b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/08/13

良いコンテンツとは、「すぐ理解できて、受け手の思考を活性化させるもの」

良いコンテンツとは何でしょうか。
情報発信をしていると、嫌でもこの問いが付きまといます。
現時点でのわたしの回答は、「すぐに理解できて、受け手の思考をうながすもの」です。

コンテンツ

時間をかけて消化したほうがいいという意見もあるかもしれませんが、そんなことはないと思います。
私たちは、やるべきことがたくさんあるので、インプットの時間はできるならば極限まで短縮したいものです。
ですから、いいコンテンツとは、すぐに内容を理解できる、手軽なものである必要があると思います。

また、手軽なだけでなく、それが読み手の思考を活性化させることも重要な要素だと思います。
ただ手軽に消費できるだけでは、そのコンテンツに意味はありません。
ただの時間泥棒だからです。

読み手の思考を活性化させるというのは、ひとことで言えば意見を持たせることです。
「本当にそうなんだろうか?」
「自分はこう思う!」
などといったように、読み手自身が何らかの意見なり結論なりを持つことが重要です。
それがあれば、あとは放っておいても自身で思考を始めるはずです。
そのきっかけにさえなれば、そのコンテンツは十分その役割を果たしていると感じます。

昨今の状況を見ても、消化しやすいコンテンツが支持を得ているのがわかります。
YoutubeやTwitterなどはものすごい勢いでユーザーを増やしていますよね。
そういう意味では、時間対効果の低い書籍は、今後どんどん衰退していくかもしれません。
私は本を読むのが好きですが、もっと下の世代になるとそうでもないんでしょうね。
時代の移り変わりは早いので、自分の常識がすでに非常識になっている可能性は常に意識しないといけません。
さわりはYoutubeやTwitter、興味を持った人は深い内容を書籍で確認する、といった流れがスタンダードになるかもしれませんね。

消化しやすいコンテンツは思考力を奪う可能性があるという指摘もあります。
しかし、それは消化しやすいかどうかは関係ないかと思います。
YoutubeやTwitterだって、その内容を理解して、自分なりに消化しようと思えば、思考力は鍛えられます。
結局は、受け手の問題なのです。

で、受け手が考えるかどうかというのは、習慣の問題です。
習慣とはつまり、家庭や学校での教育です。
ここがしっかりしてさえいれば、消化しやすいコンテンツは、わたしたちの時間を節約してくれる有用なコンテンツになるはずです。
しかし、この部分は学校には期待できないので、各自が自己責任で鍛えていくしかないのが現状です。

消化しやすいコンテンツが主流になっていく事は、喜ぶべきことです。
より短い時間で、より多くの情報が得られる。
つまり、私たちの時間がますます増えていくということなのですから。
後は、そのメリットをいかせるように、各々が思考する習慣を身につけることが大事でしょう。

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カテゴリー: 文章術
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