発想力を鍛えたいなら、抽象化能力を鍛えよう!
発想力を鍛えたい、斬新なアイディアを思いつきたい。
そう思う方は多いでしょう。
しかし、そうは思ってもどうすれば発想力を鍛えられるのかはわからないのではないでしょうか。
発想力は鍛えられないものと思われています。
しかし、すこし意識を変えるだけで、発想力は劇的に向上します。
では、どうすれば発想力を向上させることができるのか。
そのために重要となるのが、抽象化です。
抽象化とは、ものごとの意味や本質をとらえることです。
これだけだとわかりにくいので、具体的な例で考えてみましょう。
たとえば、プリンタービジネスは、機器の販売で利益を出すのではなく、インクを売ることで利益を出しています。
これを抽象化して考えると
プリンタービジネス → 初期費用ではなく、維持費で利益を上げる、
プリンターの販売 → 初期費用
インクの販売 → 維持費
と考えることができます。
ここまで抽象化できれば、他のビジネスモデルにも転用できます。
たとえば、システム開発でも同じようなモデルが使われています。
システムの開発で利益を上げるのではなく、保守や運用(メンテナンス)で利益を上げるのです。
その方が、安定した収益が継続的に入ってくるのです。
この構造は、商品こそ違えど、本質的にはプリンタービジネスと同じものです。
このように、ものごとを抽象化することでアイディアの幅がひろがるのです。
最初は難しいかもしれませんが、ものごとの本質を考えるクセをつけましょう。
「これはなぜ存在するのか」
「何を目的として作られたのか」
このような問いを心がけることとで、抽象化の能力は上がっていくのです。
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