考えすぎない

考えられることには限界がある。考えすぎないことが大事。

一般的に「考えることはいいこと」とされています。
たしかに考えないよりは考えた方がいいです。
しかし、考えるということは、それ自体に意味があることではありません。
考えるというのは、その先に行動があってはじめて意味のある行為となるのです。
よりよい行動を起こすための手段として、考えるという手段が存在するのです。
考えることそれ自体が目的となってしまってはいけません。

考えすぎない

考えすぎることの弊害

考えるのはいいことです。
しかし、それは考えるという行為がその先の行動につながる場合においてのみです。
考えるだけで行動しないのであれば、どんなに立派なことを考えても、その思考には意味がないのです。

考えるという行為は時として行動を妨げてしまいます。
考えていると、どうしてもネガティブな思考が浮かんできます。
寝る前に将来のことを考えると不安な気持ちになりますよね。
それと同じことが言えます。

不安な感情が増えてしまうと、行動を妨げる原因になります。
失敗するイメージや辛いイメージなどがどんどん浮かんできてしまうからです。
たしかに、実際やって見たら辛いかもしれませんし、失敗もするかもしれません。
しかし、辛くても行動はしないといけません。
それに、やってみたら思ったほど辛くはないかもしれません。
このように、やる前からネガティブなイメージにとらわれてしまうのは、行動を妨げるだけで、あまりいいことがありません。

人間が何かを達成するには、とにかく行動するしかありません。
挑戦し続ける人だけが成功することができるのです。
1回だけ挑戦する人と100回挑戦する人では圧倒的に後者のほうが成功する確率は高いですよね。
考えすぎるということは、行動を妨げ、成功を遠ざけてしまうのです。

なぜ考えすぎてしまうのか

考えすぎることは不安を生み出し、行動を妨げます。
では、なぜ私たちはそんなになるまで考えてしまうのでしょうか。

それは、すべてのことに対し答えを出そうとしてしまうからです。
考えて過ぎてしまうとき、私たちはそのことについて答えを出そうとしてしまいます。
たとえば、転職をするとき。
私たちは、本当にその職場で大丈夫なのかと考えてしまいます。
「労働環境は大丈夫か?」
「上司や同僚と上手くやれるか?」
「仕事内容は満足いくものなのか?」

しかし、それらのことは考えてもわかるものではありません
その会社に勤めている人などに聞けばある程度イメージできるかもしれませんが、それが自分にも当てはまるかはわかりません。
その人がポジティブな感想を述べていても、自分には合わないかもしれません。
その逆も考えられます。

そもそも、考えたところで完璧な答えは出せません。
どれだけ人の話を聞いても、データを集めても、そこから導き出した答えは所詮推測に過ぎません。
どれだけ頑張っても、推測の制度を高めるにしか過ぎないのです。

わからないことはわからないと割り切る

考えすぎることは行動力の低下を招きます。
では、なぜ考えすぎてしまうのか。
それは、すべてのことに答えを出そうとするからです。
では、考えすぎないようにするためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには、わからないものはわからないと割り切ってしまうことが大事です。

どんなに考えてもわからないものはわかりません。
わからないものについて向き合っていると、だんだんと恐怖が生まれてきます
それは、わからない部分をネガティブにイメージしてしまうからです。

たとえば、転職先の環境がわからない場合、そのわからない部分をネガティブなイメージで埋めてしまいます。
「上司が高圧的な人物かもしれない」
「残業がとても多いかもしれない」
「自分には肌が合わないかもしれない」
といったようにです。

そうならないためには、わからないことと向き合わないことが大事です。
わからないことはわからない、と割り切ってしまうのです。
わからない部分がありながらも、とりあえずやってみる。
そういう勇気を持つことが大事です。

どれだけ考えたって完璧な答えは出せません。
何事においても不確実な部分は存在するものです。
ですから、どうしてもわからない部分は存在するという意識を持つことが大事です。

割り切るためのコツ

行動を起こすためには、わからないことをわからないと割り切ることが重要です。
しかし、そういわれてもなかなかそのように割り切ることは難しいかと思います。
そこで、割り切るための一つのコツを紹介します。

それは、まずはしっかり考えるということです。
わからないという決断を下すことは簡単です。
しかし、あまり考えずに下したわからないという判断は、後になって迷いを生み出します。
「もっとちゃんと考えたらわかったのではないだろうか・・・?」という迷いです。
こうした迷いがあると不安が生じます。
その不安は行動を妨げる要因となるのです。

しっかりと割り切るためには、まずはしっかり考えることが必要です。
徹底的に考え、その上でわからないという決断を下すことが大事なのです。
そのように下したわからないという決断には、根拠と確信があります。
だから、自信を持ってわからない状態で臨むことができるのです。

ですから、まずはしっかりと考えましょう。
そうすることで、わからないことがわかるようになります。
わからないということに確信が持てれば、その状態でも自信をもって行動を起こすことができるのです。

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