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公開日:
最終更新日:2017/05/26

ロジカルシンキングの限界。自分の思考力を信用しないことで、適切な行動がとれる。

ものごとを考える時は、論理的に考える。
私たちは、ロジカルシンキングこそが、思考における正解だと教えられてきました。
たしかに、ものごとを体系化し、わかりやすく整理するのにロジカルシンキングは、有用なものです。
しかし、ロジカルシンキングですべて上手くいくかといったらそんなことはありません。
今回は、ロジカルシンキングの問題点についてみていきます。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングの弱点

ロジカルシンキングとは、ものごとを論理でつないでいくことで思考を進めるものです。
AだからB、BだからC、CだからD…といったようにです。
この考え方は、筋が通っているので大きく外れることはありません。
また、論理でしっかりつながっているので、他者に説明するときも受け入れてもらいやすいです。

ロジカルシンキングは多くの場合において適切な答えを出してくれます。
ですが、ではロジカルシンキングができれば全てうまくいくのかといったら、そんなことはありません。
ロジカルシンキングにも弱点は存在します。

ロジカルシンキングは、自分の持ちうる情報の中でしか思考を展開できないという弱点を持ちます。
また、自分の思考が考えうるレベルでしか、論理展開をすることができません。
自分の知っている情報の範囲で、自分が想像できるレベルでしか論理を展開できない。
私たちの知らない事、想像できない事にはたどり着くことができない。
つまり、ロジカルシンキングでは自分の範囲内でしかものごとを考えられず、結果としてそこから得られる結論も自分という限界に制限されたものとなります。

たとえば、何か意思決定を行う場合。
その際に、ロジカルシンキングを用いたとしましょう。
その意思決定は、論理的に説得力のあるものにはなるでしょう。
しかし、その説得力は自分の範囲内での話です。
自分が認識していない事、想定していないことは、そこに含まれていないのです。

ここで問題になるのが、果たして自分はすべてのことを認識できるのかということです。
自分がすべてのことを認識できない以上、そのロジカルシンキングには想定されていない、考慮されていない部分があるということです。
つまり、そのロジカルシンキングには、致命的な欠陥があるということです。
私たちがすべてのものごとを把握できない以上、ロジカルシンキングには、この欠陥が存在していることになります。

ロジカルシンキングによる意思決定は間違っている

では、その欠陥を含んだロジカルシンキングに基づいた意思決定は、正しいと言えるのでしょうか?
考えるまでもないですが、当然正しいとは言えません。
そのロジカルシンキングには、自分の知らない事項が考慮されていません。
そして自分がすべてのことを把握することは不可能です。
したがって、そのロジカルシンキングには、必ず穴が存在するということです。

このように考えれば、ロジカルシンキングをしさえすればなんでも上手くいくというものではないのです。
そこには、未知の事象や不確定要素が含まれていないからです。
そして、この世はそれらの未知の事象や不確定要素が溢れかえっているのです。

ロジカルシンキングに絶対の信頼を置くことは、自分がすべての要素を把握できる、という思い上がりを含んでいます。
では、そのような思い上がりをしないためにはどうしたらいいのか?
そのためには、自分の思考を信用しないことが考えられます。
「所詮自分の思考などたかが知れている」
そのように考えれば、自分の思考を過信しないで済みます。

考えるよりも行動することが重要

自分の思考を信じないのであれば、一体何を基準に意思決定をしたらいいのか?と思う方もいるでしょう。
この問いに対しては、そもそも意思決定など必要ないということが言えます。
私たちの思考が大したことがないのだとしたら、その結果得られる意思決定もたかが知れています。
そのように時間をかけて意思決定をする暇があるならば、一刻も早く取り掛かってみる。
そうすれば、自分の判断が正しかったかどうかがすぐにわかります。

私達の思考には限界があります。
その貧弱な思考から導き出される結論は、大体において間違ったものとなるのです。
それが変えようのない現実であるならば、立ち止まって考えるよりも、とにかく行動してみることが重要なのです。
自分の限界を客観的に理解することで、より適切な行動がとれるようになるというわけです。


未来に先回りする思考法

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