b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/12/31

失うことを前もって覚悟しておけば、恐怖はなくなる。

「自分の思う通りにしたらいい。」
頭ではそう思っていても、実行に移すとなると難しいものです。
では、一体何がそうさせているのでしょうか?

様々な要因があるかと思います。
そして、その一つが「他人から嫌われるのではないか…?」という恐れでしょう。
人間は社会性を持った動物なので、集団から阻害されることを本能的に恐れます。
つまり、他人に嫌われないように、気に入られるように行動してしまうのです。

覚悟

しかし、自分を押さえ続けると、今度は自己実現の欲求が満たされません。
これは、自分がそうしたいように振る舞いたいという欲求です。
他人を気遣っても、自分のしたいように生きてもストレスが溜まる。
では、一体どうしたらいいのでしょうか?

こういうときは、確実なものを選択しましょう。
他人に気に入られることと、自分の思い通りに生きること。
どちらが確実なのかを考えるのです。

人の心は操作できませんが、自分の行動は操作できます。
他人に気に入られようとしても、そうなるかはわかりません。
むしろ、嫌われてしまうことだってあり得るでしょう。
そうであれば、自分の思いを優先させるべきです。

しかし、そうはわかっていても人から嫌われることは恐ろしいこと。
自分のしたいように行動することが、必ずしも嫌われることに繋がるわけではないとわかっていても、実際にそのように振る舞うのは難しいです。
では、その根本の原因はなんでしょうか?

それは、わからないことに対する不安です。
嫌われるかもしれないし、そうでないかもしれない。
こういった不確実であることに対し、私たちは恐怖を抱いているのです。
どうなるかわからないから、予測がつかないから恐ろしいのです。

では、どうすればいいか?
それは、自分でラインをあらかじめ引いてしまうことです。
例えば、これくらい自分勝手な行動をしたら、これぐらい嫌われるだろう。といった具合です。
何かを得るために、別の何かをあらかじめ諦めてしまうのです。
そうすれば、事前に失うものの量が分かっているので、恐怖を抱かずに済みます。

恐怖は、わからないということです。
わからないから、恐怖が生まれるのです。
ですから、わからないことに対しては、こちらから予測をたててしまえばいいのです。
そこから受ける痛みを予め予測しておけば、わからないという恐怖はなくなります。
恐怖を乗り越えるためには、それに対してどう腹を括るか、どこまでを諦めるかといった考え方が大事になってくるのです。

不安のしずめ方―人生に疲れきる前に読む心理学 (PHP文庫)

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カテゴリー: 生き方
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