飲み会に行っているんだったら、スマホでゲームをやっているのなら、その時間はほかのことに使えるよね。
いつだって自分の使える時間はある。
その使い方は、自分で考えなくちゃいけないんだ。(中略)
たとえば小説家になりたい人は、ただただ書けばいい。
でも「会社を辞めたら家族を食べさせていけないから、小説を書けない」と言う。
まずは仕事を終えて家に帰ってから夜、書けばいいじゃん。
ただ書かないだけだろ。
目次
納得のいく人生を送るために、やりたいことをやることが必要
自分のやりたいことをやる。
これは、非常に重要なことです。
なぜなら、そうすることで人生を後悔せずに生きることができるからです。
人が死ぬときに最も後悔するのは、「自分のために生きてこなかった」ということです。
自分が本当にやりたいことを真剣に考えず、周りに流されて生きてきてしまった。
日頃の忙しさを言い訳に、自分が本当にやりたいことに時間を割かないで生きてきてしまった。
そういった後回しの人生を生きるということが後悔につながるのです。
後悔しながら死んでいくというのは、相当に無念なものです。
まだやりたいことがあるのに、もうそれができない。
まだ見てみたい景色があるのに、もうそれを見ることができないのです。
そんな最期を迎えていいのでしょうか。
やりたいことがあるのに、日ごろの忙しさを言い訳に、それをはじめない。
それは、最終的には後悔につながるのです。
それを続けていると、納得のいく人生を送ることができないのです。
そのような人生を送らないためにも、自分がやりたいことをやるというのは、非常に重要なことなのです。
どうすればやりたいことを見つけられるか
やりたいことをやることの重要性がわかりました。
次に考えるべきは、自分はいったい何がしたいのかということです。
もうすでにやりたいことが見えている人は悩む必要はないでしょう。
しかし、実際のところ自分が本当に何をしたいのかがわからないという人の方が多いかと思います。
それは、私たちが自分が何をしたいのか、何を望んでいるのかといったことと真剣に向き合う機会が無かったからです。
今までの人生を振り返って見てください。
「自分がしたいこと」に対して、かなり受動的ではありませんでしたか?
みんなが学校に行くから行く、親が言うから大学に行く、大学を出たら会社に入るのが普通だから就職する…
このように、ほとんどの決断が外からの影響で行われています。
別に、会社に勤めることが悪いと言っているのではありません。
問題は、そこに自分の意思がないということです。
そして、私たちは生まれてからずっとそのような姿勢で生きてきました。
だから、自分が何をしたいのかわからない。
自分が何を望んでいるのかがわからないのです。
では、一体どうしたら自分やりたいことがわかるのでしょうか。
そのためには、自分の心と向き合うしかありません。
自分は何をしたいのかを考えるのです。
しかし、これだけだととっかかりが無くて、難しいかと思います。
そこで、ヒントとなるような質問を以下にあげておきます。
・今までで一番楽しかった経験は?
・今までで一番つらかった経験は?
・自分の人生で一番足りないと思うものは?
・自分の得意なことは?
・自分の苦手なことは?
・もし、時間やお金の心配がないとしたら、何をしたい?
・もし、それで生活できるのなら、何をして生きていきたい?
・自分があと一年で死ぬとしたら、残りの人生何をして過ごしたい?
