客先常駐SEに将来はない。限界になる前に辞めた方がいいよ。
「常駐SEを辞めたい」
あなたもこのように思っているのではないでしょうか。
私もかつて常駐SEをやっていて、現在は足を洗いました。
その経験からも、常駐SEだけは絶対にやめるべきということを断言します。
常駐SEに将来はありません。
私が常駐SEを辞めたいと思っていた一番の理由は、意味を感じなかったからです。
では、なぜ意味を感じないのか?
それを考えるために、そもそも労働とは何なのか?について考えてみましょう。
目次
労働とは何か?
労働というのは、何でしょうか?
何でしょうかという聞き方は漠然としすぎていますね。
では、聞き方を変えましょう。
労働とは、何のために行っているのでしょうか?
やりがい?
義務?
世間体?
どれも、間違いではないでしょう。
しかし、何よりも大切なはお金ではないでしょうか?
今暮らしていくため、将来自分の望む人生を送るため。
そのためにお金を稼ぐ。
それが労働の本質ではないでしょうか。
お金の心配がなければ労働などしない、というのがほとんどの人の本音ではないでしょうか?
常駐SEは労働の条件を満たしていない
さて、話を戻しましょう。
なぜ、私が仕事を辞めたいのか。
それは、今の仕事が労働の要件を満たしていないからです。
たしかに、当座の生活費を賄うという意味では、今の仕事は労働の要件を満たしています。
ですが、二つ目の要件である、将来のためというのは満たせていません。
それは、なぜか?
それを説明するためには、かつての私の労働形態である、常駐SEというものについて、少しお話しする必要があります。
常駐SEとは?
私は、いわゆる常駐SEというものをしています。
常駐というのは、自社のオフィスでなく、派遣先の作業所で仕事をすることです。
派遣先の社員の指示のもと、業務を行います。
SEとはシステムエンジニアのことです。
システムに関する仕事をする人と考えてもらえればいいです。
つまり、常駐SEとは、派遣でシステムの仕事をする人間なのです。
常駐SEの問題点-スキルが全く身につかない
では、この常駐SEの一体何が問題なのでしょうか?
端的に言えば、スキルが身につかないことです。
スキルが身につかないというのは、将来食っていける保証がないという事です。
なぜ、スキルが身につかないのか?
それは、派遣という業態に問題があります。
派遣というのは、あくまで業務の一部を担うものです。
常駐先の正社員から言われたことを言われたようにただこなす。
そこには創意工夫の余地はなく、ただルールに従うだけです。
また、業務の全体像を把握することもできません。
自分の仕事の内容を説明することもできません。
これではスキルなど身につくはずもありません。
常駐SEは早く早く辞めた方が良い
「それでも、お金がもらえるだけいいじゃないか」
そういう意見もあると思います。
しかし、考えてもみてください。
このような働き方をいつまでも続けていけると本気で思いますか?
言われたことをただこなすだけの人材。
それでも正社員であれば、雇用は保証されるでしょう。
しかし、私たちは派遣。
所詮、派遣なのです。
現場の都合でいくらでも首は切られます。
というより、真っ先に切られるのは派遣です。
なぜなら、派遣とは労働力を都合よく調整するための仕組みだからです。
仕事がなくて人が余ってしまった場合、正社員は簡単に切れません。
しかし、派遣社員であれば、簡単に切ることが可能です。
契約を打ちければいいだけですから。
契約を切られた派遣社員は、次の現場でまた一からすべてを覚えなおさないといけません。
システムの仕様。
常駐先の文化。
仕事の進め方。
やっと仕事が覚えたと思ったら、また覚えなおす。
今いる場所で必死に頑張っても、それは必ず無駄になる。
どうして、そのような状態で仕事にやる気を持てるのでしょうか。
まるで賽の河原で石を積み続けるようなものです。
それでも、行く先があるだけまだいいでしょう。
しかし、それも若いうちだけ。
歳をとってしまえば、そう簡単には行きません。
単価も高くなりますし、何より年齢が高い人間は扱いにくい。
一般的に、物覚えが悪いと思われてしまいます。
頑固で扱いにくいと思われます。
それに、派遣先の正社員よりも年齢が高くなってしまうと問題です。
自分よりも年上の人間を自分の下に置きたいと思うでしょうか。
このように、歳をとればとるほど、働き口がなくなっていくのです。
考えてみてください。
今いる現場を切られ、新しい現場にいく事になる。
そこで、自分よりも一回りも二回りも若い人の下について仕事をする。
裏では、「使えない」とか「ものおぼえがわるい」などと陰口をたたかれるのです。
本当にそんな人生でいいのでしょうか。
つまり、この仕事をこのまま続けていても、先がないのです。
常駐SEを続ければ続けるだけ、将来の選択肢は狭められていくのです。
こんな仕事が他に存在するでしょうか。
めんどくさいとか、面白くないというのも当然ありますが、仕事を辞めたい理由の一番は、「この先がないから」なのです。
だから、今の仕事に意味を感じられない。
だから、辞めたいという感想しか出てこないのです。
正確には、無意識が「辞めろ」と必死に訴えているのかもしれません。
いずれにせよ、この仕事はいつかは辞めなければいけないのです。
所詮は人売りとピンハネで利益を出しているような業界。
このまま居続けてしまえば、何も身につかず、何のスキルもない人材になってしまいます。
歳を取って身動きができなくなる前に、脱出する算段を立てなければなりません。
動き出しは、早いにこしたことはありません。
では、この場から脱出して、どこに向かうのか?
将来どうなりたいのか?
どうすればこの時代を生き抜くことができるのか?
まだまだ考えるべきことは多いですが、まずは動き出すことが大事なのかもしれません。
あなたも身動きが取れなくなる前に行動することをおすすめします。
参考
客先常駐からの転職を考える:http://jyochu-tensyoku.net/
常駐SEを辞めた人が成功する秘密:http://seyametai.blog.jp/
管理人の転職体験記
20代SE、2016年7月の活動体験記です。
有効求人倍率3倍という、超売り手市場ということもあり、「2次請け常駐SE→元請け受託開発SE」に転身することができました。
また、仕事内容も「金融系レガシーシステム保守→web系開発」と将来性のあるものになり、給料も80万円ほどアップしました。
常駐SEの時の問題であった、
・スキルが身につかない
・職場を転々とする
と言った問題点も解消され、だいぶ先のある仕事ができるようになりました。
常駐SEを続けることは、ゆっくり死んでいく事と同じです。
長く続ければ続けるだけ、自分の可能性を潰していくのです。
今があなたのキャリアの中で一番若い時です。
若さは、転職のおいて何物にも勝る武器になります。
今、常駐SEという働き方に疑問や不安を持っているのなら。
ぜひ、動き出してみることをおすすめします。
あなたが輝かしいキャリアを得るために。
そのご参考になれば幸いです。
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仕事が辛くて辞めたいなら転職すればいいと思う
当時利用した転職エージェントです。
個人的には、レバレジーズが案件の質、対応など含め、一番でした。
ただ、担当者によって当たりはずれがあるので、リスク回避の意味を込めて、複数エージェントに登録することを強くお勧めします!
また、あまりたくさんのエージェントに登録しても、会っている時間が無いので、多くても3つまでにするといいです!
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