どこでもやっていけるようなスキルを身に付けたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。
たしかにスキルがあれば、急に会社を解雇されても安心です。
現代のような不安定な時代においては、ことさらその魅力が際立ちます。
しかし、逆に言えば、スキルとはその程度の恩恵しかありません。
所詮、従業員として働くためのものでしかないのです。
ここで考えないといけないのが、なぜスキルを身に付けたいのかです。
ただどこでもやっていけるようなスキルを身に付けたいという思いだけだと、結局雇われの身からは脱することができません。
そうならないためには、スキルをお金に変えるという視点が必要です。
言い換えれば、お金を稼ぐための手段としてスキルを磨くのです。
スキルを磨くことだけを考えてもあまり意味がありません。
スキルそれ自体は意味をなさないのです。
それ単体ではお金を産み出すことのできないスキルは弱いです。
どうしても組織の一部として働くことでしか価値を産み出せないからです。
身一つでもお金を稼げること。
これが本当の意味でのスキルと言うのではないでしょうか。
では、一体どうすればお金を稼げるようになれるのか。
これこそがスキルを身につけるための第一の問いなのではないのでしょうか。
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