興味ある本を読めば、内容は勝手に身につく。
読書をするのは大切なことです。
色々な知識や価値観を得られ、それらが人生を豊かにしてくれるからです。
高収入の人ほど読書量が多いという統計も出ています。
しかし、読書は大事だからと言って、やみくもに本を読んでもあまり成果は出ません。
なぜなら読んだ本の内容が定着しないからです。
なんとなく読んだ本の内容は、なんとなく抜けていくものなのです。
では、どうすれば知識が積みあがっていく、意味のある読書ができるのでしょうか。
今回はそのことについてみていきます。
必要な知識に関する本を読もう
ただやみくもに読書をするだけでは、内容は定着しません。
なぜなら、その知識は使うことを前提としていないからです。
だから、本を読んでも「ふ~ん」で終わってしまうのです。
本の内容を定着させるには、差し迫った必要のある分野のものを読むのが一番です。
たとえば、仕事で使う知識のことを本で勉強しようとします。
その場合、使うことを前提としているので、記憶しようという強い動機が生まれます。
また、使える知識がないかという意識で本を読むので、なんとなく読むときと比べたくさんのことを学べます。
そして、それらの知識は実際に使われることになるので、その実践を通じさらに強化されていきます。
必要に差し迫ったものを学ぶことは、
・積極的にインプットできる
・アウトプットの場がある
という理由から、読んだ内容が強力に定着するのです。
本は読みたいときにすぐ読む
読んだ内容を確実に定着させる、効率的な読書をしたいなら、差し迫った必要のあるテーマの本を読むことが大事です。
また、それと同時に読みたいときにすぐ読むということも大事になってきます。
なぜなら、その瞬間が一番読書に対するモチベーションが高いからです。
本を買う時というのは、その本から何らかの知識を得たい時、そしてそれによって自分の生活を向上させたい時です。
そして、そのイメージが一番鮮明な時に本を購入します。
つまり、購入するときが一番読書に対するモチベーションが高いのです。
だから、読みたいと思った時にすぐ購入し、すぐに読み始めることが大事です。
そういう点では電子書籍は便利ですね。
また、読み始めの勢いで一気に読むのがいいです。
高いモチベーションのまま一気に読んでしまうのです。
読書に限らず、間が空いてしまうと人間というのは気持ちが覚めてしまうもの。
だから、そのすきを与えずに一気に読んでしまう方が、積読にならずに済みます。
やっぱり日を空けてしまうと、そもそもそのテーマに対する興味が薄れてしまうので、積読になる可能性が高いです。
同じ理由から、本のまとめ買いもあまりお勧めしません。
その時は読もうと思っても、しばらくたつとその気がなくなってしまいます。
セールなどであっても、結局お金の無駄になってしまうので、本は読みたいときに1冊ずつ買いましょう。
読んだ内容をまとめておこう
積極的にインプット、アウトプットしても、はやり時間が経つと忘れてしまいます。
また情報量が増えてくると、整理が行き届かなくなり、必要な情報が出てこなかったりします。
ですから、読んだ内容はどこかにまとめておきましょう。
せっかく時間をかけて身に着けた知識です。
忘れてしまったらもったいないですよね。
ですから形式はなんでもいいので、どこか一か所に自分の学びをまとめておきましょう。
そうすることで、読書から得た知識が確実に蓄積されていきます。
次に、肝心のまとめ方についてですが、まずは得た知識をそのまま放り込んでしまいましょう。
メモ帳でもエクセルでも構いません。
しかし、このままではどんどん散らかっていってしまい、欲しい情報が探せなくなります。
ですから、ある程度たまったらカテゴリわけをしていきましょう。
カテゴリわけは難しそうに感じますが、実際にやってみると意外と楽に終わります。
とうのも、そこにある情報というのは、自分の興味に基づいたものだからです。
読む本というのは、自分が関心のあるものです。
ですから、必然的に集まる情報も自分が興味のあるものがほとんどになります。
だから、ある程度たまったらあとは自分の興味の基づいてカテゴリ分けしていけばいいのです。
そうするときれいにまとまってきます。
ただし、当たり前ですが自分の興味というのは、時とともに変化していきます。
ですから、定期的にメンテナンスをしていくことも重要です。
少し手間ですが、読書から得たものが積み重なっていくというメリットを考えれば、利の方が勝ります。
一回作ってしまえば、あとは運用するだけなので、思い切って作ってみることをおすすめします。