b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/05/14

他人は自分を助けてはくれない。人を頼るのはやめて、自立しよう。

自立

わたしたちは、潜在的に他人に甘えている

「どうして誰も助けてくれないんだ…。」
あなたはそのように嘆いてはいないでしょうか。

辛いとき、苦しいとき。
人に助けてもらいたくなる気持ちは痛いほどよくわかります。
そして、それが叶わなかったときの苦しさも同様です。
それがつづくと、心が荒み「この世は間違っている。優しい人間など一人もいない」と言う怒りが生じます。

しかし、この考えは甘えに過ぎません
この考えの根底にあるのは、「辛いとき誰かが助けてくれる」という願望です。
ですが、本当にそうなのでしょうか。
周りの人は、あなたばかりにかまっている暇はありません。
困っているからと言って、いちいちそれを気にかけ、助けてやる義理もないのです。

「何て、寂しい考え方なんだ」
そのように思われる方もいるかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか。
あなたも同じなのではないでしょうか。

まわりの人が辛い時、苦しんでいる時。
あなたは手を差し伸べてあげたでしょうか。
きっと、その人が苦しんでいることすら気がつかなかったはずです。

どうして自分ができていないことを他人に期待するのでしょうか。
そして、それが叶わなかった時に落胆するのでしょうか。

誰もあなたの人生を助けはしない

このような甘えた考え方は、何も1対1の関係においてだけの問題ではありません。
たとえば、自分の生活が困窮しているのを社会や国のせいにするというのも同じく甘えに過ぎません。

たしかに、給料が低いのは自分だけではどうにもできないかもしれません。
しかし、それを嘆いているだけでは何も変わりません。
会社の給料が低いことを嘆いたり、上司のマネジメント力のなさを嘆いたり、景気が悪いと不満を国にぶつけたり。
そうやってわめくことで、勝手に問題が解決することを願っているのです。
これは甘え以外のなにものでもないでしょう。

あなたよりも困窮してる人間はもっとたくさんいるはずです。
同じ日本国内でもそうですし、国外に目をむけたらもっとたくさんいます。
あなたはそうした人たちに手を差し伸べたでしょうか。
そうした人たちを救うために社会や国に抗議をしたでしょうか。

このように、他人と言うのは基本的に人を助けません
だから、だれもあなたのことなど助けてはくれないのです。
あなたがするように、周りの人々もあなたに接するのです。
それにも関わらず、周りが何もしてくれないと嘆くのは、甘えに過ぎません。

誰も助けてなどくれません。
自分の問題は自分で解決するしかない。
自分の人生は自分で生きていくしかない。
周りに文句を言っても何一つ解決などしないのです。

なぜ私たちは甘えているのか

周りに文句を言って甘えても、問題は解決しません。
それにも関わらず私たちは無意識的に周りに甘えてしまいます。
つまり、「この問題は誰かが解決してくれるだろう」と無意識的に思ってしまうことです。
では、どうして私たちはこのような甘えた考えを持ってしまうのでしょうか。

それは、行き過ぎた保護のせいです。
私たちは、何から何までいたれりつくせりで生きてきました。

日本と言う国を考えてみてください。
何も考えなくても義務教育を受けさせてもらえます。
特に何も考えなくても、とりあえず勉強をしていれば、人生のコースプランが用意されています。
ひとたび会社に入れば、仕事を真面目にこなしている限り、退職まで面倒を見てもらえます。
清潔な生活環境や、電機、水道などのインフラも整って、快適な生活ができます。

このように何から何まで、他人にやってもらって生きています。
だから、無意識に「問題はだれかが解決してくれる」という甘えがあるのです。

その証拠に、何か生活上の問題があると、まずは他人を責めるのではないでしょうか。
就職できないのを不景気のせいにする。
残業が多いのは、上司のマネジメント力が無いからだと言う。
給料が上がらないのを、上層部が無能だからと嘆く。
自分が幸せでないのを、国や時代のせいにする。
こうした意識の裏には、「自分のせいではない。だから誰かが何とかしてくれる」という甘えがあるのです。

私たちはうまれてから今まで、とにかく何でも他人にやってもらいました。
そうした環境によって、わたしたちは甘えた生き方しかできなくなってしまっているのです。
行き過ぎた保護によって作られた無菌状態。
そこでしか生きることができない私たちの意識こそが、甘えの源泉なのです。

自分の意思で人生を生きる

私たちは甘えています。
そして、この甘えが過ぎると人生を他人に任せに生きることになります。

自分のやりたいことも、人生において発生した問題も全て。
他人が何とかしてくれると思っているのです。
だから自分では何かをしようとは動かないのです。

当然ですが、このような人生はむなしいものでしょう。
自分が望むように人生を作っていく事もせず、不満をただ周りのせいにするだけ。
そんなことを死ぬまで繰り返して意味があるのでしょうか。

そうならないためにも、自分の人生の舵は自分でとりましょう。
些細なことからでもいいから、自分の意思と自分の責任で決断していく癖をつけることが大事です。

では、どうすれば自分の意思を持つことができるのか。
その方法についてみていきましょう。

その問題を解決するのは自分だという意識を持つ

まず大事なのは、当事者意識を持つことです。
人生に何か不満や問題が発生した時、それを解決するのはあなたしかいないのです。

もちろん、全てを自分一人で解決するわけではありません。
時には専門家の力を借りることも必要でしょう。
しかし、その判断や実際に誰に依頼するのかと言ったことは自分で考えないといけません。
問題解決の陣頭指揮を執るのはあなたなのです。

自分に何ができるかを考える

問題が起こった時、まず自分に何ができるのかを考えましょう。
そうすることで、他人に不満を言う前に、行動を起こすことができます。

景気が悪くて就職できないなら、自分の能力を高めれば良いのです。
残業が多くて困っているのなら、転職すればいいのです。
環境に不満を言っても何も変わりません。
それを変えるために自分ができることをするのが大事なのです。

自分の道は自分で作るという意識を持つ

あなたの人生はあなたが作っていくものです。
あなたが動かなければ人生は何も進みません。
あなたの人生の問題を解決しなければ、困るのはあなたです。

甘えたツケは全て自分に返って来る。
そう考えれば、そのために何をすればいいのか考えるようになるはずです。

だれもあなた道を整えてはくれません。
あなたが生きたい方向に自分で道を作っていくしかないのです。


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カテゴリー: 生き方
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あなたはなぜ生きるのか?


「生きる」を考える

「なぜ自分は生きているのか?」
そのように思うことはないでしょうか。

ただ生まれてきて、生まれてきたからなんとなく生きている。
そのような生き方をしていると、生きていることに意味を感じません。
そして、それは「なぜ生きているのか」という、言いようのない不安感に変わります。

こうした不安感を払拭するためには、「なぜ生きるのか」ということに対し、真剣に向き合う必要があります。
自分は何を望んでいるのか。
何を大切にしていきたいのか。
社会や他人からいいように思われたいだけなのではないか。

こうした様々なことに思いを巡らせることで、はじめて自分の人生に確信を持てます。
「自分はこう生きればいいのだ」という確信です。
本書が、そのきっかけとなれば幸いです。



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