b00k.jp ~積み上げ式読書ノート~
公開日:
最終更新日:2017/05/14

成長=できることを増やすこと。人生を変えたいなら行動しろ!挑戦しろ!

私たちの人生の大きなテーマとして成長したいというものがあるかと思います。
たしかに、常日頃から「成長したい!」と明確に意識している方は少ないでしょう。
しかし、無意識的には、心のどこかで成長したいと望んでいるはずです。
「今よりもっと仕事ができるようになりたい」
「もっと効率的に作業をこなせるようになりたい」
「自分にしかできないようなことをやりたい」
などなど。
このように、私たちは生まれながらに「成長したい」という思いを持っているのです。

成長、行動、挑戦

成長するとはどういうことか?

では、どうすれば成長することができるのでしょうか?
そのためにまずは、成長するということがどういうことなのかを考えてみましょう。
成長するというのは、どういうことか、具体的に考えてみましょう。
たとえば、さきほど上げた例を見てみると、
「今よりもっと仕事ができるようになりたい」
「もっと効率的に作業をこなせるようになりたい」
「自分にしかできないようなことをやりたい」
というものがあります。

では、これらに共通していることは何でしょうか?
それは、自分ができることを増やすということです。
たとえば、仕事ができるようになりたいというのは、とらえ方は色々あると思いますが、一つとして担当できる業務の幅を広げるということがあるかと思います。
担当範囲を広げるということは、そのままできることを増やすということです。
作業の効率化や自分だけにしかできないことを見つけるのも同じです。
今の状態よりも、できることを増やすことが、その本質なのです。

できることを増やすにはどうすればいいのか?

つまり、成長するというのは、できることを増やすということを意味します。
では、成長するためにはどうしたらいいのか?
ここまで来たら、答えは簡単です。
それは、とにかく行動すること、挑戦することです。
そうすることで、自分のできることがどんどん増えていくのです。

たとえば、私たちがこどもから大人に成長する過程を考えてみましょう。
それはただ単に体が大きくなることを指すわけではありません。
歩けるようになる、言葉を話せるようになる、高度な思考ができるようになる、人の気持ちを理解できるようになる…
こういった、できることが増えることが重要です。

そして、そのためには挑戦することが必要です。
幼児は何度も何度も転んで、それでも歩こうと挑戦し続けることで、歩くことができるようになるのです。
それは、大人になった今も変わらないのです。
何かをできるようになるためには、挑戦し続ける必要があるのです。
行動し続ける必要があるのです。

逆に、挑戦を全くしなかったらどうなるかを考えてみましょう。
毎日毎日同じことの繰り返し。
当然、できることは増えていきません
自分の能力も拡張されていきません。

そして、毎日同じことをしていれば、思考も固定化してしまいます。
毎日毎日同じことをして、同じことを考えるだけの人生。
そんな刺激のない人生は楽しいと言えるでしょうか?
現状に甘んじて、行動を怠ると、その先にはこのような未来が待っているのです。

私たちは生まれながらに成長したいという強い思いを持っています。
そして、それを満たしてやるには日々新しいことに挑戦していく必要があります。
その欲求を満たさなくても生きていく事はできますが、そんな人生が果たして楽しいと言えるでしょうか?

なぜ挑戦できないのか

できることを増やすには挑戦を続けるしかありません。
では、どうすれば挑戦を続けることができるか。
それを考える前に、なぜ挑戦できないのか、その理由を考えてみましょう。

私たちは、なぜ挑戦することを恐れてしまうのでしょうか。
端的に言えば、失敗を恐れているからです。
失敗して恥をかいたり、自分の無力さを痛感するのが怖い。
だから挑戦することを恐れるのです。

たしかに失敗は怖いものです。
しかし、その恐怖は乗り越えなければいけません。
そうしなければ、私たちはいつまでたっても成長することができないからです。

では、どうすればこの恐怖を乗り越えることができるのでしょうか。
そのためには、それを上回る恐怖を用意すればいいのです。
その恐怖とは、挑戦しなかったときの自分の末路のことです。

たとえば、どうしても挑戦した夢があるとしましょう。
しかし、失敗するのが怖くて、何年も尻込みしている。
そうしているうちに年齢も高くなってしまい、挑戦するには遅くなる。
そして挑戦をしないまま、どこか心に後悔を抱え、死んでいく。
このような煮え切らない人生が果たしていいと言えるでしょうか。
あなたは、本当にそのような人生でいいのでしょうか。

