転職活動をしていると、高い評価をいただき、是非来てほしいと言ってくれるところもあります。
普通そのような評価をされれば、嬉しくなるはずです。
自分も当然そうだと思っていました。
しかし、不思議なことに、実際にそのように評価されるとあまり嬉しくないのです。
これはいったいなぜでしょうか?
恐らく、企業からの高い評価というのは、使いやすい商品であるというような評価と同じことだからでしょう。
転職活動での評価というのは、従業員としての評価です。
従業員は誰かに使われるものです。
だから、従業員としての優れた評価というのは、この商品は使いやすいというような評価なのです。
中には、それでうれしいという人もいるかもしれませんが、自分はそうではありませんでした。
商品は所詮商品。
使われることではじめて価値を生み出します。
それ自身が価値を生み出すわけではないのです。
そして、そのような高評価をしてくれるところに行っても、価値を生み出せるようにはなりません。
より使いやすいようにカスタマイズされていくだけです。
一生使われ続けるだけの人生。
自ら何の価値も生み出すことなく終わる。
そう考えた時に、高い評価というのは決して喜ばしいことなどではないのだなという結論に至りました。
本当の意味で自立して生きていくには、他者の評価など求めてはいけません。
そしてそのようなもので一喜一憂していてはいけません。
自分で考え抜き、それに従って進んでいかないといけないのです。
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