決断は迷ってはいけない。時間をかけたところでいい判断を下せるわけではないから。
重大な決断を前にしたとき、人は悩みます。
私もよく悩みました。
しかし、よくよく考えれば、迷ったところで判断の質が上がるわけではないということに気がつきました。
迷うというのは、具体的にはどういうことでしょうか。
恐らく、自分の中でよく考えるというような意味ではないでしょうか。
しかし、自分の中で考えるというのは、所詮自分の枠の外を出ることはできません。
自分の知っている情報をもとに考えるからです。
自分の知らない情報は、その意思決定に影響を及ぼさないのです。
そう考えれば、どれだけ迷ったところで大した結論は出せないように思えます。
つまり、迷おうが迷うまいが、判断を迫られた時点で、その決断の質は決定しているのかもしれません。
もし、適切な判断を下したいのであれば、それを迫られた時ではなく、前段階が重要なのではないでしょうか。
日々どれだけ真剣に情報収集に努めてきたか。
日々どれだけ新しい経験を得ようと努力してきたか。
そういった日々の積み重ねが、決断の質を上げていくのです。
たとえば、転職活動の時は新卒の時と比べ、企業を見る目も肥えています。
それは、自分の業界の知識や実際に働いてみた経験があるからです。
そういった積み重ねがあるから、今よりもいい条件のところを判断できるのです。
その時に慌てたからと言って決断の質が上がるわけではないのです。
ですから、日々の積み重ねを大事にしましょう。
本当に重要な決断を迫られた時に後悔しないために。
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生き方
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