もっとイメージが付きやすい例で考えてみましょう。
たとえば、今の仕事に不満を感じている。
自分が本当にやりたいのはこんな仕事ではないと思っている。
しかし、転職には踏み出せません。
「挑戦して失敗するのが怖い…」
「応募して拒否されるのが怖い…」
「自分の能力の低さが露呈するのが怖い…」
このような恐怖から、行動に起こせず時間が過ぎていきます。

この仕事は自分の本当の仕事ではない。
そう思いながらも、一歩を踏み出せず、不満を抱えながら仕事を続ける。
そうしていくうちに、本当にやりたい仕事への憧れはどんどん強くなっていく。
しかし、結局今の仕事を定年まで続け、そして思うのです。
「不満を抱えて生きてきたこの40年間はいったい何だったのか」と。
挑戦をしないというのはそういうことです。

人が死ぬときに一番後悔することが何だか知っていますか。
それは、自分の生きたいように生きなかったことです。
言い訳をして、挑戦をしないというのは、まさにそういう生き方なのです。

つまり、挑戦をしないというのは、自分の人生を意味の無い、後悔が残るものにするということです。
本当にそうなってもいいのでしょうか。
このようなことを理解すれば、失敗する恐怖よりも、挑戦しないことの恐怖の方が勝るはずです。

挑戦し続けるための方法

挑戦しないことの恐怖を理解すれば、自然と挑戦しようと思えるはずです。
しかし、実際にはそう上手くはいきません。
それはなぜでしょうか。

それは、自分がやりたいこと、自分の目指したい方向が定まっていないからです。
それが定まっていないと、何を頑張っていいのかわからないのです。
そうなると、何に挑戦していいかわからない。
気持ちばかりがはやり、行動が追いついていかなくなるのです。

挑戦をするためには、まず自分の目指すべき方向を見つけることが肝心です。
では、どうすれば自分の目指すべき方向が見つかるのか。
そのためには、自分の心の動機を考えるといいです。

たとえば、目の前の仕事にやる気を感じる時。
たとえば、休日に趣味に打ち込んで、幸せを感じる時。
それはなぜなのかを考えてみましょう。

そうしたことを日常のひとつひとつの行動で考えてみる。
そうすることで、自分の動機の源泉が見つかるのです。
それは、つまり「自分は何を大事にして生きたいのか」ということです。

それがわかれば、あとはそのためにどうすればいいのかを考えればいいのです。
そして、その途中にある障害を取り除くために挑戦をしていくのです。

それでも自分の方向が見つからなければ

自分の目指すべき方向が見つかれば、自然と挑戦的な人生を送ることができます。
しかし、それでも自分の目指すべき方向が見つからないという人もいるか思います。

それでも自分の方向が見つからなければ、仕方ないのでアプローチを変えるといいです。
いったん目的は忘れ、とにかく行動してみるのです。

自分の人生の目的は簡単に見つかるものではありません。
それが見つかれば、自分の人生に確信をもって生きられるため、心に平穏が訪れる。
それだけの価値のあるものがそもそも少し悩んだくらいで見つかるわけがないのです。

そこで、考え方を変えてみましょう。
目指すもののために挑戦をするのではなく、目指すものを見つけるために挑戦をし続けると考えるのです。

人間というのは、やってみないと何もわからないものです。
今、あなたが好きなもの、目指しているもの。
それは最初からそうだったわけではないですよね。
何かのきっかけでそれに触れて、感動し、それを目指すようになったはずです。
その機会を作ることが大事なのです。
それがすなわち、挑戦すること。

自分の目指すべき方向が無い人生は、虚しいものです。
ただ何となく生きて、世間的に正しいと言われることをする。
しかし、自分の心は満たされない。
なぜなら、本当にやりたいことをしていないからです。
そして、それが何なのかもわからない。
人生のスタートラインにも立っていない状態。
それが、目的の無い人生です。

人間として生きていく以上、目的は絶対に必要です。
それを見つけるためには、挑戦することが不可欠。
それが理解できれば、挑戦をすることを恐れなくなるはずです。


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カテゴリー: 行動力を高める
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