何かを実現させるには、そのための行動が必要です。
ですが、いきなり行動を起こすのは、なかなか難しいかと思います。
それは、思考が伴っていないからです。
たとえば、ダイエットを思い立ったとしましょう。
思い立ったときは、やる気がありました。
しかし、いざ食事の量を減らそうとなったら、
「明日からにしよう」とか
「食事量を減らすんじゃなくて、運動量を増やそう」とか
「ほんとうにそこまでして痩せる必要があるのか」とか考えてします。
これでは、ダイエットという行動には結びつきませんね。
これは、本心から痩せたいと思っていないことが原因です。
表面上はダイエットしないといけないと思っているのですが、心の奥底では、別にそこまで深刻には考えていないのです。
つまり、本心から思っていることでないと、行動には結びつきにくいのです。
ここから言えることは、何かを成し遂げたいのならば、まずはそれを本心から望む必要があるということです。
本心から望んでいることであれば、たとえそれが途方もない目標だったとしても、行動を起こすでしょう。
では、どうすれば本心からそのことを成し遂げたいと思えるのでしょうか?
そのためには、ひたすら「なぜ」を問いかけるのがいいでしょう。
なぜ、自分はそれを成し遂げたいのか?
なぜ、その方法なのか?
このように、徹底的に「なぜ」を問いかけることで、自分の本心が見えてきます。
自分が心の底から何を望んでいるのかが見えてきます。
そうすれば、心の底から納得でき、自然と行動がついてくるというわけです。
もう少し強引な方法としては、そのことが思考に上がる回数を無理やり増やすというものが在ります。
目標を紙に書いて、部屋の壁に貼るなどが、どの典型ですね。
そうすることで、ふとした時にその目標が目に入り、思考に上るわけです。
思考に上る回数が増えれば、自然と行動に反映されます。
考えてもみてください、いつも心の中で考えているのに、いつまでもそれをしないなんてことができるでしょうか。
いつかは我慢の限界が来て、それに手を出してしまうでしょう。
たとえば、常に煙草を吸いたいと考えているのに、禁煙が成功するでしょうか?
それと同じことで、考えていることというのは、嫌でも行動に移してしまうのです。
だから、実現したいことをいつも考えていれば、自然とそれに結びつく行動をとってしまうというわけです。
何かを成し遂げるためには、そのための行動が必要です。
そして、行動を起こすためには、それを実行させるための思考が必要です。
そのための方法として、
①「なぜ」を明確にし、自分を心の底から納得させる
②そのことが思考に上る回数を増やす
ことが挙げられます。
とにかく、行動を起こしたいのならば、まずは思考に気をつけなければいけないのです。
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