体験には人を成長させる知恵が眠っている。掘り起こすために体験について考えるクセをつけよう!
生きていれば、いろいろなことを体験します。
仕事、プライベート、人間関係、趣味…
体験をすることは大事です。
体験をすることなしに人は成長することができないからです。
しかし、だからと言って、ただ体験をすればいいというわけではありません。
いくら豊富な体験をしたからと言って、そこから何かを学ぶことができなければ、意味がないのです。
たとえば、「今日の仕事は大変だった」という体験をしたとしましょう。
もし、この体験をそのままにしておいたらどうでしょうか?
残るのは、大変な仕事をしたという記憶だけです。
ここからは何も学ぶことができません。
もし、こんなことをずっと繰り返したらどうなるでしょうか?
死を目前にして、人生を総括した時「仕事が大変だった」で終わってしまうでしょう。
こんな人生はなんだか寂しくないですか?
では、どうすればいいのでしょうか?
そのためには、体験について考えることが必要です。
上の例であれば、「仕事が大変だった」で終わらせるのではなく、
「どうして大変だったのか?」
「どうすればもっと楽にできたか?」
などと、もう一歩踏み込んだことを考えるのです。
そうすることによって、次はこうしよう、次はこうならないようにしようなどといった対策をとることができます。
体験から知恵を得ることができるのです。
このような知恵がたまっていけば、今後の人生を有利に生きていく事が可能です。
少なくとも、そういったことを意識していない人たちと比べれば。
ですから、体験を体験で終わらせるのではなく、もう一歩踏み込んで知恵に昇華させましょう。
いきなり考えるのが難しいという人は、まず日々の体験を書き記すことから始めてみるといいでしょう。
毎日「仕事が大変だった」と書いていたら、さすがにその原因や対策を考えるでしょう。
しかし、毎日そう思っていることに気づけなければ、いつまでたっても改善されません。
そして、頭で考えているだけでは、意外とそのことには気づけないものなのです。
そのことに気づく、という意味でも日々の体験を書き留めておくことは大事なことです。
日々の体験をそのままにしておくのは非常にもったいないことです。
そこには自分が成長するための知恵がたくさん眠っているはずなのです。
ですから、体験から知恵を得るために、一歩踏み込んで考えていきましょう。
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