疲れが取れないのは、反応しすぎているから?無駄に感情を動かさない方法!
別に何か大変なことをしたわけではないのに、
「だるい…」
「やる気がでない…」
こんなことはないでしょうか?
こうなってしまうと、何もやる気が起きません。
そして、やる気がないくせに、そうやって怠けている自分に「このままではいけない」と思う気持ちもあります。
そのせいで、休もうにも心が休まらない。
結局、休めもしないし、かといって何かをするわけでもないという、意味のない時間をダラダラ過ごしてしまうことになりかねません。
こうなってしまう根本原因は、日々の生活で無駄に反応しすぎてしまっているせいなのです。
ちょっと嫌なことがあったり、腹が立つことがあるたびに感情を荒げる。
感情が動くというのは、意外とエネルギーを消費します。
こういったことを日常的に続けていくと、知らず知らずのうちに心が消耗していってしまうのです。
身体感覚を意識する
では、どうすれば日々の無駄な反応をなくすことができるのでしょうか?
そのためには、感覚に意識をむけることが有効です。
たとえば、自分の呼吸に集中する、聞こえてくる音に集中するなどです。
人間が考えられることには限界があります。
何個も並行して物事を考えることはできません。
ですから、感覚に意識をむけることで、感情に意識を割けなくなるのです。
これは、運動すると嫌な気持ちがリフレッシュされるのと同じ原理です。
身体感覚に集中するには、単純作業がもってこいです。
徒歩での移動中や家事の最中など。
そういった、できればやりたくないものも工夫次第でリフレッシュの時間になるのです。
客観視も有効
また、自分の思考や行動を客観視することも有効です。
客観視するためには、言語化するといいです。
「私は今○○をしている」
「私は今○○と考えている」
といった具合です。
このように動作を一つ一つ確認することで、自分のことを冷静に見れます。
そうすると、無駄な反応も客観的に見ることができます。
客観的に見れるものは、自分の意思で食い止めることが可能なわけです。
ちなみに、このように自分自身のことに気づくことを、仏教では「サティ」というそうです。
感情を感情で打ち消そうとしない
逆に、感情を感情で打ち消そうとするのは、あまりよくありません。
たとえば、仕事のストレスをパチンコやソーシャルゲームなどで発散するなどですね。
ストレスを感情の昂りで打ち消そうとしているのです。
感情を動かすのは、かなりのエネルギーをします。
感情の使い過ぎで疲れているのに、その状態でさらに感情を使ってしまったら、心が休まるはずありません。
心が疲れていると感じたら、まずは無駄な反応や感情を押さえることを意識しないといけないのです。
![]() |