瞑想と没頭は似ている。好きなことに集中することで心の平穏を保てる。
瞑想と没頭は、余計なことを考えなくなるという点で、共通しています。
余計な思考とは、自分の心を萎えさせるような、不安や焦りのことです。
たとえば、心配事があってそれが頭をちらついたり、このままではいけないとわかっているのに何も変えられない状況に焦りを抱いたりなどです。
このような思考は、集中力を削ぐだけでなく、心のエネルギーも奪っていきます。
何か難しいことを考えるよりも、心配事を抱えながら過ごす方が疲れるのはこのためです。
このような不安や焦りはない方が良いです。
では、そのためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには、考えなければいいのです。
何も考えなければ、不安や焦りは生まれません。
それにとらわれて心を消耗することもありません。
瞑想が効果的と言われるのはこのためです。
今回言いたいのは、思考を止める手段は、瞑想だけではないということです。
何か夢中になれるものに没頭するのも、瞑想と同じ効果が得られるのです。
何かに没頭する時、私たちは余計な思考が止まっているはずです。
ただ目の前のものに集中しているはずです。
ですから、何か不安がある、いつも心が疲れているという人は、趣味に没頭してみるのもいいでしょう。
その時大事なのが、意識して集中することです。
余計な思考を一切シャットダウンするのです。
そしてそれを意識しながら行うのです。
不安が頭によぎったら、目の前の事で思考を満たし、頭から追い出すのです。
そうしたことを繰り返しているうちに、「趣味をすること=余計な思考をしないこと」というような思考回路が出来上がるのです。
アニメでもゲームでもカラオケでも何でもいいから、意識的に集中して取り組むようにすると、心が安定するでしょう。
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