何かを頑張るためには希望が必要です。
希望とは、それを頑張ったことで、自分の人生がこのようによくなるというビジョンのことです。
それがないと頑張るモチベーションは上がりません。
そして、それは現状維持だとあまり意味がありません。
たとえば、給料がずっと変わらない仕事に精を出そうとするでしょうか。
「不備がない程度にちゃんとやって、あとは適当にこなせばいい」
そういう考えに至るはずです。
希望は何かしら上向くという期待が必要です。
給料が上がるでもいいし、生活がよくなるでもいい。
そういう風に上向いていく、今よりも未来がよくなっていく、といった希望がないとやる気は出ません。
生きるためには努力しないといけません。
しかし、やる気がなければ、工夫もしないし、よりよいものを目指そうとしないし、効率化もしないでしょう。
同じ時間費やすならば、やる気を持って臨んだ方が意味のある時間になるはずです。
頑張り続けるため、そしてその時間を意味あるものにするためにも、希望は必要なのです。
しかし、希望はいつでも周りが用意してくれるわけではありません。
たとえば、現代は衰退の時代です。
人口は減り、新しい産業もない、雇用も足りていない。
条件だけを見れば、希望を持てる要素は少ないかもしれません。
しかし、いつの時代であっても全ての条件が完璧な時などありません。
黙っていても希望が与えられる時代など存在しなかったはずです。
今の時代は不運の時代のように思えますが、それは他の時代であっても同じことです。
大事なのは、そのような中で何とか希望を探すことです。
外から希望が与えられるのを、口を開けて待っているだけではいつか限界が来ます。
外から希望が与えられると思ってはいけません。
自分で探すという考え方に変えていく必要があるのです。
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