そして、このような質問に答える際に重要なのが、理由を明確にすることです。
自分の好きなものがあったとして、「じゃあ、なぜそれが好きなのか?」を考えるのです。
これを色々な角度から繰り返していくと、ある時「結局は全て同じとこから派生している」と気づく瞬間があります。
たとえば、人前で話すことや、歌うことが好きだとしましょう。
人前で話すことは、人に笑ってもらうのが好き。
人前で歌うことが好きなのは、人に感動してもらうのが好き。
だとしましょう。
すると、この二つに共通するのは、「人に楽しんでもらいたい」という思いだということがわかります。
つまり、自分がやりたいことは、人を楽しませることなのです。
それがわかれば、今度はそこから自分のやりたいことを考えていく事ができます。
「人を楽しませるために、自分ができることは何か?」
「どのように楽しませるのが好きなのか?」
といった具合です。
このように自分の心に対して様々な角度で問いかけることによって、少しずつ自分がやりたいことが見えてくるのです。
1日にほんの少しでもいいから、自分の心と向き合ってみる時間を作る。
それが、自分のやりたいことを見つけるための近道と言えるでしょう。
とりあえずやってみることも大事
しかし、どれだけ考えても「これだ!」というものが見つからない時もあります。
そんな時は、思い切ってとりあえずやってみるということも大事です。
これというものが見つからなくても、なんとなくやりたいことの方向性は見えてきているはずです。
たとえば、何かを創りたいというなら、絵を描いてみたり、曲をつくってみたり、ビデオを作成してみたり。
色々とためすことは可能です。
頭で考えることは、所詮自分の経験や想像の域を越えません。
実際にやってみることで見えてくるものもたくさんあります。
「それほど興味はなかったけれど、やってみたら病みつきになってしまった」
「あれだけやりたいと思っていたのに、実際やってみたらそこまで楽しくなかった」
など、やってみることではじめてわかることもたくさんあるのです。
ですから、煮詰まったらとりあえずやってみるというアプローチの方法を取るのは悪くないでしょう。
何にせよ、一歩を踏み出さなければものごとは何も進みません。
それでもやる気が起きないなら、そもそもそれはやりたいことじゃない
自分と向き合ってみて、「これだ!」というものが見つかったとします。
しかし、それでもなかなか実行にうつせないとしましょう。
だとしたら、それは本当はやりたいことではないのかもしれません。
やりたいことだったら、普通はそれをやりたくてやりたくて仕方ないはずです。
漫画が好きだったら、漫画を読むために何とかして時間を捻出するはずです。
通勤の時間に読むとか、昼休みに読むとか、寝る時間を削って読むとか。
本当にそれをしたいなら、どうにかして時間を作り出すはずです。
忙しいと言っても、本当に自由に使える時間がない、なんて人はいないでしょう。
時間は探せば、いくらでもあるのです。
作ろうと思えば、作れるのです。
それをする時に、めんどくさいとか考えたりはしないはずです。
やるためにどうするかを考えるはずなのです。
ですから、時間がないとか、忙しいとかいう理由で、なかなかそれをはじめられないのだとしたら、それは本当にやりたいことなのではないのかもしれません。
もう一回、自分の本心と向き合う必要があるのかもしれません。
なぜ、それをやりたいのか。
本当にそれをしたいのか。
もう一度真剣に考える必要があります。
何かをする時に、一番重要なのは、それを好きだということです。
好きだから続くし、好きだからいろいろ工夫する。
だから上達していくのです。
好きでもないことに時間を割くのはもったいないことです。
それでは、納得のいく人生を送ることはできません。
はじめるのはしんどい。しかし満足する人生を生きるためにはそれを乗り越える必要がある
何かものごとを始めるのは、しんどいことです。
人間は新しいことを始める時に、大きな負担を感じます。
しかし、そのしんどさを乗り越えないと、最終的には後悔することになるのです。
このように考えるのは難しいですが、今のしんどさを乗り越えることができれば、将来死ぬときに後悔する確率は減るのです。
また、別の考えかたで言えば、よく言われるものに「今日が最後の一日だと思え」というのがあります。
さすがに1日だとできることも限られてしまうので、「最後の一年」だと思うのが、いいと思います。
そのように考えれば、あと一年しかないので、めんどくさいなどと言ってられません。
めんどくささに負けて、死ぬときに後悔してもいいのか、自分に今一度問いかけてみる必要があるでしょう。
はじめから目的に生きる人生を送ることはできない
自分のやりたいことを見つけ、それに向かって生きていく。
これは、自分の目的に向かってまっすぐ生きていく人生です。
そのような人生は楽しいでしょう。
自分のやるべきことがわかっているので、何をするにも迷いがありません。
だから、一日一日を真剣に生きることができます。
日々の停滞感や焦燥感とは無縁な日々を送れるでしょう。
では、やりたいことが見つかればすぐにそのような人生を送れるのでしょうか。
これは、違います。
やりたいことを見つけたからと言って、すぐにこのような心穏やかな人生を送れるわけではありません。
自分の人生の目的と言うのは、そう簡単には見つかりません。
一回「これだ!」と思うものを見つけても、しばらくすると「本当にこれでいいのか…?」という疑問が首をもたげるのです。
一生懸命頑張っても上手くいかなかったり、成果ばかりを気にして楽しいと感じられなくなったり…
しかし、そういった挫折や苦難を乗り越えてこそ、それらがはじめて自分の人生の目的となります。
倒れては起き上がり、倒れては起き上がりを繰り返し、真剣にそれと向き合うことが大事です。
そうした時、それらに対する疑問はなくなり、「自分はこれをすればいいのだ」という確信を得ることができるのです。
はじめから目的に生きる人生を送ることはできません。
人生はそこまで甘くはないのです。
様々な困難を乗り越えて、はじめて人生の目的を見出すことができるのです。
だからこそ、早く自分のやるべきことを見つけ、一刻も早くそれに打ち込むべきなのです。