b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2016/12/31

幼児期の親子関係が、その後の人生を左右する

その人の人生が生き辛いかどうかは、幼児期の親子関係で決まります。
親に受け入れられた経験があるかどうか。
それによって、今後の人生が大きく変わるのです。

親に受け入れられた人は、今後の人生を安心感を持って生きることができます。
その先どれだけ辛いことがあっても、その時受け入れられたという事実が支えてくれるからです。

その後の人生

しかし、そのような経験がない人は、辛いときにすがるものがありません。
自分の身一つでその困難を受け止めなければなりません。
そのような状態で生きているため、非常に辛い思いをすることになるのです。

親に受け入れられたかどうかというのが、今後の人生に大きな影響を与えることがわかりました。
しかし、親に受け入れられるかどうかというのは、自分ではどうしようもないことです。
自分がどれだけ努力したところで、結局は親しだいということになってしまいす。

では、親に受け入れられなかった人はどうすればいいのでしょうか?
運が悪かったと諦めるしかないのでしょうか。

大人になってから、その時のつらさを克服すればいいという考え方もあるかもしれません。
たしかに、その考え方は建設的なものです。
しかし、その努力やそれによって味わう苦しみは、本来経験しなくてもよかったことです。
もし、自分の親がしっかりしていたら、そのような苦労はしなくてよかったのです。
自分の責任でないことで苦労をすることはなかったのです。

ですが、現実問題、自分で解決する以外の道はありません。
運が悪かったと諦めるしかないとうのが、実際のところです。
この問題から、以下のことが言えます。

結局、自分でどうにかするしかない

幼少期に親から受け入れられなかったのは、自分の責任ではありません。
それによって今まで感じてきた生き辛さも、自分の責任ではありません。

しかし、それを言っても事実は変わりません。
その人が親から受け入れられなかったのは事実ですし、それによって生き辛さを感じるのも事実です。
ですから、まずはその事実を受け入れましょう。
「自分は親から受け入れられなかったということ」を認めるのです。
現実から目を背けるのをやめるのです。

現実から目をそむけると、余計辛くなります。
「どうして他の人と同じように生きられないのか」と苦しむことになります。

しかし、普通の人が経験する、親から受け入れられるという経験をしなかった人間が、他の人と同じように生きていけるわけがありません。
そのためには、相応の苦労をしなければならないのです。

自分の境遇から目を背けず、受け入れることで現実的な考えができるようになります。

自分の環境に感謝する

今生き辛さを感じていない人は、今の境遇に感謝しましょう。
自分の親が自分を受け入れてくれたことを感謝しましょう。
その経験をできなかった人がたくさんいる中で、あなたがそれを経験できたというのは、恵まれたことなのです。

そして、同時に周りの人に気を配ってあげましょう。
生き辛い人がいたら、話を聞いてあげましょう。
あなたの親がそうしてくれたように、その人を受け入れてあげましょう。
そうすれば、その人の生き辛さは少しでも和らぐはずです。

自分のうけいれ方(愛蔵版)

カテゴリー: 教育
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