いつも疲れているのは、ムダな感情でエネルギーを消耗しているから!感情に振り回されない方法。
私たちは、マイナスの感情によってエネルギーを浪費している
人生は楽しいことばかりではありません。
それと同じか、それ以上につまらないことや苦しいことがあります。
そのような出来事を前にすると、マイナスの感情が湧いてきます。
そして、マイナスの感情は私たちのエネルギーを知らず知らずのうちに消耗させていきます。
たとえば、日曜の夜。
次の日の仕事が嫌で嫌で仕方ないとしましょう。
そのことを考えると、どんどん気持ちが沈んでいきます。
それはマイナスの感情がエネルギーを消耗させていくからです。
別の例で言うと、例えば何か新しいことをはじめたいと考えているとしましょう。
その時は、わくわくするような期待感と言った、プラスの感情があります。
しかし、それと同時に「上手くいかないんじゃないか」とか「やることがたくさんあって面倒だな」というマイナスの感情もあるわけです。
このようなマイナスの感情は、エネルギーを消耗させ、その結果、プラスの感情もだんだん沸いて来なくなってきます。
このように、私たちはマイナスの感情によってエネルギーを消耗させられているのです。
つまり、別のことにあてられたはずのエネルギーを、マイナスの感情で無駄遣いしてしまっているわけです。
これは、大きな損失です。
では、どうすれば感情に振り回され、エネルギーを浪費してしまうことを防げるのでしょうか?
マイナスの感情を意図的に無視しよう
そのために有効なのが、マイナスの感情を意図的に無視してしまうことです。
マイナスの感情が湧いてしまうのは仕方ありません。
しかし、それをすぐに手放すかどうかは選択可能なことです。
その感情を手放さず、いつまでも頭の中に置いてしまうと、グルグルと頭の中を駆け巡り、エネルギーを消耗させていきます。
頭の中がマイナスの感情でいっぱいになってしまうのですね。
だから、マイナスの感情が現れたら、意識的にすぐに頭の中から追い出してしまうのです。
同じような対策として、そもそもそのことについて考えないということがあります。
しかし、これは問題を先延ばしにつながります。
たとえば、会社に行くのが嫌だとして、そのことを考えないようにします。
しかし、次の日になれば会社に行かなければいけません。
結局、問題は解決してないわけです。
こういった場合は、その嫌なことととことん向き合うことが大事です。
何が嫌なのか?
どうしたら嫌でなくなるのか?
改善の余地はないのか?
などといったことを突き詰めて考えていく事が大事です。
考えないというのは、これらをしない事なので、問題が解決しないのです。
ですから、いつまでたっても嫌なことに変わりない。
考えないというのは、一時的に楽になるだけの、お酒のようなものなのです。
しかし、考えれば嫌な気持ちになる。
つまり、マイナスの感情が湧いてきます。
そこで、その感情を意図的に無視してしまうのです。
感情と思考を切り離すといってもいいでしょう。
そうすれば、感情に振り回されることもなくなるので、エネルギーをいたずらに浪費することも、思考が乱されることもなくなるのです。
感情は無視してもいいのか?
感情は無視していいのか?という疑問を持たれた方もいるでしょう。
結論から言えば、マイナスの感情は無視してOKなのです。
たとえば、不安の感情。
これが、私たちの人生にとって役に立つことがあるでしょうか?
不安を感じ、それによって行動を促してくれるならば、役に立っていると言えるでしょう。
ですが、その場合、不安の感情が役に立っているのは一瞬です。
一瞬不安に思ったから、そうならないための行動を起こす。
その行動を起こしているときは、不安の感情ではなく、別の感情が動いているはずです。
それに、そもそも不安の感情で突き動かされても、それは長く続きません。
プラスの感情から生じる行動でもないので、モチベーションも高くありませんし、やりがいも感じません。
たとえば、恐怖の感情。
何かを恐れて役に立つことがあるでしょうか。
目の間に猛獣がいるような場合は、恐怖の感情は大事です。
しかし、目の前の難題や、将来への不安といったものに対して、恐怖を抱いても仕方ありません。
怖かろうが、怖くなかろうが、目の前のことをやらなければならないのです。
そして、その時に恐怖の感情は役に立ちません。
それどころか足を引っ張ってしまいます。
このようにマイナスの感情は私たちの足は引っ張りますが、役に立つことはほとんどありません。
ですから、マイナスの感情は無視してしまってOKなのです。
そうすることで、無駄にエネルギーを消耗してしまうことが防げます。
無意味なエネルギーの消耗を避けることができれば、今までよりも選択肢が増えます。
取りうる行動が増えるわけです。
うだうだと悩んで、エネルギーを消耗してしまうよりも、ずっといい結果が待っているのです。
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