努力

負荷をかけ続けると能力は伸びていくことを理解すれば、無理な計画を立てずに済む。

人間は負荷をかけ続けると能力が伸びていきます。
たとえば、ある個所の筋肉をたくさん使えば、そこに負荷がかかり強くなります。
これと同じことで、何らかの能力を伸ばしたいならば、とにかく負荷をかけ続けるしかありません。
楽器を上達したいなら、楽器の練習をしまくるしかありません。
体力をつけたいなら、マラソンをしまくるしかありません。
このようにひたすらに何かに打ち込まなければいけません。

努力

この時重要なのが、負荷をかけるという点です。
毎日続けることも重要なのですが、それだけだと能力はなかなか伸びていきません。
能力を伸ばすためには、負荷をかけることが重要です。
少しキツイなくらいの量をこなすことが能力を向上させてくれるのです。

負荷をかければ能力が伸びていく。
では、この法則はどのように応用できるでしょうか。

たとえば、スケジュールを立てる時なんかに使えます。
1年計画である目標を達成しようとしています。
そのためには、1日の練習量が平均10必要です。
しかし、1日10の練習をするのはキツイ。
では、この目標の達成期限を延ばすべきなのでしょうか?

このような事態に直面した時に、この法則が役立ちます。
最初に10の練習をするのがきつかったとしても、それを繰り返すごとにだんだんときつくなくなってきます。
自分の能力が伸びていくからです。
だから、最初は1日5の練習で始めたとしても、能力が伸びていき、最終的に1日15の練習ができるようになれば、期限を延ばさなくても済むのです。
1日にこなせる練習量がもっと増えれば、目標達成までの期限はさらに縮んでいきます。

ですから、最初から1日のノルマを達成しようとする必要はないのです。
そのようなことをすると、オーバーワークで疲れてしまい、三日坊主に終わってしまう危険性があります。
負荷をかければ能力は勝手に伸びていくので、1日の練習はきついと思った時点で終わっていいのです。
きついと感じれば、能力が伸びていくからです。
能力が伸びれば、初期の遅れを取り戻すことは簡単だからです。
努力の成果は遅れてやってくるという考え方と通ずるところがありますね。

負荷をかければ能力は伸びていく。
当たり前のことですが、この考えを念頭に置くことで、無理な計画を立てる危険性を回避できます。
また、スケジュールが遅れていても不安に思う必要がなくなります。
つまり、余裕をもって計画を進めていけるわけです。

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